コーナンTips 園芸 ドラセナの育て方|種類選びのポイントと枯れるリスクを減らす方法を解説 ドラセナの育て方|種類選びのポイントと枯れるリスクを減らす方法を解説 園芸 クリップボードにコピーしました ドラセナの育て方|種類選びのポイントと枯れるリスクを減らす方法を解説 この記事をシェアする! クリップボードにコピーしました まっすぐに伸びた茎の先端にエキゾチックな葉をつけるドラセナは、スタイリッシュなインテリアにぴったりの観葉植物です。本記事では、丈夫で育てやすいドラセナの種類選びのポイントや育て方について詳しく解説します。 鉢植えで育てるドラセナは、根腐れや水不足に注意することで、枯れるリスクを減らせます。水やりのコツや肥料の与え方、置き場所の注意点などを知って、美しいドラセナに育てていきましょう。 目次 ドラセナの基本情報特徴種類・ドラセナ・コンシンネ・ドラセナ・サンデリアーナ・ドラセナ・コンパクタ・ドラセナ・マルギナータ(ドラセナ・マジナータ)ドラセナを育てるために必要なものドラセナの育て方日当たり・置き場所・温度植え付け・植え替えの方法水やり・葉水の仕方肥料のやり方剪定の仕方ふやし方(挿し木)ドラセナの育て方と注意ポイント根腐れ根詰まり水不足害虫トラブルドラセナの育て方でよくある質問ドラセナの葉が曲がる・広がる原因は?ペット(犬・猫)に害がある?ドラセナは初心者におすすめの観葉植物 ドラセナの基本情報 まず、ドラセナの基本情報について確認していきましょう。 科名 キジカクシ科 属名 リュウケツジュ属 和名 ニオイセンネンボク 英名 Dracaena 学名 Dracaena fragrans 別名 幸福の木 原産地 熱帯アフリカ 分類 低木 販売時期 通年 耐暑性 強い 耐寒性 弱い 熱帯アフリカが原産地のドラセナは、暖かい気候を好み、寒さに弱い性質があります。日本は四季による気温差があるため、基本的には室内で育てるといいでしょう。 耐陰性が強く、常緑性のドラセナは室内の観葉植物に向いています。ただし、日光不足になると徒長して株が弱りやすくなるため、明るい窓辺などで育てるのがおすすめです。 特徴 観葉植物として人気のあるドラセナは、縦に伸びる細い葉や美しい葉色が特徴。古くなった下葉から枯れて落ちてしまいますが、独特な枝のフォルムを鑑賞できる点も魅力的です。 種類 ドラセナには、緑の葉を持つ品種と赤い葉を持つ品種があります。草丈や横幅のボリュームが異なるため、自分の好みや育てる環境に合う種類を選んでください。 ドラセナの代表的な品種は以下のとおりです。 ・ドラセナ・コンシンネ 細長い葉とすらりと伸びる茎をしており、スタイリッシュな印象を持つドラセナの人気品種。茎がやわらかいため、ワイヤーで曲げて好みのかたちをつくりたい方におすすめです。 ・ドラセナ・サンデリアーナ 別名ミリオンバンブーと呼ばれる、竹に似た斑入りの葉が特徴のサンデリアーナ。竹に似ていることから「開運竹」の別名を持ち、縁起の良い観葉植物として人気が高い品種です。 ・ドラセナ・コンパクタ 複数枚の葉がコンパクトにまとまる姿が特徴のコンパクタ。ボリューム感のある見た目が魅力で、緑を感じたい方におすすめの品種です。 ・ドラセナ・マルギナータ(ドラセナ・マジナータ) 細長い葉が上に向かって伸びる姿が美しいマルギナータ。緑の葉に赤い縁取りのラインが印象的です。茎が細長く伸びるため、スタイリッシュな観葉植物をお探しの方におすすめです。 ドラセナを育てるために必要なもの ドラセナを育てるために必要なものは以下のとおりです。 ドラセナの苗 プランターや鉢 培養土 鉢底石と鉢底ネット 肥料 スコップ ジョウロ 園芸ハサミ マルチング材(バークチップなど) インテリアに人気のドラセナは、基本的にはそのまま飾れる鉢植えで売られています。しかし、鉢が小さかったり、根詰まりを起こしていたりする場合は、新しい鉢に植え替えてください。 初心者の方は「観葉植物用の土」を使用して土作りの失敗を防ぐといいでしょう。バークチップなどのマルチングや鉢カバーでおしゃれにすることもおすすめです。