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マンチカンの特徴|性格や性別・種類による違いと上手な飼い方を解説

マンチカンの特徴|性格や性別・種類による違いと上手な飼い方を解説

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マンチカンは甘えん坊で人懐っこい性格をしているため、猫の飼育が初めての方にもおすすめです。活発に遊び回り、好奇心旺盛で、元気いっぱいに動き回ります。

短い足でちょこちょこと動く姿はとても可愛らしいものの、短足がゆえに病気にかかるリスクも高いため、注意しなければいけないポイントがあります。

本記事では、マンチカンの特徴や性格、種類による違い、上手な飼い方について解説します。猫の飼育を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

マンチカンの特徴

マンチカンの特徴

マンチカンという名前は、英語で「小人」という意味をもつ「Munchkin(マンチキン)」に由来しています。ほかの猫種(びょうしゅ)と比べて小型で短足なため、その名が付けられました。毛の長さや色、柄に関係なく、足が短い猫はすべてマンチカンと呼ばれるため、複数の血統が存在します。

マンチカンを飼育する前に、ルーツや大きさ、目の色について確認しておきましょう。

ルーツ

マンチカンのルーツは、1900年ごろまでさかのぼります。この時代に短足の猫が確認されていましたが、第二次世界大戦をきっかけに絶滅したと考えられていました。しかし、戦後しばらくして再び短足の猫が目撃され、注目が高まります。

やがて、1983年にアメリカの保護猫から交配が始まり、さまざまな猫種と交配した結果、1995年に国際的な血統認定機関でマンチカンとして認定されました

大きさ

成猫したマンチカンの体重は約2〜4kgです。大きさは、ほかの猫種と比べてやや小さいか、平均的といわれています。

短い足であることがマンチカンの特徴ですが、体高(4つ足で立ったときの地面から背中までの高さ)は個体によって異なります。

目の色

マンチカンの目の色はさまざまです。稀に左右で目の色が異なるオッドアイも存在します

なかでも多い目の色は以下のとおりです。

  • グリーン:青緑色
  • アンバー:黄色みを帯びた茶色
  • ヘーゼル:やや茶色みがかった緑色

毛色

マンチカンの毛色はバリエーションが豊富なため、同じ柄は2つと存在しません。白色・クリーム色・黒色・茶色・赤色・青色といった、さまざまな毛色や柄が存在します。しかし、毛色や柄による性格の違いはほとんどありません。

平均寿命

2020年の一般社団法人ペットフード協会による調査では、猫の平均寿命は15.79歳とされています。マンチカンの平均寿命は約11~13歳であるため、平均よりもやや短いといえます。

参照:令和5年 全国犬猫飼育実態調査

少しでも長生きさせるためには、食事や運動、歯磨きの管理をしっかりとおこない、ていねいにお世話をすることが大切です

マンチカンの性格

マンチカンの性格

マンチカンは社交的で人懐っこく、好奇心旺盛な性格をしています。一方で、穏やかでおとなしい面もあるため、ほかの猫と一緒に飼育しても喧嘩になる心配はほとんどありません。

基本的に猫は警戒心の強い生き物ですが、マンチカンは甘えん坊で人慣れしやすいといわれています。

しかし、性格は遺伝もある程度影響するため、ブリーダーやペットショップから購入するときは、あらかじめ親猫や兄弟猫の性格を聞いておくと安心でしょう。

マンチカンは、オスかメスかで性格がやや異なります。以下では、性別による性格の違いについて解説します。

甘えん坊

マンチカンのオスは、好奇心旺盛で甘えん坊です。メスと比べて体が大きく、運動量も多いためやんちゃに育ちます。

飼い主には「遊んでほしい」とアピールすることも多々あるため、人懐っこい猫をお迎えしたい方におすすめです

クール

マンチカンのメスは、オスに比べると落ち着いており、クールで大人びた性格です。しかし、マンチカン特有の甘えん坊な面もあり、気分次第でくっついたり離れたりします。

オスに比べて性格が悪い・キツいと考える人もいますが、むしろそのギャップがかわいいと感じる方にはメスがおすすめです。また、一人暮らしで外出時間が長く、あまりかまってあげられない方でも飼いやすいでしょう

