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12月に植える野菜9選|プランター栽培の方法と栄養価を初心者向けに解説

12月に植える野菜9選|プランター栽培の方法と栄養価を初心者向けに解説

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畑や花壇が寂しくなる12月。花や野菜の育成で思い浮かべるのは春から秋にかけての季節ですが、実は冬から育てられる野菜もあります。今回は12月に植える9種類の野菜をご紹介します。

12月に植えられるのは、大きく分けて葉菜類、豆類、根菜類の3タイプです。冬の間に収穫を楽しみたい方は、葉菜類の栽培がおすすめです。冬の間に育成して春の訪れを楽しみたい方には、豆類・根菜類が適しています。収穫までの期間や簡単なプランター栽培の方法も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

12月に植える野菜|葉菜類3選

12月に植える野菜|葉菜類3選
12月に植える葉菜類として、ベビーリーフ、ほうれん草、コマツナ、菜花をご紹介します。栄養満点な野菜が多いため、ぜひお家で栽培して日々の食事に取り入れてみてください。

12月に野菜を栽培するなら、手軽に育てられるプランター栽培がおすすめです。冬の野菜は優れた耐寒性を持つものの、野菜の種類によっては生育環境を整えたり、冬を乗り越えたりするための対策が必要です。

プランターの場合、野菜に適した環境へと移動させることができるため、気候の影響を抑えられます。

ベビーリーフ

ベビーリーフ

分類 ※さまざまな品種の若葉が利用される
・アブラナ科(ルッコラ・コマツナ)
・キク科(レタス)
・ヒユ科(ホウレンソウ)
種まき時期 ・屋外:3〜7月上旬 / 9〜12月上旬
・屋内:12〜翌2月 / 7〜9月上旬
収穫時期 ・屋外:4〜8月上旬 / 10〜12月
・屋内:1〜3月 / 7月下旬〜9月
旬の時期 通年
(季節ごとに使用する若葉の品種を変えることが多い)
おすすめの食べ方 サラダ
日持ち・保存方法 日持ちしないため、早めに食べる
キッチンペーパーを敷いたタッパーに入れ、上から湿らせたキッチンペーパーを被せてフタをして野菜室に保存
栄養素 カルシウム、カリウム、鉄分、ビタミンB1、ビタミンC、βカロテン、食物繊維など

ベビーリーフは特定の品種ではなく、葉野菜を若葉のうちに収穫したものの総称です。市販の種には、レタス、ルッコラ、ほうれん草、コマツナなど多種類の野菜がミックスされています。

ベビーリーフは種まきから収穫するまでが約20~30日間と、短い期間で育てられる点が特徴。室内であれば1年を通して栽培可能です。収穫時期に枝分かれした部分を残せば、繰り返し収穫できます。日当たりと風通しの良い場所を確保すれば、プランターでも栽培できますが、生育適温は15~20℃のため、真夏と真冬の種まきは避けましょう。

病気に比較的強く、冬は虫の発生も少ないため、家庭菜園初心者の方や冬野菜の栽培経験がない方にもおすすめ。有機培養土を使用すれば肥料は必要ありませんが、繰り返し収穫する場合は様子を見て追肥しましょう。

ベビーリーフは塩コショウとオリーブオイル、ビネガーやレモン汁などのシンプルなドレッシングで和えたサラダがおすすめ。卵、ハム、チーズなど、主張の強い食材と合わせても、ベビーリーフの奥深い味わいでバランス良く仕上がります。

ほうれん草

ほうれん草

分類 ヒユ科ホウレンソウ属
種まき時期
(一般地)
9月中旬~3月下旬
※品種によって異なる
収穫時期
(一般地)
10月下旬~5月中旬
※種まきから30~50日で収穫(品種や栽培時期によって異なる)
旬の時期 12月
おすすめの食べ方 おひたし、グラタン、パスタ、味噌汁
日持ち・保存方法 1週間
キッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、根元を下にして立てて冷蔵庫で保存
栄養素 カリウム、鉄分、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、葉酸、食物繊維など

中央アジアが原産のほうれん草は、栄養価が高い野菜です。とくにカリウムや鉄分が多く、鉄分の吸収に必要なビタミンCも豊富です。カロテン、ビタミンB1、ビタミンB2のほか、葉酸や食物繊維も含まれています。

ほとんどの野菜が1年を通して手に入る現代ですが、野菜の栄養価が高いのは旬を迎える時期です。12月に旬を迎えるほうれん草は、栄養価が低い9月と比べて、ビタミンCの含有量に約4倍の差があります。