マルチングは土の乾燥を防ぎ、鉢カバーは冬場の寒さ対策にもつながります。 ドラセナの育て方 比較的丈夫なドラセナですが、元気な株に育てるためには、適切な手入れが大切です。ほったらかしにすると株が乱れてしまうため、成長後をイメージしながら育てていきましょう。 ドラセナが好む置き場所からふやし方まで、初心者の方でも上手に育てるためのポイントをご紹介します。 日当たり・置き場所・温度 ドラセナは日当たりと風通しの良い場所を好みますが、直射日光を避けることも大切です。夏は明るい日陰、冬は日当たりの良い窓辺が向いています。移動が難しい場合は、レースカーテンなどで直射日光を防ぐといいでしょう。 暑さに強く寒さに弱いため、冬場は10℃を保てる室内の暖かい場所で冬越しさせます。冬は日当たりの良い場所を好みますが、夜間の窓辺は冷えるため、鉢を移動させるか、窓に断熱シートを貼って防寒対策をおこないましょう。 ドラセナの葉につやがなく、茶色に変色してきたら不調のサインです。寒さに当たり続けていないか、暖房やエアコンの風が直接当たっていないかに注意してみてください。 植え付け・植え替えの方法 ドラセナの植え付け・植え替えは、生育期である5~9月におこないます。真夏は株への負担が大きいため、5〜7月が適期です。植え替えは根詰まりを防ぐために、2年に1回を目安におこないましょう。 ドラセナの植え替え手順は以下のとおりです。 鉢から株を取り出す 古くなった根を取り除く 新しい土を入れた鉢に植える たっぷりと水やりをする 古くなった根を取り除く際には、清潔なピンセットを使うのがおすすめです。ひと回り大きい鉢に植え替えることで、新しい根の生育を促進させましょう。 水やり・葉水の仕方 ドラセナは土が乾いたタイミングで水をたっぷりと与えてください。春から夏の生育期は土が乾きやすく、水切れが起こるおそれがあります。水切れを起こすと、葉の先端が枯れて元の色に戻らなくなるため注意しましょう。 秋になり気温が低くなってきたら、水やりの頻度を徐々に少なくしていきます。土を手で触ってみて、乾いているかを確認してから水を与えるタイミングを見極めてください。 また、ドラセナは空気が乾燥すると葉に勢いがなくなるため、霧吹きなどで葉水をおこなうことも有効です。葉についたほこりを取り除き、葉全体にやさしく霧水を吹きかけましょう。 肥料のやり方 ドラセナの肥料は、春から秋にかけて与えます。植え付けのときに元肥を施したあと、緩効性タイプの「固形肥料」であれば2か月に1回、速効性タイプの「液体肥料」であれば2週間に1回が目安です。 剪定の仕方 上に向かって枝を伸ばしながら育つドラセナは、葉や枝を剪定して整えることが美しく育てるポイントです。枯れた葉や伸びすぎた枝を取り除くと、植物全体のバランスを保つことができます。 ドラセナの剪定は、植え付けと同じ5〜7月が適期。植え替える鉢とのバランスを見ながら、剪定をおこなうといいでしょう。 ドラセナの剪定のポイントは以下を参考にしてください。 ハサミは清潔なものを使用する 傷んでいる葉や枝を切り取る 枝は水平にカットする 花芽を見つけたら取り除く 葉を観賞するドラセナは、花が咲くと株が弱ってしまうため、咲かせないように管理します。花芽を見つけたら根元から切り取り、液体肥料を与えて株を回復させましょう。 関連記事 自宅の観葉植物が伸びすぎたら剪定を!|剪定後のお手入れの方法もあわせて解説 ふやし方(挿し木) 剪定の際に出た枝は、挿し木にして増やすことができます。挿し木の適期は剪定や植え替えと同じ5〜7月。初心者の方は、根が付きやすい梅雨時期がおすすめです。 ドラセナの挿し木の手順は以下のとおりです。 健康な茎の先端10cmを用意する 葉を2~3枚ほど残して取り除く 切り口をV字の形にカットする カットした部分を水に浸す 発根促進剤を切り口に塗る 新しい土に挿し込む 挿し木をして2か月ほどで発根してきます。挿し木を成功させるポイントは、発根するまで土が湿った状態を保ち、枝を動かさないことです。 剪定でバランスを保つために切り取った健康な茎があれば、挿し木に挑戦してみてはいかがでしょうか。 