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一年草と多年草の違いを解説!特徴を生かしたガーデニングテクニック

一年草と多年草の違いを解説!特徴を生かしたガーデニングテクニック

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植物は、育ち方によって大きく「一年草(いちねんそう)」と「多年草(たねんそう)」に分けられることをご存じでしょうか。一年草は1年しか花を咲かせない草花で、多年草は同じ株から翌年以降も花を咲かせ続ける草花です。

そのほかにも、2年以内に枯れる「二年草(にねんそう)」や、根だけ枯れずに残る「宿根草(しゅっこんそう)」などがあります。種類ごとの特徴を理解し、上手に使い分けることで、年中花を楽しめる美しい花壇づくりを実現することができます。

この記事では、一年草と多年草の特徴や咲き方の違い、それぞれの特徴を生かしたガーデニングテクニックをご紹介します。

草花の一年草と多年草の違い

一年草と多年草の違いを解説!特徴を生かしたガーデニングテクニック
植物は、育ち方のサイクルによって一年草・二年草・多年草・宿根草に分類されます。

それぞれの特徴や、代表的な草花をご紹介します。適切に管理をして一年中きれいな花を咲かせられるよう、生育タイプの違いを把握しておきましょう。

一年草の特徴

一年草とは、種をまいて発芽し、花が咲いて、株が枯れるまでの期間が1年以内の植物です。「一年生植物」とも呼ばれています。

1年しか花を咲かせないため、枯れたら翌年は咲きません。次の年からは、残された種から新たに株が育ちます。

育てやすく開花後のお手入れも不要であるため、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。

【主な一年草の種類】
コスモス、マリーゴールド、アサガオ、ヒマワリ、スイートピー、パンジー、デイジー、センニチコウ、ジニア、ニゲラ、キンギョソウ、ストック など

二年草の特徴

二年草とは、種をまいたあと1年以上の期間を経て開花し、2年以内に枯れる植物です。「二年生植物」とも呼ばれます。

種をまいてから最初の1年は根を広げて葉っぱや茎を伸ばし、翌年の春夏ごろに再び花を咲かせます。

ちなみに、秋頃に種をまき、翌年の春夏に開花する「秋まき一年草」のことを二年草と呼ぶ場合もあります。年を越すことにより、2年目に入るためです。通常の二年草と区別するために、「越年草(えつねんそう)」と呼ばれることもあります。

【主な二年草の種類】
カンパニュラ、ジギタリス など

多年草の特徴

多年草とは、1つの株から2年以上枯れずに咲き続ける植物です。冬でも葉っぱが枯れずに育ち、さらに花から種もできるため、放っておくとあっという間に増えて広がります。

なお、原産地では多年草だったものの、日本の気候では枯れてしまうために一年草扱いとなっている草花もあります。

【主な多年草の種類】
キキョウ、ガーベラ、ラベンダー、ローズマリー、ミント、レモングラス、フェンネルなど

宿根草の特徴

宿根草は多年草の一種で、冬になると茎や葉っぱなどの地上部が枯れてなくなる植物です。根は枯れずに残るため、暖かくなるにつれて大きく育ち、花を咲かせます。

冬の宿根草は葉っぱを付けないため、一見枯れたように見えますが、実は土の中でじっと耐えて春が来るのを待っています。翌シーズンにはまた花を楽しめるため、枯れたと勘違いして処分しないよう注意しましょう。

【主な宿根草の種類】
シクラメン、クレマチス、ギボウシ、セージ、カンナ など

一年草と多年草の咲き方の違い

一年草と多年草の違いを解説!特徴を生かしたガーデニングテクニック
種を植えてから開花し、枯れるまでの期間が短い一年草・二年草と、枯れずに育ち続ける多年草・宿根草では、花の咲き方にも違いがあります。

育てやすさも変わってくるため、咲き方の違いを事前にチェックしておきましょう。

一年草と二年草

一年草と二年草の咲き方の特徴は以下のとおりです。

  • 鮮やかで大きな花を咲かせる
  • 成長スピードが早い
  • 開花してからの期間が長い
  • 手がかかりにくい
  • 枯れるのが早い

一年草と二年草の植物は、育つスピードが早く管理も簡単であるため、ガーデニング初心者の方におすすめです。また、初めて挑戦する場合は、苗から育てるとより開花しやすくなります。

さらに、一年草と二年草の多くは苗の価格が比較的安いため、気軽に挑戦しやすい点も魅力です。

枯れるのが早い点はデメリットですが、種をたくさん残す植物も多いため、上手く育てて種を採取すれば、再び種から育てる楽しみもあります。毎年違う花に植え替えたり、寄せ植えをしたりしてガーデニングを楽しめるでしょう。

多年草と宿根草

多年草の咲き方の特徴は以下のとおりです。

  • 植えてから2年以上続けて花が咲く
  • 年数が経つにつれて株も大きく育つ
  • 毎年同じ場所に花を咲かせる
  • 地植え・鉢植えともに、数年に一度は植え替えや株分け、挿し芽などが可能
  • 2年目以降は植えっぱなしでも問題ない(ローメンテナンス)
  • 高温多湿が苦手