マンチカンの種類と性格の傾向

マンチカンは、主に4つの猫種に分類されます。

  • 純血種
  • ミヌエット
  • キンカロー
  • スクークム

種類別に特徴や性格を詳しく解説します。

純血種

純血種

純血種のマンチカンは、好奇心が旺盛で社交的な性格をしています。一方で、穏やかな面も持ち合わせており、典型的なマンチカンの性格といえるでしょう。

外見的な特徴は短いしっぽです。また、現在のマンチカンにいたるまでの過程で、さまざまな種類と交配してきたため、毛色のバリエーションが豊富にあります。

ミヌエット

ミヌエット

ミヌエットのマンチカンは、もっとも甘えん坊で人懐っこい性格をしています。マンチカンとペルシャやヒマラヤンを掛け合わせた猫種です。

外見的な特徴は、ゴージャスな被毛です。

キンカロー

キンカロー

キンカローのマンチカンは、遊びが大好きで明るく社交的な性格をしています。マンチカンとアメリカンカールを掛け合わせた猫種です。

外見的な特徴は、カールした耳と丸い目です。

スクークム

スクークム

スクークムは、マンチカンとラバームを掛け合わせた猫種です。

4種類のなかでもっとも落ち着いた性格をしており、鳴くことはほとんどありません。抜け毛が少ないため、被毛のお手入れも比較的簡単におこなえます。

外見的な特徴は、眉毛やヒゲがカールしていることです。

マンチカンの上手な飼い方

マンチカンの上手な飼い方

マンチカンを上手に育てるためには、しつけや体調管理はもちろん、ブラッシングや爪切り、歯磨きといった日頃のお手入れが欠かせません。

しつけ

マンチカンは人懐っこい性格のため、ほかの猫種に比べてしつけをしやすい点が特徴です。歯磨きやトイレの習慣を、子猫のときからしっかりとつけていきましょう。

お手入れ

マンチカンをお世話するうえで大事なお手入れは「ブラッシング」「爪切り」「歯磨き」の3つです。項目ごとに、お手入れのポイントをご紹介します。

ブラッシング

マンチカンの毛の長さに合わせて、ブラッシングをおこないましょう。マンチカンは種類によって毛質もさまざまですが、毛が短い「短毛種」と、毛が長い「長毛種」でお手入れ方法が異なります。

それぞれのブラッシング方法は以下のとおりです。

  • 短毛種:季節ごとに生え替わるタイミングでブラッシングする
  • 長毛種:こまめなブラッシングと毎日のケアが必要

長毛種の場合は、毛が密集しているため抜け毛も多く、毛玉ができやすくなります。毛玉を放置していると、マンチカンが毛づくろいをした際に誤って飲み込んでしまい「毛球症(もうきゅうしょう)(※1)」を発症するおそれがあります。便秘や嘔吐(おうと)、食欲不振などの症状がでて弱ってしまうため注意してください。

また、長毛種は毛が長い分、ツヤを維持するために定期的なブラッシングで毛並みを整えてあげる必要があります。毎日(最低でも週に2〜3回)ブラッシングをおこない、健康や見た目を維持してあげましょう

※1 毛球症:飲み込んだ毛の排出がうまくできず放置した結果、胃・腸内で大きな球状になってしまう状態

爪切り

猫は自発的に爪とぎをする習性があるため、爪切りは必要ないと考える方も多いでしょう。しかし、猫が爪とぎをしていても、長さや鋭さは大して変化していません。したがって、定期的に爪切りをおこない、伸びてとがった部分をカットしてあげる必要があります

