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カモミールの育て方は?初心者でも花を咲かせる栽培のコツを紹介!

カモミールの育て方は?初心者でも花を咲かせる栽培のコツを紹介!

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カモミールは可憐な白い花とリンゴのような甘い香りが魅力のハーブです。自宅で育てたカモミールを使ってハーブティーやアロマを楽しむ時間は、日々の疲れを癒やしてくれます。日々の生活に自然の恵みを取り入れたい方にとって、カモミールは非常に魅力的な植物です。しかし、初めて植物を育てる場合、「枯らしてしまわないか」と不安に感じることも多いのではないでしょうか。カモミールは生命力が強く、基本的なコツさえ押さえれば初心者でも無理なく育てられます。この記事では、カモミールの基本的な特徴や必要な道具、失敗しないための育て方のポイントを詳しく解説していきます。

カモミールの特徴

“中央の黄色い部分が盛り上がったジャーマンカモミール"

カモミールはキク科に属するハーブで、古くからヨーロッパを中心に親しまれてきました。リンゴに似た優しい香りが特徴で、ハーブティーや入浴剤など幅広い用途で楽しむことができます。生命力が強く、日当たりと風通しの良い場所であれば元気に育つため、園芸初心者にもおすすめの植物です。カモミールの基本情報については、以下の表にまとめました。

項目 内容
科名 キク科
属名 シカギク属(ジャーマンカモミール)、カマエメルム属(ローマンカモミール)
和名 カミツレ(加密列)
英名 Chamomile, Camomile
学名 Matricaria chamomilla(ジャーマン)、Chamaemelum nobile(ローマン)
別名 カモマイル、センティッドメイウィード など
原産地 ヨーロッパ、西アジア など
分類 一年草(ジャーマンカモミール)、多年草(ローマンカモミール)
販売時期 3月~5月頃、9月~11月頃(種・苗)
開花時期 4月~7月頃
収穫時期 4月~7月頃(花が咲ききったタイミング)
耐暑性 弱い(高温多湿に注意が必要)
耐寒性 強い

ジャーマン種とローマン種の違い

カモミールには、主にジャーマンカモミールとローマンカモミールの2種類が存在します。ジャーマン種は一年草であり、花の部分だけに香りがあるのが特徴です。苦味が少ないため、ハーブティーとして飲むのに適しています。一年草は花を咲かせて種をつけると枯れてしまいますが、こぼれ種で翌年も芽を出すことが多いです。

一方、ローマン種は多年草であり、花だけでなく葉や茎からも香りが漂います。ジャーマン種よりも香りが強く、グラウンドカバーや入浴剤として活用されることが多いです。多年的であるため、冬を越して長く楽しむことができます。用途や好みに合わせて、どちらの種類を育てるか選んでみてください。

カモミール栽培の必須アイテム

“地植えで育つカモミール"
カモミールの栽培を始めるにあたって、基本的な道具を揃える必要があります。初心者の方でも、ホームセンターや園芸店で簡単に手に入るものばかりです。プランターで育てる場合と地植えで育てる場合では、必要となるアイテムが少し異なります。それぞれの栽培環境に合わせて、適切な用土や資材を準備することが大切です。栽培に必要な主なアイテムを以下の表にまとめました。

栽培方法 必要なアイテム
プランター栽培 プランター・鉢培養土鉢底石・鉢底ネット
地植え栽培 苦土石灰(くどせっかい)堆肥(たいひ)
共通 ジョウロ園芸ハサミスコップ・シャベル

プランター栽培で準備するもの

ベランダや限られたスペースで育てる場合は、プランター栽培が適しています。用意する鉢やプランターは、根がしっかり張れるよう、ある程度深さのあるものを選びましょう。カモミールは水はけの良い環境を好むため、市販の「ハーブ用培養土」を使うと失敗が少なくなります。また、鉢の底には鉢底ネットを敷き、その上に鉢底石を入れることで、通気性と水はけを確保できます。水やりのためのジョウロや、花がらを摘むための清潔な園芸用ハサミも揃えておくと便利です。

 

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地植え栽培で準備するもの

お庭のスペースを利用して地植えにする場合は、土壌の改良が重要なポイントになります。日本の土壌は酸性に傾きがちですが、カモミールは弱アルカリ性の土を好みます。そのため、植え付けの2週間ほど前に苦土石灰を土に混ぜ込んで、酸度を調整しておきましょう。さらに、水はけと保水性を良くするために、腐葉土などの堆肥をしっかりとすき込んでおくことも大切です。地植えの場合は、植物が広く根を張ることができるため、一度環境を整えればプランター栽培よりも手間がかからず元気に育ちます。

カモミールの種まきと収穫時期

“群生するカモミールの花"
カモミールを種から育てる場合、春と秋の2回のタイミングがあります。適切な時期に種をまくことで、丈夫な株に育ち、たくさんの花を咲かせることができます。発芽や開花のタイミングは、種をまく時期によって異なります。また、花を収穫するタイミングも重要で、最も香りが強くなる時期を見極めることがポイントです。種まきから収穫までの年間スケジュールを以下の表にまとめました。