多年草と宿根草は一年草や二年草と異なり、毎年花を咲かせます。株分け(※1)は、春に開花したら秋に、秋に開花したら春におこなうといいでしょう。

挿し芽(※2)をする場合は、新しい茎を使用するのが効果的であるため、若い芽が出る梅雨シーズンがおすすめです。

多年草は、1年目の根がしっかりと張るまでは水やりなどの手入れが必要ですが、2年目以降は基本的に植えっぱなしで問題ありません。

ただし、ほとんどの多年草は日本の高温多湿な気候が苦手であるため、植えるときは夏場の直射日光を避けられる場所を選びましょう。半日陰で育つ種類を選べば、毎年花を咲かせてくれますよ。

宿根草の咲き方の特徴は、多年草とほぼ同じですが、冬になると茎や葉が枯れる点が大きな違いです。
宿根草と多年草は、以下のように見分けるといいでしょう。

  • 地上に出ている箇所が冬場に枯れる→宿根草
  • 地上に出ている箇所が冬場に枯れない→多年草

また寒冷地では冬の寒さに耐えられないおそれがあるため、耐寒性についても調べておく必要があります。耐寒性の種類や冬越し対策について、以下で詳しく解説します。

※1 株分け: 成長した植物の株をいくつかに分けて増やす作業
※2 挿し芽: 草花の枝や茎の一部を切り取って別の場所に移し、発根させて増やす作業

冬越しで気にしたい耐寒性

耐寒性とは、寒さや低温に耐えられる性質のことです。植物の耐寒性は、大きく以下の3つに分類されます。

非耐寒性 寒さに弱いため、暖かい場所へ植え替えるか、室内に取り込んで冬越しさせる必要がある。
半耐寒性 多少の寒さまでは耐えられるが、霜には弱い。
耐寒性 寒さに強く日本のほとんどの地域で屋外での冬越しが可能。

植物は種類によって、冬の寒さに耐えられる温度や環境が異なるため、事前に確認して適切な冬越し対策を講じる必要があります。

非耐寒性多年草と半耐寒性多年草

非耐寒性多年草と半耐寒性多年草の代表的な草花は以下のとおりです。

【非耐寒性多年草】
インパチェンス、ポーチュラカ、アンゲロニア、ペチュニア など

【半耐寒性多年草】
ラナンキュラス、フリージア、ゼラニウム、ブラキカム など

「非耐寒性多年草」は、冬の寒さが苦手であるため、地域によっては室内に取り込んで冬越しさせなければいけません。

耐寒性を考えずに冬場も屋外で育てていると、その植物が耐えられる最低温度を下回り、冬を越せずに枯れるおそれがあるため注意しましょう。

「半耐寒性多年草」は、ある程度の寒さには耐えられるものの霜には弱いため、霜よけをするか軒下に移動させる必要があります。

植物の耐寒性とお住まいの地域の気温を調べて、万全な防寒対策をおこなうことで、翌年もきれいな花を咲かせてくれますよ。一度冬越しに成功すれば、耐寒性が高まってより育てやすくなるため、寒い時期に向けてしっかりと準備をしておきましょう。

一年草と多年草の特徴を生かすガーデニングテクニック

一年草と多年草の違いを解説!特徴を生かしたガーデニングテクニック
最後に、一年草と多年草の特徴を生かすガーデニングテクニックを3つご紹介します。一年草と多年草をうまく組み合わせてレイアウトすることで、手間を軽減でき、1年を通してガーデニングを楽しめるでしょう。

その1:多年草をベースにする

一年草は1年しか咲かないことから、広範囲であるほど翌年の植え替え作業が大変になってしまいます。そのため、多年草をベースにして、一年草を入れ替えていくといいでしょう。

ベースを多年草にすれば、毎年多くの花が咲くほか、開花時期でなくても葉っぱが残るため殺風景に見えません。ただし、宿根草は冬になると葉が枯れてしまうため、ベースにすることは避けた方が良いでしょう。

一年草と多年草の開花時期が被らないように植えれば、次々と花が咲く美しい仕上がりになりますよ。

その2:立体感をだす

花壇を美しく見せるには、高さの違う植物を取り入れて立体感をだす方法も効果的です。

たとえば、高さのあるチューリップが並ぶ場所に、低めのデイジーやパンジーを組み合わせて植えれば全体のバランスが良くなるでしょう。

また、あえて土を高めに盛って高低差をつける方法もあります。これにより、立体感が生まれるだけではなく、地面からの熱を避けたり、作業時の足腰への負担を軽減したりする効果が期待できます。

一年草と多年草の特徴や開花のタイミングを意識しながら、自分好みの組み合わせを考えてみてくださいね。

その3:同系色の花にする

カラーバランスに迷ったときは、同系色でまとめるといいでしょう。

多年草は、一度植えるとずっと咲くことが特徴です。そのため、仮に一年草の花の色が違っても、ベースに植えた多年草が同系色であれば、全体的に統一感のあるガーデニング空間をつくれます。

逆に、明るくカラフルな空間にしたいときは、一年草から挑戦してみるといいでしょう。

一年草と多年草の違いを生かしてさまざまな花を楽しもう

一年草と多年草の違いを解説!特徴を生かしたガーデニングテクニック
一年草と多年草の違いについてご紹介しました。一年草は管理の手間がかからず、ガーデニング初心者の方でも育てやすい植物です。しかし、1年で枯れてしまうため、翌年になると植え替えの作業に多くの手間がかかってしまいます。

そこで、多年草をベースに一年草を毎年入れ替えていく方法がおすすめです。高低差のバランスや開花のタイミング、配色なども考慮しながら、一年草と多年草の特徴を生かしてガーデニングを楽しんでくださいね。

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