ドラセナの育て方と注意ポイント ドラセナは初心者にも育てやすい観葉植物として人気があります。しかし、水を与えるタイミングを間違えると根腐れや水切れを起こしてしまうため、注意が必要です。 暖かい気候を好み、寒さに弱いドラセナは季節に応じた管理がポイントです。ドラセナを育てる際の注意ポイントをご紹介します。 根腐れ 土が常に湿っている状態が続くと、根腐れを起こして枯れてしまうおそれがあります。水は土がしっかりと乾いてから与えることが大切です。 また、水はけの悪い土も根腐れの原因となります。初心者の方は観葉植物用の土を使用し、植え替えの際には新しい土を使うことで水はけが良い環境を維持しましょう。 根詰まり 根詰まりが起こると、株全体が弱ってしまいます。鉢中で根が伸びすぎることが原因で起こるため、植え替えをおこない根詰まりを解消させましょう。 購入直後の鉢植えであっても、すでに根が伸びている可能性があります。鉢が小さい場合や、根が鉢からはみ出している場合は植え替えをおこなうことが大切です。 水不足 ドラセナの葉先が枯れてきたら、水不足による水切れを起こしているおそれがあります。とくに、生育期の春〜夏は水分を多く必要とするため注意が必要です。 土の乾きが早く水やりが大変な場合は、鉢を大きくすると水やりの頻度を減らせます。また、部屋が乾燥しているときは葉水をして水不足を補うことも有効です。 害虫トラブル ドラセナには、アブラムシやハダニなどの害虫が付くおそれがあります。定期的に葉や茎をチェックし、見つけたらすみやかに取り除いてください。 根詰まりや水切れ、日照不足などで弱った株は害虫トラブルが発生するリスクが高まります。適切な手入れをおこない、健康な株に育てて害虫を防ぎましょう。 関連記事 観葉植物が枯れる原因と対処法|弱った状態から復活させる方法を解説 ドラセナの育て方でよくある質問 比較的育てやすく、初心者でも気軽に挑戦できる観葉植物として人気の高いドラセナ。しかし、育てやすい性質がある一方で、元気がなくなってしまったという声もあります。 また、ペットを飼っている方は室内に置いて大丈夫か心配になるでしょう。そんなドラセナの育て方についての疑問を解消し、健康に育てるためのヒントをご紹介します。 ドラセナの葉が曲がる・広がる原因は? ドラセナの葉が曲がったり広がったりする原因として考えられるのは、日光不足、水やりの過不足、温度ストレスです。 水やりが多すぎると、葉の水分量が多くなり、曲がってしまうおそれがあります。逆に、乾燥しすぎても葉の柔軟性が損なわれて広がってしまうため、土がしっかりと乾いてから水やりをおこなうことが大切です。 また、温度の急激な変化や、寒さに当たり続けることもストレスにつながり、葉が正常に育たない原因となります。不自然に曲がったり広がったりしてしまった葉は、剪定してバランスを整えてあげましょう。 ペット(犬・猫)に害がある? ドラセナの葉には、毒性のある成分である「サポニン」が含まれています。大量に摂取してしまうと命に関わることもあるため、葉を食べる習性があるペットが居る場合は、残念ながらドラセナはおすすめできません。 誤って摂取すると吐き気や嘔吐、下痢などの消化器症状を引き起こします。ペットがドラセナにいたずらしないような配置を心がけ、疑わしい症状が見られたら速やかに病院へ相談しましょう。 ドラセナは初心者におすすめの観葉植物 葉や枝が美しいドラセナは、暑さに強く冬越しができる丈夫で育てやすい観葉植物。観葉植物を育てるのが初めての方にもおすすめです。 インテリアとして人気の高いドラセナですが、健康な株に育てるためには日光不足を防ぐことがポイント。生育期の5〜9月は、肥料や剪定などの手入れをおこなうほか、挿し木でふやす楽しみ方ができる点も魅力です。 日当たりと冬の温度を確保すれば簡単に育てられるため、本記事を参考にぜひお好みのドラセナを選んでみてください。 観葉植物用の培養土の商品を見てみる
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