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飼いやすい鳥のおすすめ7選!初心者でもわかるなつきやすい種類の選び方

飼いやすい鳥のおすすめ7選!初心者でもわかるなつきやすい種類の選び方

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「おはよう」「おかえり」といった人間の言葉をまねしたり、手や肩に乗ったりなど、コミュニケーションもできる鳥はペットとして非常に人気があります。しかし、正しい知識がないまま家に鳥を迎えてしまうと、後悔することになりかねません。

一般的に鳥類の寿命は長く、セキセイインコの場合で10~15年程度です。80年以上生きたオウム類の例もあります。鳥は人なつっこい性格の個体がいる一方で、とても繊細で臆病な性格の個体もいます。また、まだ毛が生えそろっていない鳥のヒナは育てるのが難しく、猫や犬と似た感覚で飼い始めてしまうと、丈夫に育ててあげられないおそれがあります

そのため、はじめて鳥を飼う場合は、体が丈夫で人になつきやすい種類の若鳥や幼鳥がおすすめです。はじめは不安に感じるかもしれませんが、特徴や育て方を知り、愛情をもって育ててあげてください。この記事では、初心者でも飼いやすい鳥の特徴や、なつきやすい種類の選び方を紹介します。

飼いやすい鳥のおすすめ7選

飼いやすい鳥のおすすめ
ペットとして鳥を飼いたいときは、「どんな鳥を迎えたいのか」「なぜ鳥を飼いたいと思ったのか」を改めて考えてみましょう。鳥の種類によっては寿命が10年以上と長いので、家族間で話し合っておくことも大切です

コミュニケーションが目的であれば、人なつっこい性格の種類や、人間の言葉を覚えてくれる種類がおすすめ。また、同じインコでもオスのほうがおしゃべりという特徴もあります。

アパートや一戸建てなど、家の環境によって飼育のしやすさが異なるケースもあります。鳥にも飼い主にもストレスにならないように、鳴き声の大きさなどの特徴もチェックして我が家に迎えられる種類を選びましょう。

ここからは、初心者でも飼いやすいといわれている鳥の種類を紹介します。

種類その1.セキセイインコ


セキセイインコはペットの鳥として人気が高く、飼いやすいため初心者にはとくにおすすめです。オウム目インコ科で、原産地はオーストラリア。とても丈夫な鳥で、上手に飼うと20年近く生きる個体もいます。

  • 全長:18~23cm
  • 体重:26~29g
  • 平均寿命:7~10年
  • 最高寿命:20年

また、セキセイインコはなつきやすい点も魅力です。人だけではなく動物にもなつく傾向があるので、犬や猫など他のペットを飼っている場合にも検討しやすいでしょう。

さらに、おしゃべりな鳥としても人気が高く、飼い主の言葉を覚えて声まねができます。おしゃべりが上手いのは、仲間とコミュニケーションを取るためや、オスからメスへの求愛行動のため。メスよりもオスのほうが声まねをする個体が多いようです。

声まねを積極的にさせたい場合はオスが向いていますが、発情期にはきつい性格になったり、縄張り意識が強く大きな声を出したりする一面もあります。大きな声で怒っているときは、セキセイインコの様子を観察して問題を解消してあげましょう。

セキセイインコのメスは内向的な性格で、ひとり遊びやお留守番が得意です。マンションなど鳴き声が心配な場合や、家を留守にすることが多い場合は、オスよりもメスを選ぶとよいかもしれません。

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種類その2.コザクラインコ


コザクラインコは、セキセイインコと同じようにとても丈夫で飼いやすい鳥です。アフリカ原産で「ラブバード」という別名があります。ペアになると、とても仲がよくなることからラブバードと呼ばれています。

  • 全長:16~17cm
  • 平均寿命:10~15年

コザクラインコは、セキセイインコのようにおしゃべりはできません。しかし、賢い性格で人にもよくなつきます。1匹を飼うと、飼い主を自分のパートナー(ペア)と認識してさらにべったりとなつくことも。

とてもなついてくれる一方で、気が強い個体も多く、複数飼育にはあまり適していません。また、噛む力も強いので、小さなお子様がいる場合にはとくに注意しましょう。

飼い主をパートナーと認識して育つと、嫉妬心が大きくなり問題行動を起こしてしまうデメリットもあります。今はひとり暮らしでも、将来的に家族を持って一緒に暮らしたい場合は、単体よりもペアやつがいで飼うのがおすすめです。

