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ネモフィラの育て方は?初心者でも満開にさせるコツを解説

ネモフィラの育て方は?初心者でも満開にさせるコツを解説

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春の訪れとともに、空のような澄んだ青色の花を一面に咲かせるネモフィラ。その愛らしい姿は「ベイビーブルーアイズ(赤ちゃんの青い瞳)」とも呼ばれ、多くの人を魅了してやみません。一面に広がる青い絨毯のような景色に憧れて、自宅の庭やプランターで育ててみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。実はネモフィラは、いくつかのポイントさえ押さえれば、ガーデニング初心者の方でも比較的簡単に満開の花を楽しむことができる丈夫な植物です。この記事では、種まきから日々の管理、失敗しないためのコツまで、ネモフィラの育て方を詳しく解説します。

ネモフィラの特徴や基本データ

陽光に照らされてキラキラと輝くブルーのネモフィラの花畑
ネモフィラは北アメリカ原産のムラサキ科の一年草です。地面を這うように横に広がりながら成長する性質があり、最盛期には株全体が花で覆われるほどたくさんの花を咲かせます。寒さには比較的強い一方で、夏の暑さには弱く、日本では梅雨前まで楽しむ春の花として親しまれています。まずは、ネモフィラの基本的なデータを整理しておきましょう。

項目 内容
科名 ムラサキ科
属名 ネモフィラ属
和名 瑠璃唐草(ルリカラクサ)
英名 Baby blue eyes
学名 Nemophila menziesii
別名 ベイビーブルーアイズ
原産地 北アメリカ西部
分類 一年草
販売時期 【種】通年
【苗】2月~4月
植え付け適期 【種】秋まき:9月~11月/春まき(寒冷地):3月~4月
【苗】2~4月
開花時期 4月~5月
耐暑性 弱い
耐寒性 やや弱い

人気の品種や花色の違いを知る

ネモフィラといえば爽やかな青色が有名ですが、実は品種によって花の色や模様が異なります。代表的な品種を知ることで、お庭やベランダの雰囲気に合わせた選び方ができるようになります。

インシグニスブルー(メンジェシー)

“綺麗な青い色のネモフィラ・インシグニスブルー"
最もポピュラーな品種は「インシグニスブルー(メンジェシー)」です。鮮やかなスカイブルーの花弁の中心が白く、一般的にネモフィラとしてイメージされるのはこの品種です。ネモフィラの名所として知られる「国営ひたち海浜公園」で見られる青い絶景も、主にこのインシグニスブルーが作り出しています。

ペニーブラック

“黒に白い縁取りがおしゃれなネモフィラ・ペニーブラック"
シックな雰囲気を好む方には「ペニーブラック」が人気です。こちらは黒に近い濃い紫色の花弁で、白い縁取りが入るのが特徴です。インシグニスブルーよりも花が一回り小さく、大人っぽい印象を与えます。

マキュラータ(ファイブスポット)

“紫色の斑点が特徴的なネモフィラ・マキュラータ"
白い花弁の先端に紫色の斑点が入る「マキュラータ(ファイブスポット)」も個性的で愛らしい品種です。

育成に必要な道具を揃えよう

“鉢植えされた幼苗のネモフィラ"
ネモフィラの栽培を始めるにあたって、まずは必要な道具を準備しましょう。プランター栽培の場合はプランター・鉢、鉢底石・鉢底ネットが必要です。事前にしっかりと準備を整えておくことで、スムーズに植え付け作業を進めることができます。

道具名 用途・選び方のポイント
苗または種 初心者は苗からスタートするのが安心ですが、種からでも比較的容易に育てられます。
プランター・鉢 横に広がる性質があるため、横長のプランターや直径20cm以上の鉢が適しています。
培養土 市販の「草花用培養土」が便利です。水はけの良い土を好みます。初心者の方は元肥入りの培養土がおすすめです。
鉢底石・鉢底ネット プランターの底に敷き、水はけを良くして根腐れを防ぎます。
スコップジョウロ 植え付けや毎日の水やりに使用します。ジョウロはハス口(シャワー状)がついたものが便利です。
肥料 元肥入りの培養土なら原則不要です。追肥についても生育が悪いときのみ薄めた液体肥料を与えます。

 