野菜のなかでも、ほうれん草は旬の時期とそうでない時期で栄養価の差が大きく、栄養を目的にほうれん草を食べるなら、旬を迎える冬の時期がおすすめです。

また、ほうれん草は耐寒性に優れており、0℃を下回る気温にも耐えられます。霜によって甘みが増すことも、ほうれん草ならではの特質です。12月に種まきをする場合は、ビニールトンネルを使って温度を保ち、成長を促しましょう。

本葉がついたら、間引きをして株を大きく育てます。乾燥を嫌うため晴れている日はたっぷりと水をあげて管理するのがポイントです。種まきから1〜2カ月で収穫できます。春まきの品種も含め、収穫時期の異なる品種を組み合わせれば1年を通して収穫を楽しめます。

ほうれん草はおひたしにしたり、グラタンやパスタに加えたりと、幅広く使える点も魅力。結石の原因といわれるシュウ酸は、茹でて水に溶かすことで含有量を減らせます。寒い時期には旬のほうれん草を使ったグラタン料理もおすすめです。

 

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コマツナ

コマツナ

分類 アブラナ科アブラナ属
種まき時期
(一般地)
8月下旬〜6月中旬
※品種によって異なる
収穫時期
(一般地)
10~7月中旬
※種まきから1~2カ月で収穫
旬の時期 12〜翌2月
おすすめの食べ方 おひたし、炒め物、和物、鍋料理
日持ち・保存方法 4〜5日
濡らしたキッチンペーパーで包みポリ袋に入れて保存
栄養素 ビタミンC、ビタミンK、葉酸、βカロテン、鉄、カルシウム、カリウムなど

コマツナも栄養豊富で、ほうれん草と並ぶ冬の定番野菜です。ビタミン類とミネラルの含有量がとくに多く、なかでもビタミンKはカルシウムを定着させるために重要な役割を果たします。加えて、胎児に不足しがちな葉酸の含有量も豊富です。

コマツナは霜にあたることで甘みが増す野菜で、気温が低い時期の栽培が適しています。種まきから収穫までの期間は約80〜100日。耐寒性に優れた丸葉系の品種を選び、ビニールトンネルを作って防寒対策をおこないましょう。

発芽して本葉が出たら間引きをして、水をたっぷりとあげながら管理します。様子を見ながら、必要に応じて肥料を与えるのがコツです。草丈25〜30cmになったら収穫のタイミングですが、小さい状態でも食べられるため、好きなときに収穫してかまいません。

コマツナは、おひたし・炒め物・和物・鍋料理など料理の幅も広い葉野菜です。あくが少なく食べやすいため、軽く茹でて調味料で和えるだけでおいしく味わえます。

12月に植える野菜|豆類2選

12月に植える野菜|豆類2選
12月に植える豆類としておすすめなのはソラマメとサヤエンドウの2種類。豆類があると料理の幅も広がります。

もちろん、豆類ならではの栄養も摂取でき、健康のために日々の食事に気を使う方にもおすすめです。2種類ともプランター栽培で育てられるため、ぜひ挑戦してみてください。

ソラマメ

ソラマメ

分類 マメ科ソラマメ属
種まき時期
(一般地)
・春まき:1月中旬〜2月上旬
・秋まき:10月
苗の植え付け時期
(一般地)
・春まき:2月中旬〜2月下旬
・秋まき:11~12月
収穫時期
(一般地)
・春まき:5月下旬〜6月中旬
・秋まき:5月中旬〜6月中旬
旬の時期 4〜6月
おすすめの食べ方 塩茹で、炒め物、揚げ物、コロッケ、炊き込みご飯
日持ち・保存方法 1週間
濡らしたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室で保存
サヤから出したらすぐに茹でる
固めに茹でて冷蔵または冷蔵保存
栄養素 たんぱく質、炭水化物、ビタミンB1、ビタミンB2、カリウム、鉄、亜鉛、銅など

春の訪れを感じさせるソラマメ。ビタミンBやビタミンCなどのビタミン類、カルシウム、鉄分などの無機質、食物繊維などの栄養素を豊富に含むのが特徴です。また、炭水化物やタンパク質も多く含まれています。

現在は「一寸そらまめ」という品種が代表的で、ひとつのサヤに2〜3粒の豆が入っています。開花~収穫までの期間は35~40日。11~12月上旬に植えれば5〜6月に収穫できます。耐寒性のある野菜ですが、ビニールトンネルや寒冷紗(かんれいしゃ)で覆って枯れないように工夫しましょう。