また、コザクラインコの鳴き声は大きく響くため、アパート住まいの飼育には不向きです。

種類その3.文鳥


文鳥は、手のひらに乗るほどの大きさで、「手乗り文鳥(ぶんちょう)」が可愛らしいと人気の種類。スズメ目カエデチョウ科、ジャワ島やバリ島などのインドネシア原産の鳥です。文鳥は尖ったくちばしをしていますが、噛む力が弱くて声も小さいため、アパートやマンションでも安心して飼えるでしょう。

  • 全長:14~17cm
  • 平均寿命:7~8年

文鳥は、好奇心が旺盛で人になつきやすいことが特徴です。飼い主を認識してくれる賢い鳥なので、ケージから出したり、名前を呼ぶと飛んできてくれたりする個体もいます。

一方で、文鳥にはとても寂しがり屋な面もあります。コミュニケーションをおろそかにすると人を怖がってしまうので、毎日の触れ合いの時間を確保して愛情をこめてあげることが大切。
文鳥は複数飼育にも向いているので、家を空ける時間が長い場合は2匹以上飼うことも検討しましょう。

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種類その4.ジュウシマツ


ジュウシマツは、スズメ目カエデチョウ科に属する鳥ですが、野生種ではありません。漢字では十姉妹と書きます。野生の暮らしを知らないジュウシマツは、かごの中でも落ち着いてすごしてくれるので、初心者でも飼いやすいでしょう。

  • 全長:10cm
  • 平均寿命:5年(3~8年)

ジュウシマツの性格は、とても温厚で優しいのが特徴。攻撃性が少なく、鳥同士のケンカが起こりにくいため、複数匹を飼いたい場合にも向いています。

群れで過ごすことを好む一方で、怖がりな一面もあります。人に対して臆病で、外部の刺激に敏感なため、すでに大人に成長したジュウシマツは手乗りが難しいでしょう。

手乗りさせたい場合には、ヒナから育てる必要があります。留守が多い場合はペアで飼うのがおすすめですが、同性のペアやつがいで育てると、飼い主になつきにくくなるデメリットがあります。

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種類その5.キンカチョウ


キンカチョウは、スズメ目カエデチョウ科の鳥で、ジュウシマツよりも少し小型の部類です。ペットとしての人気が高く、さまざまな羽色の種類が存在します。

  • 全長:10cm
  • 平均寿命:5年

キンカチョウは、とても温和な性格です。しかし、臆病な一面もあるので、手乗りをさせたい場合にはヒナから毎日時間をかけてお世話をする必要があります。ヒナは温度管理などの難易度が高いため、十分に時間をかけてあげられない場合には不向きでしょう。

また、キンカチョウは「ミャアミャア」と猫に似た鳴き方をします。騒音ほどではありませんが、小鳥にしては大きな鳴き声を出すので、アパート暮らしの場合には注意してください

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種類その6.オカメインコ


オカメインコは、全長30cm以上になる中型インコに分類される鳥です。オウム目オウム科に属しており、オーストラリアの乾燥地帯が生息地。平均寿命が15〜20年と長く、30年生きた個体もいるそうです。

ペットショップのほか、ブリーダーからも購入できますが、海外から輸入していることがあり、生産地や病気にかかっていないかが不明瞭な可能性もあるため注意しましょう。

とくに、はじめて飼う場合は、個体の情報や健康状態が確認できるペットショップでの購入が安心です。

  • 全長:32cm
  • 体重:80~100g
  • 平均寿命:15~20年
  • 最高寿命:30年

オカメインコは人間の言葉を覚えないと言われていますが、オスはメスよりもおしゃべりな個体が多いです。言葉を覚えさせたい場合にはオスがおすすめ。

また、飼い主とのコミュニケーションが大好きで、なつきやすいこともオカメインコの特徴です。

穏やかな性格である一方で、臆病な性格の個体も多く、騒音や災害が起こるとパニック状態になってしまうことがあります。

オカメインコがパニック状態におちいることは「オカメパニック」とも呼ばれています。オカメパニックを起こすと骨折などの大けがにつながる危険性があるので、そのまま放置せずに優しく声をかけてあげることが大切。普段から適度な物音がある環境で育てることも、オカメパニックを防ぐのに有効です。

さらに、オカメインコの身体から出る脂粉は、人間が日常的に吸ってしまうとアレルギー反応が出るおそれがあります。脂粉は、ケージや家の中にちらばるので、毎日の掃除を習慣にしてアレルギーを防ぎましょう。