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種まきや開花の適期をチェック

“空に向かって真っ直ぐに伸びるネモフィラの蕾。淡いブルーの蕾が今にも開きそうな様子と、背景に広がる満開の青い花々のぼかし背景""
ネモフィラを美しく咲かせるためには、適切な時期に作業を行うことが大切です。基本的には秋に種をまき、冬を越して春に花を楽しむサイクルになりますが、寒冷地では春まきが推奨される場合もあります。ここでは、温暖な地域(関東以西の平地など)を基準とした年間のスケジュールを確認しましょう。

時期 作業内容・状態
9月下旬~11月上旬 種まき・定植の適期です。本格的な寒さが来る前に根を張らせます。
12月~2月 冬越し期間です。霜に当たらないよう注意しながら管理します。成長は緩やかになります。
3月~5月 開花時期です。次々と花が咲き、満開を迎えます。
市販の苗は2~4月にかけて出回るため、苗から育てる場合はこの時期に植え付けます。
6月頃 花が終わり、種ができる時期です。暑さに弱いため、梅雨入り前後に枯れて寿命を終えます。

初心者も安心なネモフィラの育て方

“純白の花びらに微細な黒い斑点が入るネモフィラ・スノーストームの群生"
ここからは、実際にネモフィラを育てるための具体的な手順と管理方法について解説します。ネモフィラは丈夫で育てやすい植物ですが、いくつかのポイントを押さえることで、より元気に、たくさんの花を咲かせることができます。

管理項目 ポイント
置き場所 日当たりと風通しの良い屋外
水やり 土の表面が乾いたらたっぷりと(乾燥気味に)
肥料 控えめに(与えすぎると葉ばかり茂る)
病害虫 灰色かび病、アブラムシに注意

日当たりと風通しの良い場所

ネモフィラは日光が大好きな植物です。日当たりが悪いと茎がひょろひょろと弱々しく伸びてしまう「徒長(とちょう)」の原因となり、花数も減ってしまいます。そのため、1日を通して日がよく当たり、風通しの良い場所に置くことが重要です。プランターや鉢植えの場合は、南向きのベランダや軒下が理想的です。地植えの場合も、できるだけ建物の陰にならない場所を選びましょう。ただし、冬場に強い霜や凍結が予想される場合は、軒下への移動や不織布での防寒対策を検討すると、より元気に冬を越せます。

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直根性を考慮した植え付け手順

ネモフィラを苗から育てる場合、植え付け時に「根を傷つけないこと」が重要です。ネモフィラは「直根性(ちょっこんせい)」といって、太い根がまっすぐ下に伸びる性質を持っています。この根は再生力が弱く、移植時に傷つくとダメージから回復できずに枯れてしまうことがあります。

ポットから苗を取り出す際は、根鉢(根と土が固まった部分)を崩さないように優しく扱います。根についた土を無理に落としたり、根を広げたりしてはいけません。植え穴を掘ったら、ポットから出した苗をそのままの形でそっと据え、周りに土を入れて軽く押さえます。このとき、深植えになりすぎないよう、苗の土の表面と周りの土の高さを揃えるのがコツです。複数の苗を植える場合は、横に広がることを考慮して、株の間隔を15cm~20cmほど空けて植え付けましょう。

種から育てる場合のまき方手順

種から育てる場合、ネモフィラは移植を嫌うため、花壇やプランターに直接種をまく「直まき」がおすすめです。種まきの適期である秋になったら、土の表面を平らにならし、種が重ならないようにパラパラとまいていきます。

ネモフィラの種は「嫌光性種子(けんこうせいしゅし)」といって、光が当たると発芽しにくい性質があります。そのため、種をまいた後は必ず土を薄く(2mm~5mm程度)かぶせ、種に光が届かないようにします。その後、種が流れ出ないように霧吹きやハス口の細かいジョウロで優しく水を与えます。発芽するまでは土を乾かさないように管理し、芽が出たら混み合っている部分を間引きして、最終的に元気な株を残すようにします。

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乾燥気味を保つ水やりのコツ

ネモフィラは多湿が苦手で、乾燥気味の環境を好みます。水のやりすぎは根腐れや徒長の原因となるため注意が必要です。水やりの基本は「土の表面が白く乾いてから」です。土が湿っているうちは水を与えず、乾いているのを確認してから、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。

