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マリーゴールドの寄せ植えで気をつけたいポイント|組み合わせ方や育てるポイント

マリーゴールドの寄せ植えで気をつけたいポイント|組み合わせ方や育てるポイント

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虫よけの効果で知られるマリーゴールドは、ほかの草花と寄せ植えが楽しめる鮮やかで丈夫な植物です。長い期間にわたって多くの花をつけるのが魅力。

今回はマリーゴールドを寄せ植えする際のコツや、相性のよい組み合わせなどをご紹介します。花の色や雰囲気は品種によって異なるので、寄せ植えにする草花との相性を考慮して選べるのもポイントです。

マリーゴールドとはどんな植物?特徴を知ろう

マリーゴールドとはどんな植物?特徴を知ろう
マリーゴールドは一年草の植物です。4~12月までが開花時期で、長く楽しめるのが特徴。花のサイズは品種によって異なり、新しい品種も誕生しています。また、花の色は黄色・オレンジ色・クリーム色などの単色に加え、2色のコンビネーションなど種類豊富。花の数が多く、育てやすいことから、人気のある植物です。

マリーゴールドという名前は、聖母マリアの祝日に花盛りを迎えることに由来します。聖母マリアの黄金の花と呼ばれていたのが、次第にマリーゴールドとして浸透していきました。メキシコ原産のキク科植物を品種改良して生まれた植物で、アフリカン・フレンチ・メキシカン、3種類の品種に分類されます。

品種①:アフリカン・マリーゴールド

アフリカン・マリーゴールド
アフリカン・マリーゴールドは花のサイズが大きく、草丈も高いのが特徴。大柄な品種が多く、メキシコに生育するエレクタという植物を品種改良してつくられました。和名では千寿菊と呼ばれており、日本にはじめて入ってきたマリーゴールドとしても有名です。

品種②:フレンチ・マリーゴールド

フレンチ・マリーゴールド
フレンチ・マリーゴールドはメキシコ原産のパツラをもとに品種改良された品種です。小ぶりなサイズの品種が大多数を占めます。フレンチという名称が付いているのは、フランス王室の庭園に導入され、次第に広がっていったため。和名では孔雀草または、アフリカン種とまとめて万寿菊と呼ばれています。

品種③:メキシカン・マリーゴールド

メキシカン・マリーゴールド
メキシカン・マリーゴールドはメキシコ原産のテヌイフォリアを品種改良した園芸品種です。草丈は約15cmで、花のサイズは2cmほど。比較的小型な点が特徴です。涼しい環境を好むのもポイント。和名ではホソバ孔雀草や姫孔雀草と呼ばれています。

マリーゴールドと寄せ植えしたい草花のおすすめ

マリーゴールドと寄せ植えしたい草花のおすすめ
育てやすいうえに、きれいで鮮やかな花を咲かせるマリーゴールドは、ほかの草花と寄せ植えするのもおすすめ。基本的には暑さに強く、マリーゴールドと同じ時期に開花する品種を選びます

ペチュニア


ペチュニアは3~11月にかけて開花する一年草です。花のサイズは大小さまざまですが、一輪だけでも目立つ特有の存在感が魅力。ガーデニングでおなじみの植物として知られています。

茎が上に伸びるタイプと、地を這うタイプの2種類ありますが、草丈の目安は2種類とも10~30cmほど。マリーゴールドと開花時期が被っており、丈夫で育てやすいのもポイントです。花の数や、咲く頻度が多く、寄せ植え向きともいわれています。

 

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ベゴニア


ベゴニアにも多くの品種がありますが、マリーゴールドとの寄せ植えに適しているのはベゴニア・センパフローレンスという品種です。ピンク色・白色の花を咲かせる品種で、マリーゴールドと同じタイミングで開花時期を迎えます。

また、花の色だけでなく、鮮やかな緑色、赤が入り混じった色、暗めの色など、葉の色を選択できるのもポイントです。比較的入手しやすく、マリーゴールドと同じ環境で育てやすい点からも寄せ植えに向いています。
 

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コリウス

コリウスは中心が赤紫に染まった、カラフルな葉を持つ植物です。花を咲かせることもありますが、葉を長く楽しむ植物として親しまれています。長く楽しむために、花を咲かせないように育てるのがポイントです。上手に育てれば、初夏から秋まで楽しめます。

葉の色は緑色だけでなく赤や黄色など品種によってさまざま。寄せ植えに使う場合には、マリーゴールドの花と相性を考えて選んでみてください。葉がマリーゴールドを隠さないように、定期的にカットしてお手入れするのも大切です。

センニチコウ(千日紅)

センニチコウは暑さに強いのが特徴。日本の夏に適応しやすく、5~11月にかけて長く楽しめます。やや乾燥した環境を好むので、マリーゴールドと相性がよい植物です。花ではなく、苞(花の下にある葉が、特殊な形状に変化したもの)と呼ばれる部分を鑑賞します。

細長い茎に白色・黄色・赤色などの丸く小さな苞をつけ、切り花として仏壇に飾ったり、フラワーアレンジメントで重宝されていたり、多くのシーンで活躍するのも魅力。色あせにくいことから、センニチコウという名前がつけられました。ほかの草花と合わせやすいため、寄せ植えにもおすすめです。