種類その7.カナリア


カナリアは、その美しい見た目から鑑賞用として長い歴史があります。スズメ目アトリ科カナリア属である野生種から改良され、多くの種類が生まれました。

  • 全長:12~21cm
  • 体重:12~30g
  • 平均寿命:10年
  • 最高寿命:24年

見た目だけではなく、美しい鳴き声も魅力のカナリアですが、美しく鳴くのはオスで、メスはほとんど鳴きません。

また、カナリアはさえずりや見た目を楽しむのが基本で、触れ合ったりおしゃべりしたりなどのコミュニケーションはできないので注意しましょう。手乗りをさせるには、ヒナから育てる必要がありますが、ヒナの流通量は少なく高額となります。

美しい鳴き声とはいえ、繁殖期のオスは非常に大きな声で鳴くので、マンションや集合住宅では近所への配慮が必要です。一般的にメスのほうが鳴き声は小さいものの、オスのように大声で鳴く個体もいます。

飼いやすい鳥を初心者が選ぶ際の3つのポイント

飼いやすい鳥を初心者が選ぶ際のポイント
さみしがり屋や繊細な面がある鳥ですが、なついてくれる可愛らしさや美しいさえずりなどの魅力が多い人気のペットです。初心者でも飼いやすい鳥を選ぶポイントをしっかりとチェックしたうえで、我が家に迎え入れてみましょう。

ポイント1.飼育環境の確認

鳥を飼いたいときにまず確認するべきなのが飼育環境です。鳥は種類によって鳴き声の大きさや必要なスペースが異なります。十分な飼育スペースはあるか、騒音問題にならないかなどを確認しましょう。

また、飼い主のライフスタイルの変化も考慮することが重要です。鳥を飼い始めたときはひとり暮らしでも、将来的に家族を持つと、鳥がさみしくなってしまう可能性があります。

さらに、鳥は長寿な個体が多いため、家族の同意をしっかりと得ておくことも欠かせません。生活に無理が生じない範囲で鳥を飼う環境を整えていきましょう。

ポイント2.健康体であることを確認

飼育したい鳥の種類が決まったら、元気な鳥を選ぶことが大切。鳥は環境の変化に敏感な子も多くいます。「小鳥を迎えたらすぐに元気がなくなってしまった」という事態は防ぎたいですよね。画像だけではなく、ペットショップで直接確認しながら、元気な鳥を選んでいきましょう。

健康体の鳥を選ぶポイント

  • 年齢はいくつか(年をとりすぎていないか)
  • やせ細っていないか(体重や重みはあるか)
  • 元気はあるか(咳やくしゃみをしていないか)
  • 鼻や肛門の周りが汚れていないか
  • 日中も羽を膨らませて眠っていないか
  • 目やにや涙が出ていないか
  • ケガや羽を落としている部分はいないか

痩せている場合や肛門の周りが汚れている場合は、病気にかかっているおそれがあります。目に輝きはあるかなど、全体をよく観察してあげましょう。

はじめての場合は見分けが難しいものですが、店員さんに話を聞いたり、何回か店に通ったりして、我が家に迎え入れる鳥を選んでみてください。お店に通っているうちに、なついてくれる個体に出会えるかもしませんよ。

ポイント3.なついてくれる個体を確認

鳥は、犬や猫と比べるとなつくまでに時間がかかります。ヒナから育てることで、飼い主を親だと思い込んでなついてくれることはありますが、ヒナからの飼育は簡単ではありません。

なついてくれるかどうか心配な場合は、すでに人になついている鳥や、手乗りになっている鳥を選びましょう。手乗りになっている鳥は、ペットショップやブリーダーの元で人に慣れているので、なついてくれる可能性が高いです。

ペットショップで探す際には、鳥の健康状態を確認するのとあわせて、自分になついてくれるか、手乗りをしてくれるかをチェックしてみてください。

飼いやすい鳥を迎えたらたっぷりと愛情をかけて育てよう

飼いやすい鳥を迎えたらたっぷりと愛情をかけて育てよう
人間の言葉をまねしたり、手や肩に乗ったり、美しいさえずりを楽しんだり、ペットとしての鳥の魅力はさまざま。種類ごとの特徴や注意点を把握し、我が家に合った鳥を迎えることが大切です。

一般的に鳥類の寿命は長いので、十年先までのライフスタイルの変化を想定し、家族ともしっかりと話し合っておきましょう。鳴き声で近所迷惑にならないよう、事前に声の大きさを確認することも重要です。

鳥を飼うことが決まったら、ペットショップで元気な鳥を直接探すことがおすすめ。すでに手乗りをする鳥や、なついてくれる鳥と出会えれば、とてもスムーズに飼育できます。

ただし、なついてくれる鳥は、飼い主がいないときにさみしく感じてしまう場合があります。我が家に鳥を迎えたら、愛情をたっぷりかけて育ててあげましょう。

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