ソラマメの食物繊維は皮に多く含まれます。煮ることで皮も柔らかくなるため、食物繊維を摂取したい方は煮込み料理にそのまま使うのがおすすめ。

また、日本では塩茹でする調理方法が一般的ですが、オーブンやグリルを使ってサヤのまま焼くと蒸されて、豆がふっくらと仕上がります。炒め物・揚げ物などに使うのはもちろん、ソラマメのコロッケや炊き込みご飯にしてもおいしく味わえます。

 

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サヤエンドウ

サヤエンドウ

分類 マメ科エンドウ属
種まき時期
(一般地)
・春まき:3〜5月
・夏まき:7月中旬~9月初旬
・秋まき:9月中旬〜11月中旬
苗の植え付け時期
(一般地)
・春まき:4月上旬〜5月下旬
・夏まき:7月下旬~9月中旬
・秋まき:10〜12月
収穫時期
(一般地)
・春まき:5月中旬〜7月初旬
・夏まき:10~12月
・秋まき:4月中旬~6月中旬
旬の時期 3〜6月
おすすめの食べ方 スープ、炒め物
日持ち・保存方法 日持ちしないため、早めに食べる
ビニール袋に入れて野菜室に保存
新鮮なうちに茹でて冷蔵庫に入れるのがおすすめ
栄養素 カロテン、ビタミンB1、ビタミンC、食物繊維、たんぱく質など

豆だけではなくサヤの部分も楽しめるサヤエンドウ。春〜初夏にかけて多く出回る「絹サヤエンドウ」や、特有の甘みと食感が楽しめる「スナップエンドウ」が代表的です。

通年入手できますが、4〜6月がとくにおいしく、栄養価も高い時期です。サヤエンドウに多く含まれるのはカロテン・ビタミンC・ビタミンB・食物繊維。ビタミンCはトマトの4倍多いです。

秋植えのサヤエンドウは11~12月上旬に植えて、4〜6月に収穫します。寒さで苗が傷まないように、ビニールトンネルや寒冷紗で保温しましょう。できるだけ日当たりの良い場所に置くことも、上手に育てるコツです。プランターごと移動して、日当たりの良い場所を確保しましょう。

サヤエンドウはサヤのまま使うため存在感が強く、スープや炒め物と相性ぴったり。シンプルな具材で作るさっぱりとしたコンソメスープも、サヤエンドウを入れるだけで栄養たっぷりのスープに仕上がりますよ。

 

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12月に植える野菜|根菜類4選

12月に植える野菜|根菜類4選
料理に欠かせないにんじんや玉ねぎなどの根菜類も、12月に植えることができる野菜です。根菜類は土の中で育つため、深めのプランターを選んだり、ミニサイズの品種を選んだりして、適度な生育スペースを確保することがポイントです。

また、根菜類には、生活習慣病の予防・改善効果が期待できる成分が含まれるといわれています。根の部分だけではなく、葉も調理次第で食べられる点が根菜類の魅力。春先の収穫に向けて、12月中に根菜類を植えてみましょう。

ダイコン

ダイコン

分類 アブラナ科ダイコン属
種まき時期
(一般地)
・春まき:3~4月
・夏まき:6~7月
・秋まき:8月下旬~10月上旬
・冬まき:12月下旬~2月中旬
収穫時期
(一般地)
・春まき:6〜7月上旬
・夏まき:8~9月
・秋まき:11~3月
・冬まき:4月上旬~5月下旬
※種まきから約20~100日で収穫(品種や栽培時期によって異なる)
旬の時期 ・春大根:4~6月
・夏大根:7~9月
・秋冬大根:10~翌3月
おすすめの食べ方 煮物、漬物、味噌汁、サラダ
日持ち・保存方法 10〜14日間
葉から水分が蒸発するため、根と葉を切り離す
根:新聞紙やラップに包み、野菜室に立てて保存
葉:下茹でして冷凍または冷蔵保存
栄養素 ビタミンB6、ビタミンC、カルシウム、マグネシウム、葉酸、食物繊維、カリウムなど

品種が多く、1年を通してさまざまな品種が旬を迎えます。12月にダイコンを育てる場合は、寒さに強い品種を選びましょう。寒さに強い品種であれば12月中の種まきで、2〜4~5月に収穫できます。耐寒性があり、寒さにさらされることで甘みが増します。