特に地植えの場合は、植え付け直後以外は基本的に降雨だけで十分育ちます。何日も雨が降らず乾燥が続く場合のみ水やりを行いましょう。また、水を与える際は花や葉に直接かけるのではなく、株元の土に注ぐようにすると、蒸れを防いで病気の予防にもなります。

肥料は控えめに与えるのが鍵

植物を大きく育てようとして肥料をたくさん与えたくなりますが、ネモフィラに関しては「肥料は控えめ」が鉄則です。肥料、特に窒素分が多すぎると、葉や茎ばかりが茂ってしまい、肝心の花がつきにくくなるほか、茎が伸びすぎて草姿が乱れる原因になります。

市販の培養土を使用している場合は、元肥が含まれていることが多いため、追加の肥料はほとんど必要ありません。生育が悪いと感じた場合にのみ、薄めた液体肥料を少量与える程度で十分です。地植えの場合も同様に、植え付け時に緩効性肥料を土に混ぜ込んでおけば、その後の追肥は基本的に不要です。

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花がら摘みと徒長時の剪定方法

開花期間中は、咲き終わった花(花がら)をこまめに摘み取ることが大切です。花がらをそのままにしておくと、種を作ることにエネルギーが使われてしまい、新しい花が咲きにくくなります。また、枯れた花がカビの原因になることもあります。花茎の付け根から切り取ることで、株の体力が温存され、長い期間花を楽しむことができます。

また、日照不足などで茎が徒長して伸びすぎてしまった場合は、思い切って「切り戻し(剪定)」を行うことも可能です。草丈の半分程度の位置で茎を園芸ハサミでカットすると、脇芽が出て株がこんもりとまとまります。ただし、切り戻しは花が咲く前の春先までに行うのが理想で、満開の時期に行うと花がなくなってしまうため注意が必要です。

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知っておきたい栽培の注意点は?

“透き通るようなスカイブルーの花びらが美しいネモフィラ"
ネモフィラ栽培で失敗しないために、特に気をつけておきたいポイントをまとめました。これらはネモフィラの性質に深く関わる部分ですので、作業の前に一度確認しておきましょう。

注意点 理由と対策
移植を嫌う 直根性のため、根を傷つけると枯れてしまいます。植え替えは極力避け、行う場合は根鉢を崩さないよう細心の注意を払います。
過湿に弱い 常に土が濡れている状態は根腐れの原因になります。土が乾いてから水やりをし、水はけの良い土を使用します。
徒長しやすい 日照不足や肥料過多、密植は茎がひょろひょろになる原因です。十分な日光と風通しを確保し、肥料は控えめにします。

気をつけたい病気や害虫の対策

“花壇に沿って帯状に群生するネモフィラ"
ネモフィラは比較的丈夫な植物ですが、環境によっては病気や害虫が発生することがあります。早期発見と予防が大切ですので、主なトラブルと対処法を知っておきましょう。

病気・害虫名 特徴と対策
灰色かび病 特徴: 葉や茎に灰色のカビが生え、腐ったようになります。多湿や風通しの悪さが主な原因です。
対策: 枯れた葉や咲き終わった花はこまめに取り除きます。水やりは株元に行い、過湿を防ぎます。発症した部分は早めに切除します。
アブラムシ 特徴: 春になると新芽や茎に寄生し、植物の汁を吸います。
対策: 見つけ次第、テープなどで取り除くか、薬剤を散布して駆除します。植え付け時に粒状の殺虫剤をまいておくと予防効果が期待できます。
うどんこ病 特徴: 葉の表面に白い粉をまぶしたようなカビが生えます。
対策: 密植を避けて風通しを良くします。初期であれば重曹水を薄めてスプレーするか、専用の殺菌剤を使用します。

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まとめ

“青空の下、丘一面に広がる満開のネモフィラ"

ネモフィラは、日当たりと水はけの良い場所を選び、水やりと肥料を控えめに管理することで、初心者の方でも美しい青い花をたくさん咲かせることができます。特に「根を傷つけないこと」と「土が乾いてから水をやること」の2点を意識すれば、失敗のリスクはぐっと減ります。秋に種をまくか、春に苗を植えて、ぜひご自宅で満開のネモフィラを楽しんでください。

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