作業名 春まきの場合 秋まきの場合
種まき 3月~4月頃 9月~10月頃
開花時期 5月~6月頃 翌年の4月~6月頃
収穫時期 開花直後から満開の時期 翌年の開花直後から満開の時期

春まきは3月から4月頃に行い、初夏にかけて花を咲かせます。春に種をまくと成長が早いのが特徴ですが、すぐに夏の暑さがやってくるため、蒸れに注意しながら管理する必要があります。

一方、秋まきは9月から10月頃に行います。冬の寒さを経験することで株が丈夫に育ち、翌年の春には春まきよりも大きな株になってたくさんの花を咲かせます。

花を収穫する際は、花びらが反り返る前の、中心の黄色い部分がこんもりと盛り上がってきた頃が最適です。晴れた日の午前中に収穫すると、最も香りが強い状態で楽しむことができます。

初心者でも安心なカモミールの育て方

“庭に咲くたくさんのカモミールの花"
カモミールは基本的な環境さえ整えてあげれば、初心者でも失敗せずに育てられる丈夫なハーブです。健康な苗を選ぶことや、日々の適切な水やりが成功の鍵を握ります。植物の成長に合わせて少しのお手入れを加えることで、さらに美しく豊かな香りを楽しむことができます。日々の管理について、特に重要なポイントを以下の表にまとめました。

管理のポイント 内容
置き場所 日当たりと風通しの良い場所を選ぶ
水やり 土の表面がしっかり乾いてからたっぷりと与える
肥料 香りを保つため、与えすぎないように注意する
お手入れ 摘心や花がら摘みをこまめに行う

日当たりと風通しの良い場所を選ぶ

カモミールは日光を好む植物であるため、一日を通して日当たりの良い場所で育てることが大切です。日照不足になると、徒長(とちょう)といって茎がひょろひょろと細く伸びてしまい、花つきが悪くなる原因となります。また、風通しの良さも非常に重要な要素です。風通しが悪いと湿気がこもり、蒸れて株が弱ったり病気が発生しやすくなったりします。特に日本の夏は高温多湿になりやすいため、鉢植えの場合は梅雨から真夏にかけては風通しの良い半日陰に移動させるなどの工夫をしましょう。コンクリートの床に直接鉢を置かず、すのこやフラワースタンドを利用して熱や湿気を逃がすのも効果的です。

苗の植え付けと種まきの手順

苗を購入して植え付ける場合は、葉が生き生きとした緑色で根元がしっかりしたものを選びましょう。ポットから苗を取り出す際は、根を傷つけないように優しく扱い、用意した鉢や花壇に植え付けます。種から育てる場合は、カモミールの種が非常に細かいことに注意が必要です。カモミールは光を好む「好光性種子(こうこうせいしゅし)」であるため、土を厚く被せてしまうと発芽しにくくなります。種をまいた後は土を被せないか、ごく薄く被せる程度にとどめます。発芽するまでは土が乾燥しないように、霧吹きなどで優しく水を与えて管理します。

土が乾いたらたっぷりと水やりする

水やりの基本は、土の表面が白っぽく乾いたタイミングでたっぷりと与えることです。プランター栽培の場合は、鉢底から水が流れ出るくらいしっかりと水を与えましょう。常に土が湿っていると根腐れを起こしてしまうため、メリハリをつけた水やりを心がけます。受け皿に溜まった水は、そのまま放置すると病気や虫の原因になるため必ず捨てるようにします。
地植えの場合は、苗が根付くまでは土が乾かないように水を与えますが、しっかりと根付いた後は自然に降る雨の水だけで十分に育ちます。ただし、夏場の極端に乾燥する日が続く場合には、朝の涼しい時間帯に水を与えます。

肥料は控えめに与えて香りを守る

カモミールは痩せた土地でも育つほど丈夫な植物であるため、肥料を多く必要としません。ハーブ全般に言えることですが、肥料を与えすぎると葉ばかりが茂ってしまい、肝心の花つきが悪くなることがあります。また、肥料過多はカモミール特有の優しい香りを弱めてしまう原因にもなります。

さらに、窒素分が多い肥料を与えすぎるとアブラムシなどの害虫が発生しやすくなるため注意が必要です。基本的には、植え付けの際に元肥(もとごえ)が含まれている培養土を使えば、追加の肥料はほとんど必要ありません。もし葉の色が悪くなってきたと感じた場合には、規定量より薄めた液体肥料を少しだけ与える程度にとどめます。

摘心と花がら摘みで長く楽しむ

より多くの花を咲かせるためのテクニックとして、摘心という作業があります。苗が15cmほどに成長した頃に、茎の先端を清潔なハサミで切り取ります。そうすることで脇から新しい芽がいくつも伸びて枝数が増え、結果的に花の数も多くなります。

