人気のタグ

コーナンTips

レジャー

バーベキューを庭でするときの注意点|庭づくりのポイントと迷惑をかけないために気を付けること

バーベキューを庭でするときの注意点|庭づくりのポイントと迷惑をかけないために気を付けること

Featured Image
クリップボードにコピーしました
         

自宅に庭がある方であれば、一度はバーベキューに挑戦しようと思ったことがあるのではないでしょうか。

庭でのバーベキューは、非日常感を味わいながら、家族や友人と触れ合える絶好の機会です。

しかし、庭でバーベキューをする際には、近隣とのトラブルにならないよう、ルールやマナーを把握しておくことが大切です。

この記事では、自宅で安全にバーベキューをおこなうために必要な準備や注意点を解説します。庭でバーベキューをするメリットや楽しみ方もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

そもそも庭でバーベキューをしていいの?

そもそも庭でバーベキューをしていいの?
自宅の庭でバーベキューをすることには、基本的に法的な規制はありません。

所有者は、法令の制限内で自由に所有物を使用できるため(民法206条)、自宅の庭であれば何をしても大丈夫です。

ただし、バーベキューによる煙やにおい、騒音などの配慮を怠ると、近隣住民に迷惑がかかるおそれがあります。これらの迷惑が常識を超えるレベルと判断された場合、法的なトラブルに発展しかねません。

そのため、庭でのバーベキューは常識の範囲内でおこない、ご近所との良好な関係を保つように心がけましょう。

庭バーベキューに最低限必要なもの

庭バーベキューに最低限必要なもの
庭バーベキューを快適に楽しむために最低限必要なものを5つご紹介します。

1.スペース

庭でバーベキューをするために必要なスペースは、参加人数によって異なります。

4〜5人の家族向けには、6畳程度のスペースが適しています。これは、バーベキューコンロと人数分の椅子を配置できるちょうど良い広さです。

7〜8人規模のバーベキューでは、8畳以上のスペースがあれば大人数でもゆったりと過ごせるでしょう。

2.目隠し

目隠しを設置することで、隣家や通行人からの視線をさえぎり、快適なプライベート空間をつくれます。

目隠しは高さ2m程度で、圧迫感のない素材やデザインがおすすめです。植栽と組み合わせた目隠しにすると、よりおしゃれな雰囲気を演出できます。

バーベキューを安心して楽しむためにも、適切な目隠しを選びましょう。

3.テーブル・椅子

アウトドア用のテーブルにはハイスタイルとロースタイルの2種類があり、使用シーンに応じて選べます。

また、高さを調整できるタイプや、コンロを真ん中にセットできるタイプなどさまざまなテーブルが展開されているため、どのようなスタイルでバーベキューを楽しみたいかをイメージして、好みのタイプを選びましょう。

椅子もバーベキューの快適さを大きく左右する重要なアイテムです。携帯しやすい小型の折り畳み椅子から、背もたれが大きくくつろげる椅子、数人で使うのに適したベンチタイプなど、用途に合わせて選んでみてください。

4.バーベキューコンロ

バーベキューコンロには1人用、少人数用、大人数用があるため、人数に応じて最適なものを用意しましょう。

年に数回しかバーベキューをしない方や、片付けに時間をかけたくない方は、1時間ほど燃焼する使い捨ての簡易グリルがおすすめです。

少人数であれば、テーブルに乗せて使う卓上コンロが最適です。
また、コンロの高さには、60〜80cmほどのハイスタイルと、焚き火のように地面に置いて使うロースタイルがあります。

どちらも4〜5人の家族向けから大人数向けまであるため、立食スタイルか座って食べたいかによって選ぶといいでしょう。

5.火起こしグッズ

バーベキューでもっとも時間のかかる作業が火起こしです。いつまでも火がつかず、肉が食べられないと参加者のテンションも下がってしまいます。

火起こしを効率的におこなうために必要なアイテムは着火剤、軍手、トングの3つです。着火剤は助燃剤のことで、液体タイプと固形タイプがあります。

軍手は、炭を触るときに素手が黒くなることを防ぐために必要です。布製でも構いませんが、バーベキュー用の耐熱加工された軍手のほうが安心でしょう。トングは火が着火して加熱された炭を移動させる際に使用します。

7.木炭

バーベキューに最適な炭は大きく5種類あり、どれもホームセンターやキャンプ場で手に入ります。以下の表に、それぞれの特徴やメリット・デメリットをまとめましたので、お気に入りの木炭を見つけてください。

木炭の種類 メリット デメリット
黒炭 ・火力が高く火点が早い
・価格が安価で入手しやすい
・灰が多く燃焼時間が短い
オガ炭 安価で火持ちが良く、弾け飛ばない ・燃え尽きるのが早い
成形炭 ・形状が均一で使いやすい。
・着火剤が練り込まれており、初心者でも簡単に火起こしできる。
・火力が高いため焦げやすい。
・着火剤のにおいがやや気になる
豆炭 ・着火も火力調整もしやすく、長時間安定して燃焼する ・煙が上がりやすく、臭いが食材にうつる場合がある