爪切りをする頻度の目安は以下のとおりです。

  • 成猫(※1):1か月に1回
  • 子猫:1〜2週間に1回

マンチカンが爪切りを嫌がる場合は、一度にすべてカットせず、数本ずつに分けて爪を切り落としましょう。また、トリマーや獣医師などのプロに任せるのも一つの手です。

※1 成猫:生後1年~1年半を過ぎた状態の猫

歯磨き

人間と同じで、猫も歯磨きをしないと歯周病になるリスクが高まります。したがって、歯磨きは毎日おこなってください。毎日が難しい場合、少なくとも2〜3日に1回はおこないましょう。

猫の歯磨きの手順は以下のとおりです。

  1. 猫の頭部を手で支えながら、上唇を親指でめくる
  2. 歯ブラシを猫の歯に対して45度の角度で当てる(このとき歯ブラシの毛先が歯周ポケットに入ることを意識する)
  3. 歯ブラシの毛先を小刻みに左右に動かして磨く

マンチカンは奥歯に汚れがたまりやすいため、しっかりと磨きましょう。歯磨きを嫌がる場合は無理におこなわず、中断してください。最初のうちは歯磨きを嫌がる猫も多いため、様子を見ながら少しずつ慣らしてくださいね。

体重管理

マンチカンは食用旺盛な猫種のため、太りやすいといわれています。しかし、肥満になるほど足腰に負担がかかり、関節痛や腰痛の原因となるため注意が必要です。ほかの猫種と比べて足の短いマンチカンは、椎間板ヘルニアを発症するリスクが高くなります。

肥満対策として、食事管理・体重管理をしっかりとおこないましょう。太り始めたと感じたら、低脂肪・低カロリーのペットフードを選んでください

マンチカンの飼育で注意すべき病気

マンチカンの飼育で注意すべき病気

「マンチカンが病気になる割合は8割」といわれるほど、マンチカンはほかの猫種に比べて病気にかかりやすい猫種です。

体格的な特徴から肥満になりやすく、糖尿病や心臓病、関節疾患、血栓症といった、さまざまな病気を発症するおそれがあります。

もちろん、すべてのマンチカンがこれらの病気になるわけではありませんが、病気になってから後悔しないよう、未然に防ぐための方法を確認しておきましょう。なかでも注意すべき病気は「膀胱結石」と「結膜炎」の2つです

それぞれの病気の特徴は以下のとおりです。

病名 膀胱結石(ぼうこうけっせき) 結膜炎(けつまくえん)
状態 ・膀胱に結石や結晶ができる
・放置すると毒素を尿から排出できない
・目の粘膜に炎症が起こる
症状 ・トイレに頻繁に行く
・元気がなくなる
・排尿姿勢をしても尿がでない
・血尿
・目が充血する
・涙が出る
・目やにが出る
原因 ・細菌感染や食事
・体質的問題
・異物やウィルス
予防策 ・水分をしっかりと摂取させる
・栄養バランスの取れた食事を与える
・症状がひどくなる前に治療を始める
・目に違和感があれば早めに獣医師に相談する

マンチカンの性格は好奇心旺盛で甘えん坊

マンチカンの性格は好奇心旺盛で甘えん坊

本記事では、マンチカンの特徴や性格、飼い方のポイントについて解説しました。マンチカンは甘えん坊で人懐っこい性格をしているため、早い段階で飼い主に懐いてくれますよ。

しかし、マンチカンはほかの猫種に比べて病気にかかるリスクが高いため、お手入れや体調管理をていねいにおこない、大切にお世話をしてあげましょう。

マンチカンは毛色のバリエーションが豊富なため、同じ柄は2つと存在しません。ぜひ、唯一無二のお気に入りの子を見つけてみてくださいね。

この記事を監修した人

小松 智彦

小松 智彦

獣医師。北海道大学大学院獣医学研究科卒。
20年以上獣医師・研究者として勤務する傍ら、学術論文や業界誌への執筆も多数経験。また幼少期からたくさんの動物を飼育してきたことから飼い主に寄り添える動物博士として活躍中。

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