ダイコンにはビタミンC・カルシウム・葉酸といった栄養素のほか、デンプン分解酵素であるジアスターゼが豊富に含まれています。ジアスターゼは消化を助ける酵素です。

また、発がんリスクを下げたり、抗酸化作用による免疫力向上の効果が期待できるイソチオシアナートが含まれている点も特徴。ダイコンの辛味成分であるイソチオシアナートを積極的に接取することで、がんの予防になると考えられています。

ダイコンの下部を強くおろすと、辛味の強い大根おろしを作れます。対して上部を使って円を描くようにおろすと、辛さ控えめの大根おろしに仕上がります。上部はサラダや大根おろしに、中心部は柔らかさと甘みを活かして煮物に、下部は味噌汁や漬物にするなど、部位によって使い分けると、さらにおいしく食べられます。

カブ

カブ

分類 アブラナ科アブラナ属
種まき時期
(一般地)
春まき:3月下旬~5月中旬
秋まき:8月中旬~12月下旬
冬まき:1月下旬~3月中旬
収穫時期
(一般地)
春まき:5月中旬~6月中旬
秋まき:9月下旬~3月上旬
冬まき:3月下旬~5月上旬
※春秋まきは種まきから50日前後、冬まきは100日前後で収穫
旬の時期 10〜12月
おすすめの食べ方 漬物、煮物、スープ
日持ち・保存方法 7〜10日
葉から水分が失われるため、葉を切り落として保存するのがおすすめ
葉:湿らせたキッチンペーパーに包み、ポリ袋に入れて野菜室で保存
根:ポリ袋に入れて野菜室で保存
栄養素 ビタミンC、βカロテン、葉酸、カリウム、カルシウム、食物繊維など

カブはメインの根だけではなく、葉も余すことなく食べられます。根にはカリウム・ビタミンCが、葉にはβカロテンやカルシウムが多く含まれています。葉は「すずな」とも呼ばれており、正月の七草粥には欠かせない存在です。

また、食物繊維とアミラーゼが含まれていることもポイント。アミラーゼは消化や吸収を助ける酵素で、胸焼けや食べ過ぎの症状を改善したりする効果が期待できます。アミラーゼを摂取する場合は生で食べましょう。加えて、がん予防と抗酸化作用が期待できるイソチオシアネートも含まれています。

1〜3月に収穫できるカブですが、サイズが小さい品種であれば、植えてから40〜50日程度で収穫可能。短期間で育てられる野菜を探している方にもおすすめです。

カブを上手に育てるには、防寒対策と防虫対策が重要。土から出ないように注意しながら育てます。また、株同士の間隔が狭すぎるときれいに育たないため、3回程度間引きをおこないましょう。

カブは和食を中心に多くの料理に使われています。栄養を壊さずに摂取したい場合は漬物がおすすめ。また、トマトとの相性も良く、和風だしをベースとしたスープにすればカブの旨味を堪能できます。

ニンジン

ニンジン

分類 セリ科ニンジン属
種まき時期
(一般地)
・春まき:2月下旬〜4月上旬
・夏まき:6〜8月中旬
・秋まき:8月下旬~9月
・冬まき:12月~2月中旬
※品種によって異なる
収穫時期
(一般地)
・春まき:6月〜7月
・夏まき:9月下旬〜10月
・秋まき:2月~4月上旬
・冬まき:4月~7月上旬
※種まきから約110~130日で収穫(品種や栽培時期によって異なる)
旬の時期 西洋ニンジン
・春夏ニンジン:4~7月
・秋ニンジン:8~10月
・冬ニンジン:11~3月
・東洋ニンジン:11~2月
おすすめの食べ方 生食、炒め物、煮物、漬物、肉巻き
日持ち・保存方法 1〜3週間
キッチンペーパーに包み、ビニール袋に入れて野菜室に保存
葉は切り落として別々に保存するのがおすすめ
切り落とした葉は日持ちしないため、早めに食べる
栄養素 αカロテン、βカロテン、ビタミンB2、ビタミンC、葉酸、食物繊維など

ニンジンも12月に育てられる野菜ですが、ビニールトンネルで覆って防寒対策をおこなう必要があります。種まきから収穫までの期間は約110〜130日。地表の根が、ある程度成長していれば収穫できます。