バーベキューを楽しむ庭づくりのポイント

バーベキューを楽しむ庭づくりのポイント
バーベキューを最大限に楽しむための庭づくりのポイントを5つご紹介します。

これらのポイントを押さえて庭をつくれば、より快適にバーベキューを楽しめるでしょう。

1.日よけ・雨よけの屋根をつける

日差しや雨から守るテラス屋根やタープ、オーニングなどを設置しましょう。とくに、夏は強い日差しにより熱中症のリスクが高まるため、日陰をつくると快適に過ごせます。

また、予期せぬ雨によって料理が台無しになってしまうおそれもあります。庭に屋根があれば慌てることなく、バーベキューを存分に楽しめるでしょう。

2.バーベキューに適した床材を選ぶ

後片付けの手間を減らし、より快適にバーベキューを楽しむためには、床材にもこだわってみてください。

バーベキューができる庭づくりに適した床材は以下のとおりです。

コンクリート コンクリート仕上げは掃除がしやすいため、バーベキュー後の片付けが楽になります。油や食材が落ちても、洗剤とデッキブラシを使えば簡単に汚れを落とせます。土と違って足元も汚れにくいため、どんな靴を履いていても問題ありません。
レンガ レンガは軽くて扱いやすく、洋風の雰囲気を演出できます。ただし、レンガの目地にゴミが詰まりやすいため、専門業者に依頼して平らに仕上げてもらうのがおすすめです。
タイル タイルはおしゃれで、手入れがしやすい素材です。大理石調や木目調のタイルを選べば、スタイリッシュな庭を作ることができます。また、リビングの床の高さに合わせたタイルデッキは、室内から庭に出入りしやすくなるためおすすめです。
人工芝 人工芝は汚れても水で洗えて掃除がしやすい素材です。小さなお子さんやペットがいる家庭では、クッション性の高い人工芝が安全です。また、天然芝と違って手入れが楽なので、いつでも緑の庭を楽しめます。ただし、火の粉が落ちると部分的に溶ける場合があります。

一方、避けたい素材としては土や砂利、木材が挙げられます。これらの素材は、飲み物をこぼしたときにぬかるんだり、火の粉で焼けたりするおそれがあるため、バーベキュー向きではありません。

3.道具を収納できる物置を設置する

バーベキューを楽しむための庭づくりでは、道具を保管できる物置を設置すると便利です。

バーベキューに必要な重い道具を家から運び出したり後片付けしたりする手間を省くため、庭に物置の設置や土間収納を作ることをおすすめします。

4.洗い物ができる水栓設備をつくる

庭に水栓があると、バーベキューコンロのそばで食材の洗浄や焼き網のお掃除が手軽にできるので、都度家に入る手間を省くことが可能です。

また、床にソースがこぼれたときや、炭の燃え残りがあったときも、すぐに水を使って対処もできます。水栓には、立水栓やシンクなどの種類があるため、庭のスペースや使いやすさに応じて選んでください。

5.新鮮な野菜・ハーブを楽しめる菜園をつくる

庭に菜園をつくれば、ガーデニングとバーベキューの両方を楽しめます。自分で育てた野菜やハーブを使って、香り豊かでおいしいバーベキューを味わいましょう。

庭バーベキューで迷惑をかけないための対策・注意点

庭バーベキューで迷惑をかけないための対策・注意点
庭でバーベキューをするときは、周りの人に迷惑をかけないように気をつけましょう。煙やにおい、騒音などは、近隣の人に不快感を与えるおそれがあり、トラブルの原因となります。

庭バーベキューで迷惑をかけないための対策・注意点をご紹介します。

煙の対策

煙が近隣の家に届くと、洗濯物や窓に影響が出ることがあり、迷惑がかかってしまいます。

煙を減らせる無煙コンロや、煙の少ない炭を使用するなどの工夫をしましょう。また、バーベキューをする際には事前に近隣住民の方に挨拶しておくと、トラブルの回避につながります。

においの対策

バーベキューで発生するにおいが近隣の洗濯物についてしまうおそれがあります。バーベキューができる庭をつくるときは、風向きやバーベキューコンロの置き場所などに気をつけて、近隣ににおいが入り込まないように配慮しましょう。

大声・騒音の対策

庭バーベキューでは、家族や友人と楽しさのあまりつい大声で話したり笑ったりしてしまうかもしれませんが、あまりうるさくするのは迷惑です。バーベキュー場ではないことを忘れず、声や音の大きさに気を配りましょう。

終了時間の対策

自宅の庭でバーベキューをするときは、住宅街にあるかどうかに関わらず、早めに終わらせることを心がけてください。夜になると、昼間よりも外の音が聞こえやすくなるため、近所から苦情がくるリスクが高くなります。早い時間帯に始めて、できるだけ夕方には片付けるようにしましょう。

庭づくりにこだわってバーベキューを楽しもう!

庭づくりにこだわってバーベキューを楽しもう!
庭でのバーベキューは、法律上の問題がないため自由におこなえるほか、適切な準備と配慮があれば近隣とのトラブルも避けられます。必要なスペースやプライバシーのための目隠し、テーブル・椅子、コンロ、火起こしグッズを用意して、バーベキューを快適に楽しみましょう。

また、日よけ・雨よけの設置、バーベキューに適した床材の選定、収納や水栓設備の設置などを庭づくりに取り入れることで、ワンランク上のバーベキューが実現します。マナーをしっかりと守って、家族や友人と素敵な時間を過ごしてくださいね。

関連記事 今話題の人気記事!

同じカテゴリから記事を探す

バーベキュー