コーナンTips 園芸 水耕栽培で家庭菜園!初心者向けにおすすめの野菜とやり方を紹介 水耕栽培で家庭菜園!初心者向けにおすすめの野菜とやり方を紹介 園芸 クリップボードにコピーしました 水耕栽培で家庭菜園!初心者向けにおすすめの野菜とやり方を紹介 この記事をシェアする! クリップボードにコピーしました 土を使わず、水と液体肥料を使用して手軽に野菜を育てられる水耕栽培。「挑戦してみたいけれど、何を育てればいいのかわからない」「初めてでも上手に栽培できるだろうか」とお悩みではないでしょうか。 一見ハードルが高そうに思える水耕栽培ですが、育て方のポイントをしっかりと押さえておけば、初心者の方でも野菜の栽培を楽しめます。 本記事では、初心者でも水耕栽培で上手に育てられる野菜や、具体的な育て方、注意点などを詳しく解説します。 目次 水耕栽培で野菜を育てるメリット水耕栽培で育てられる野菜水耕栽培で野菜を育てるのに必要なもの苗から育てる種から育てる水耕栽培で野菜を育てるポイント置き場所はじめ方苗から栽培種から栽培水やり・水替えの仕方肥料のあげ方・タイミング水耕栽培で野菜を育てるときの注意点間引きをする苔や藻・カビに注意水耕栽培の野菜作りに便利なアイテムLEDライトエアレーションポンプ室内で育てられる水耕栽培で野菜作りにチャレンジしよう 水耕栽培で野菜を育てるメリット 水耕栽培は土を使わないため、害虫の被害がほとんどありません。無農薬で安全に野菜を育てられます。 また、土で部屋が汚れる心配がないことから、アパートやマンションで手軽に野菜の栽培を楽しめる点もメリットです。 室内で栽培できるため、天候の影響もほとんど受けません。成長時のトラブルが少なく、家庭菜園が初心者の方にもおすすめの栽培方法です。 水耕栽培で育てられる野菜 水耕栽培で育てるのは、葉物野菜や実のなる野菜が中心となります。トマトやキュウリといった実のなる野菜の場合、光が不足すると実が付きにくくなるため、置き場所などの環境に配慮が必要です。 根菜類も水耕栽培で育てられますが、根のほとんどが水に浸かるため水位の調整が難しく、慣れていないと根腐れするおそれがあります。こまめな管理が必要となるため、初心者の方には少し難しいでしょう。 水耕栽培に向いている、初心者におすすめの野菜は以下のとおりです。 豆苗 水菜 リーフレタス バジル パクチー パセリ ブロッコリースプラウト ミニトマト ネギ ニンジンの葉 ほかにも水耕栽培で育てられる野菜はたくさんありますが、上記の種類は管理がしやすく人気も高いため、初心者の方におすすめです。 関連記事 【初心者でも簡単】スプラウトの育て方|キッチンで手軽に水耕栽培 水耕栽培で野菜を育てるのに必要なもの 水耕栽培で野菜を育てるためには、さまざまな道具が必要です。初めて水耕栽培に挑戦する方は、必要なアイテムがそろった専用キットを購入してもいいでしょう。また、容器はペットボトルやコップなどで代用も可能です。 水耕栽培に必要なものを「苗から育てる場合」と「種から育てる場合」のケースに分けてご紹介します。 苗から育てる 苗から育てる場合に必要なアイテムは以下のとおりです。 水 野菜の苗 液体肥料 栽培容器(ペットボトルやプラスチック容器など) 種から育てる 種から育てるのは時間と手間がかかりますが、苗を買うよりも経済的です。必要なものは以下のとおりです。 水 野菜の種 液体肥料 栽培容器(ペットボトルやプラスチック容器など) トイレットペーパー(水溶性) 根の部分を暗くするための遮光シート 柔らかいスポンジ 水耕栽培で野菜を育てるポイント 水耕栽培で野菜を順調に育てていくためには、以下の4つの点に気をつける必要があります。 置き場所 はじめ方 水やりや水替えの仕方 肥料のあげ方 それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。 置き場所 電気を利用して光を照らしたり、水の循環を行ったりできる水耕栽培キットを使用する場合は、コンセントが近くて水替えもしやすい場所に置くのがベストです。 専用のキットを使わずに水耕栽培をする場合は、日当たりや風通しが良く、できれば水道が近くにある場所を選びましょう。 定期的に水の入れ替えが必要となるため、不安定な場所や、水がこぼれた際にトラブルとなる場所は避けてください。 また、ペットや小さなお子さんがいる場合は、誤って栽培中の植物を口に入れたり水を飲んだりしないよう、手の届かない場所に置くなどの工夫が必要です。 はじめ方 水耕栽培のはじめ方は、苗から育てる場合と種から育てる場合で異なります。苗から育てる方法は、種から育てるよりも難易度が低く、初心者の方におすすめです。 それぞれのケースにおける植え付けの手順について見ていきましょう。 苗から栽培 苗から栽培する際の植え付け方は以下のとおりです。 苗を取り出し、根を傷つけないよう注意しながら根と土をほぐす 新しい根が出るまで、根を3分の1程度水に浸けて日陰に置く 新しい根が出たら、水耕栽培のための容器に移す 明るい場所に置く(直射日光は避ける) ※水耕栽培のための容器には藻の発生を抑制するために遮光シートを巻くといいでしょう。 