プランター栽培の場合は、根が短い「ミニニンジン」や「三寸ニンジン」がおすすめ。発芽するには光が必要なため、やや薄めに土を被せるのがポイントです。

ニンジンにはαカロテンやβカロテンが豊富に含まれています。カロテンには体内の活性酵素を減らす抗酸化作用があり、なかでもβカロテンは体内で必要量だけビタミンAに変換される点が特徴です。

カロテンを効果的に摂取するなら、油類と一緒に調理しましょう。カロテンは脂溶性で、油類と食べると吸収しやすくなるほか、ニンジンの甘みも増します。また、ニンジンの皮には多くのβカロテンが含まれているため、食感が気にならない場合は皮ごと調理するのがおすすめです。

生のままピクルスにしてもおいしく食べられますが、カロテンの摂取効率を高めたい方は豚肉を使った肉巻きにしてみましょう。新鮮なニンジンの食感と風味を堪能できます。

 

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玉ねぎ

玉ねぎ

分類 ユリ科ネギ属
種まき時期
(一般地)
・早生品種:9月
・中生品種:9月下旬〜10月中旬
・晩生品種:9月下旬〜10月中旬
苗の植え付け時期
(一般地)
・早生品種:11月
・中生品種:11月下旬
・晩生品種:11月下旬〜12月上旬
収穫時期
(一般地)
・早生品種:3〜4月
・中生品種:4〜5月
・晩生品種:5〜6月
旬の時期 3〜6月
おすすめの食べ方 煮物・炒め物・揚げ物・サラダ
日持ち・保存方法 1〜2ヶ月
風通しのよい冷暗所で保存
栄養素 ビタミンB1、ビタミンB2、カルシウム、リン、鉄、ケルセチン、硫化アリルなど

玉ねぎを育てる場合は、苗を用意して11月上旬~12月上旬までに植え付けましょう。早生(わせ)品種は3~4月、中生(なかて)品種は4〜5月、晩生(おくて)品種は5~6月にかけて収穫できます。耐寒性に優れており、寒さによって甘みが強くなる点が特徴です。収穫したての新鮮な玉ねぎを味わうのはもちろん、長期保存も可能なため少しずつ食べられます。

玉ねぎにはケルセチンというポリフェノールの一種が含まれています。色素成分でもあるケルセチンは外皮付近に含まれるため、皮を剥きすぎるのは厳禁。抗酸化作用があり、動脈硬化の予防につながるといわれています。そのほか、ケルセチンは糖尿病・メタボリックシンドロームなど、生活習慣病の改善に有用という研究結果も出ています。

玉ねぎは多くの料理と相性ぴったり。スープとして煮込んで甘味を活かすほか、多少の食感や辛味を残してサラダのアクセントにするのもおすすめです。

 

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12月に植える野菜は防寒と防虫が大事

12月に植える野菜は防寒と防虫が大事
冬の家庭菜園では、防寒・防虫対策が大切。霜や風で甘みが増す野菜もありますが、基本的な防寒対策はしっかりとおこないましょう。

プランター栽培の場合は、ビニールでトンネルを作って野菜を覆う方法がおすすめ。支柱とビニールを用意してプランターサイズのトンネルを作りましょう。防虫対策にも有効なことがトンネル栽培の魅力。植えてからすぐにトンネルを作っておくと、害虫が付きにくくなります。

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また、水やりもできるだけ日中の気温が高い時間帯におこないましょう。気温が低いときに水を与えると、土が凍って根を傷めてしまうおそれがあります。水やりは地表の土が乾燥しきったタイミングがおすすめ。野菜がしおれていなければ、水やりを適切におこなえている証拠です。

根菜類は凍結や温度差で割れてしまう危険性もあります。春先まで収穫できない野菜は防寒対策をしっかりと施し、短期間で収穫できる野菜は天気予報を確認して寒波の前には収穫しておきましょう。

12月に植える野菜を育ててバランスの良い食卓にしよう

12月に植える野菜を育ててバランスの良い食卓にしよう
12月に植えられるのはグリーンリーフやほうれん草などの葉菜類、サヤエンドウやソラマメなどの豆類、ニンジンやタマネギなどの根菜類です。冬に栽培できる野菜は基本的に耐寒性があり、寒さによって甘みが増す野菜もあります。

技術の進歩によって1年を通してほとんどの野菜が入手できる現代ですが、栄養素が最も多く含まれるのは旬の時期。野菜ごとに含まれる栄養素が異なるため、プランターで栽培した野菜を組み合わせて、バランスの良い食事を意識してみましょう。

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