また、花が咲き終わった後は、こまめに花がらを摘み取ることも重要です。枯れた花をそのままにしておくと、種を作ることにエネルギーが使われてしまい、新しい花が咲きにくくなります。こまめに取り除くことで、植物の体力を温存し、次々と新しい花を咲かせることができます。

栽培で失敗しないための注意点

“プランター栽培のカモミール"
カモミールは比較的育てやすいハーブですが、いくつか気をつけるべき注意点があります。特に日本の気候においては、夏の暑さと湿度への対策が不可欠です。また、その生命力の強さゆえに、意図しない場所で増えすぎてしまう問題も起こり得ます。これらのリスクを事前に知っておくことで、トラブルを防ぎながら楽しく栽培を続けることができます。失敗を防ぐための主なポイントを以下の表にまとめました。

注意点 対策方法
高温多湿による蒸れ 梅雨前に「切り戻し」を行い、風通しを良くする
こぼれ種での繁殖 種ができる前に花がらを摘み取る
地下茎での繁殖 地中に仕切り板を埋め込むか、プランターで管理する

高温多湿による蒸れを防ぐ工夫

カモミールは乾燥気味の環境を好むため、高温多湿となる梅雨から夏にかけての時期は最も注意が必要です。葉が密集して風通しが悪くなると、株の内側から蒸れて下葉が黄色く枯れ落ちてしまいます。これを防ぐためには、梅雨に入る前のタイミングで思い切って株を3分の1程度の高さまで刈り込むことが効果的です。この作業を「切り戻し」と呼びます。切り戻しを行うことで風通しが格段に良くなり、蒸れによるダメージを抑えることができます。プランターの場合は、長雨が続く時期は軒下などの雨が直接当たらない場所に移動させることも有効な対策です。

こぼれ種や地下茎での繁殖に注意

カモミールの生命力は非常に強く、特に地植えの場合は繁殖力に注意を払う必要があります。ジャーマン種は一年草ですが、こぼれ種で翌年もあちこちから芽を出すことが多く、意図しない場所まで広がってしまうことがあります。防ぐためには、花が咲き終わったら種ができる前に早めに摘み取ることが大切です。

一方、ローマン種は多年草であり、地下茎を伸ばして横に広がっていく性質があります。他の植物の生育エリアまで侵食してしまうことがあるため、地植えにする場合はあらかじめ土の中に仕切り板を埋め込んで根の広がりを制限するか、プランターで育てるようにします。

病害虫と対策

“アブラムシがついたカモミール"
植物を育てる上で避けて通れないのが病害虫のトラブルです。カモミールは香りの強いハーブですが、甘い香りにつられて害虫が集まってくることがあります。特に新芽や蕾の時期は注意が必要です。日頃から植物の様子をよく観察し、異常を見つけたら早期に対処することが被害を広げないためのポイントになります。代表的な病害虫とその対策について、以下の表にまとめました。

病害虫名 主な症状と発生時期 対策方法
アブラムシ 春先の新芽や蕾に群生して汁を吸う 粘着テープや水流で物理的に取り除く
うどんこ病 葉や茎が白い粉を吹いたようになる 風通しを良くし、発病した葉を速やかに取り除く

アブラムシの予防と駆除方法

カモミール栽培で最もよく見られる害虫がアブラムシです。春先から発生しやすく、柔らかい新芽や蕾に群がって植物の汁を吸い、株を弱らせてしまいます。肥料を与えすぎると発生しやすくなるため、適切な肥料管理が一番の予防になります。
アブラムシが発生した場合は、粘着テープを使って優しく取り除くか、勢いのある水流で洗い流すといった物理的な駆除が有効です。被害が広範囲に及ぶ場合は、安全性の高い園芸用殺虫剤の使用も検討しましょう。

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うどんこ病の症状と対策

うどんこ病は、葉や茎の表面にうどん粉を振りかけたような白いカビが生える病気です。春から秋にかけて、湿度が低く風通しが悪い環境で発生しやすくなります。白いカビが葉の表面を覆ってしまうと、光合成ができなくなり、植物全体の成長が著しく阻害されてしまいます。

うどんこ病を予防するためには、日当たりと風通しの良い環境を保つことが何より重要です。密集した葉や茎は適度にすいて風の通り道を確保します。もし葉が白くなっているのを見つけたら、感染が広がらないように、その葉をすぐに切り取って処分します。初期段階であれば被害を最小限に食い止めることができます。

 

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まとめ

“ふんわりとした明るい光の中で咲く、背景が優しくボケたカモミールの花畑"
カモミールは日当たりと風通しに注意し、適切な水やりを行えば初心者でも育てやすいハーブです。梅雨の蒸れや繁殖力に気をつけながら、環境に合った栽培方法で長く楽しむことができます。ぜひご自宅でカモミールを育てて、心地よい香りに包まれるリラックス空間を作ってみてください。

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