バーベナ


バーベナは250種類以上の野生種がある、真夏の気候に強い草花です。5月中旬~11月中旬が開花期で、炎天下でもきれいな花を付けます。茎は上に伸びるタイプと、地を這うように横へ広がっていくタイプの2種類。花の色は白・赤・ピンク・ムラサキなどの単色だけでなく、複数の色が入ったモノもあります。

マリーゴールドと合わせることで、上品な寄せ植えをつくれるのがポイント。マリーゴールドは鮮やかな色を持つモノが多いので、やわらかい色の品種を選ぶのがおすすめです。

マリーゴールドの寄せ植えのコツと手順

マリーゴールドの寄せ植えのコツと手順
丈夫で育てやすいのがマリーゴールドの魅力ですが、寄せ植えや日々のお手入れには少しコツが必要です。特に、花がら摘み・摘芯・切り戻しなど、適切なお手入れをすれば、病気にもかかりにくく鮮やかな花を咲かせる寄せ植えが保ちやすくなります

寄せ植えの準備

マリーゴールドの寄せ植えには、

  • 苗・種
  • 培養土
  • 肥料
  • 鉢・プランター
  • 鉢底石
  • 鉢底ネット(ネット入りの鉢底石でも可)

が必要です。
マリーゴールドは種からでも手軽に育てられるので、お好みの方法で栽培してみてください。種から育てる場合は、ポットで発芽させてから鉢に植え付けるため、種まき用の土・園芸用ポット・トレー・霧吹きも追加で準備します。苗から育てる場合は生長した際に隙間ができないよう、本数が多いモノを選ぶのがポイントです。

鉢やプランターは植える植物に合わせて適切なサイズを選んでみてください。通気性を確保するために、素焼き・テラコッタなどの素材でできている製品を選ぶのがおすすめです。

土づくりをする場合は石灰・腐葉土・堆肥・化成肥料などを混ぜ込みますが、市販の花用培養土を使っても十分育てることができます。鉢底には鉢底ネットを敷いてから鉢底石を入れるか、ネットに入れた鉢底石を敷いてみてください。

寄せ植えする際の手順とポイント

寄せ植えする際の手順とポイント
まずは準備した鉢に鉢底石を敷き、その上に培養土を入れます。
培養土は、ポットに入った苗を置いてみて、苗が鉢の中に収まる程度の高さまで入れてください。

土を入れ終えたら、元肥となる肥料を混ぜ込みます。肥料は緩効性のものを選んでください。もし使用する培養土に「元肥入り」という記載があれば、追加で肥料を入れる必要はありません。
植え付ける前に土を平らにならし、草丈が揃うようにしておくと、きれいな見た目に仕上がります

下地の準備ができたら、苗を配置していきます。
初めての方は左右均等を意識して配置すると、簡単にきれいな寄せ植えが作れます。慣れてきたらあえて均等に置かずに、全体のまとまりを意識して配置を考えてみてください。

育て方のコツと気を付けるポイント

育て方のコツと気を付けるポイント
マリーゴールドを育てる際は、咲き終わった花を根元から摘み取る花がら摘みや、秋以降に再び花が咲くよう工夫を施す切り戻しを行います。
特に花がら摘みは重要です。マリーゴールドは花をたくさん咲かせるので、枯れた花はこまめに摘み取って下さい。枯れた花を放置していると、腐食や病気の発生源になる可能性があります。

また、元気がなくなってきたと感じたときは不要な枝と葉を切り取る、切り戻しを行ってみてください。切り戻し後は花が咲くまで1ヵ月ほどかかりますが、マリーゴールドは開花期が長いため、元気な姿を再び楽しめるようになります。夏の花盛りを過ぎた頃に一旦切り戻して、秋にまた開花させるのがおすすめです。

水やりは、プランターの場合は朝夕に、地植えの場合は3日に1回程度を目安に行います。乾燥させるとしおれてしまいますが、過度な湿気も苦手なので、通気性の良い環境で適度に与えるようにしてください。

害虫や病気の対策は?

マリーゴールドは病気や害虫に強い植物ですが、生育環境に注意して管理するのが大切です。水がたまったり、風通しが悪い場所に植えたりすると、立枯病にかかる可能性があります。また、多湿な環境下で発生する病気として、灰色のカビが繁殖する灰色カビ病、急激にしおれてしまう青枯病などにも注意が必要。様子が気になる部分があれば取り除いて対処します。

夏の乾燥した環境で発生する害虫として、ハダニが挙げられます。ハダニが発生した場合は、葉に向かって水を強く吹き付けたうえで殺ダニ剤を使って対処してみてください。アブラムシ・ヨトウムシが発生した際も、早期発見したうえで防虫剤・殺虫剤などを活用して対処します。

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まとめ

鮮やかな花を咲かせるマリーゴールドは日本の夏に適用できるほど丈夫で、花も長く楽しめるのが特徴です。花の数も多いので見栄えがよく、ほかの草花と寄せ植えにすると華やかに仕上がります。

マリーゴールドを生育する際は、湿気に注意するのがコツ。病気と害虫は早めの対処が重要なので、できるだけこまめにお手入れするようにしてみてください。

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