種から栽培 種から栽培する際の植え付け手順は以下のとおりです。 スポンジを2〜3cm角に切る 容器に水を入れ、切ったスポンジを置き水を含ませる ピンセットを使って水を含ませたスポンジの上に、それぞれ2〜3粒ずつ種をまく 種の上に水溶性のトイレットペーパーを被せ少し水をかける(乾燥対策) 発芽するまで日陰に置く 発芽したら、遮光シートを巻いた栽培容器に移す 明るい場所に置く(直射日光は避ける) 水やり・水替えの仕方 水耕栽培における水替えのタイミングは、水が濁ってきたり、ぬめりが出たりしたときです。 水替えをしないと根腐れの原因となるため、こまめにチェックしましょう。 水替え頻度は容器の大きさや野菜の種類にもよりますが、おおよその目安は夏場で1日1回、冬場で2~3日に1回程度です。 水を循環させている場合は水が腐りにくいため長持ちします。 水替えを頻繁におこなうことが難しい場合は、酸素ポンプを使用するか、循環型のシステムを導入するのがおすすめです。 肥料のあげ方・タイミング 水耕栽培には、基本的に溶け残りが出ない液体肥料を使用します。水替えをする際に、液体肥料を入れるだけです。 液体肥料には「有機肥料 (植物または動物由来の有機物を原料とする肥料) 」と「化成肥料 (無機物を原料として人工的に合成した肥料))」がありますが、成長速度が速い化成肥料がよく使われています。必要な栄養素がきちんと含まれている水耕栽培用の液体肥料を選んでください。 いつ肥料をあげるかは、水耕栽培を成功させ順調に植物を育てていくうえでとても大切なポイントです。基本的なタイミングは以下の通りです。 苗が本葉を展開し始めた時に薄めた液体肥料を与える 葉が増えてくる成長期に1,2週間ごとに肥料を与える 開花期にリンとカリウムを多めに含む肥料を与える 種が発芽した後の数日間と収穫前の1週間は基本的に肥料を与えません。適切なタイミングで肥料を与えることで味の引き締まった野菜が収穫できるようになるでしょう。 ▶水耕栽培用の肥料を見てみる 水耕栽培で野菜を育てるときの注意点 水耕栽培で上手に野菜を育てるために注意すべきポイントを2つご紹介します。 間引きをする 発芽後は以下のタイミングで間引きをおこないましょう。 双葉が開いてきたとき 本葉が2~3枚になったとき 成長が遅かったり、葉やがいびつな芽を間引くことで、元気な芽にしっかりと栄養が行きわたらせることができます。一見、「もったいない」と思ってしまうような間引きですが、水耕栽培で野菜を上手に育てるためには大切なプロセスです。 Tips 間引いた芽も「ベビーリーフ」としておいしく食べることができます。 関連記事 【初心者向け】ベビーリーフを水耕栽培で育てる方法と失敗しないコツ 苔や藻・カビに注意 水耕栽培では、水の中に苔や藻、カビが生えないよう注意が必要です。これらは水質が悪くなり、水が腐ったときに生えてきます。 水替えのタイミングがまだきていなくても、ぬめりを感じたら早めに水替えをおこない、水質を良好に保ちましょう。 Tips 液体肥料の濃度が高くなると、栄養過多で苔や藻が生えやすくなります。肥料は規定量を守りましょう。 水耕栽培の野菜作りに便利なアイテム LEDライトやエアレーションポンプなどの便利なアイテムがあると、水耕栽培をより快適に進めていけます。 それぞれの特徴や選び方のポイントを見ていきましょう。 LEDライト 水耕栽培を室内でおこなう場合は、日照量を確保するためにLEDライトを使用しましょう。野菜などの栽培で使用する「植物育成用LEDライト」は、水耕栽培でも役立ちます。 植物育成用LEDライトには、植物の成長に必要な波長が含まれており、光合成を促したり、葉や実を大きくしたりする効果があります。 ライトの形状は、植物にまんべんなく光をあてられる平板状がおすすめです。他にもクリップ型や吊り下げ型などがあるため、栽培環境に合わせて使いやすいものを選びましょう。一般的には、吊り下げ型のほうが野菜の栽培に向いているといわれています。 ▶育成ライトの商品を見てみる エアレーションポンプ 水中の酸素濃度を保つ働きをするエアレーションポンプを活用すれば、水耕栽培をよりスムーズにおこなえます。 養液中の酸素濃度を常に保ってくれるため、根が順調に成長しやすく、野菜の生育に大きく貢献します。 初心者の方には、ネット通販やホームセンターなどで購入できる「水耕栽培キット」を使用するのがおすすめです。 室内で育てられる水耕栽培で野菜作りにチャレンジしよう 水耕栽培は、場所を選ばず誰でも手軽に始められる栽培方法です。土を使わないため病害虫のリスクが少なく、手間もかかりません。 水耕栽培を成功させるためのコツや注意点などをしっかりと理解して、野菜作りにチャレンジしてみましょう。 水耕栽培の関連商品を見てみる
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