コーナンTips ペット 【獣医師監修】犬の拾い食いを防止するには?原因・危険性・しつけ方法を解説! 【獣医師監修】犬の拾い食いを防止するには?原因・危険性・しつけ方法を解説! ペット クリップボードにコピーしました 【獣医師監修】犬の拾い食いを防止するには?原因・危険性・しつけ方法を解説! この記事をシェアする! クリップボードにコピーしました 犬との散歩は楽しい時間ですが、愛犬が地面に落ちているものを突然口にしてしまい、ヒヤッとした経験を持つ方は少なくありません。地面のにおいを嗅いでいると思ったら、あっという間に何かを飲み込もうとすることがあります。飼い主が注意していても防ぎきれないことが多く、どうやってやめさせればよいのかと頭を悩ませてしまうものです。この記事では、犬が拾い食いをしてしまう原因やそこに潜む危険性を詳しく説明します。さらに、拾い食いを防ぐための環境づくりのポイントやしつけの手順についても具体的にお伝えします。 目次 犬が拾い食いをする原因とは本能として根づいた採食行動好奇心や空腹感も引き金になる保護犬や環境の変化も関係する拾い食いで起こりうるリスクタバコや薬品、有害食品による中毒のリスク異物による窒息や腸閉塞のリスク寄生虫や細菌による感染症のリスク犬の拾い食いで注意したい危険物と対策散歩中に潜む危険物と対策室内で見落としがちな危険物と対策季節や場所によって変わる注意点拾い食いを防止するしつけの手順手順1:アイコンタクトを覚えさせる手順2:「待て」で食べる前に止める手順3:「出せ」を教えて取り返す手順4:散歩中にコマンドを応用する拾い食いしてしまったときの対処法無理に吐かせてはいけない理由 口から取り出す際の正しいやり方動物病院へ行くべき症状の見極め方拾い食い防止グッズを上手に活用する方法口輪の効果的な使い方と選び方鼻ぺちゃ犬種向けグッズの選び方グッズはあくまで補助として使うまとめ 犬が拾い食いをする原因とは 愛犬がなぜ落ちているものを口にしてしまうのかを理解することは、しつけの第一歩となります。犬の行動には、生まれ持った性質や現在の生活環境が大きく関わっています。拾い食いを単なる問題行動として片付けるのではなく、その背景にある心理や習性を知ることが大切です。以下に、犬が拾い食いをする主な原因とその背景をまとめました。 原因 背景 本能的な採食行動 獲物を探す狩猟時代の名残 好奇心や空腹感 未知のものへの興味や栄養不足による欲求 環境や経験の影響 過去の放浪生活や急激な生活環境の変化によるストレス 本能として根づいた採食行動 犬の拾い食いの根底には、狩猟本能や採食行動といった生まれ持った習性が強く関わっています。祖先であるオオカミや野生の犬たちは、自ら食べ物を探して生き延びてきました。そのため、地面のにおいを嗅ぎ、食べられそうなものを見つけたら口に入れて確かめるという行動は、犬にとって非常に自然なことと言えます。においを嗅ぐことで情報を収集し、口に含むことでそれが安全な食べ物かどうかを判断しているのです。現代の家庭犬であってもこの本能は色濃く残っており、地面に落ちているものに強く反応してしまいます。 好奇心や空腹感も引き金になる 若い犬や子犬の場合は、目に映るすべてのものに対する強い好奇心が拾い食いを引き起こす大きな要因となります。人間の赤ちゃんが何でも口に入れて確かめようとするのと同じように、子犬も口を使って世界を探索しています。また、日常的な空腹感や栄養不足が拾い食いを助長するケースも珍しくありません。食事の量が足りていなかったり、必要な栄養素が不足していたりすると、犬は本能的に他の場所から食べ物を補おうとします。食事の質や量を見直し、愛犬が常に満たされた状態を保つことも重要です。 保護犬や環境の変化も関係する 過去の経験や生活環境の変化も、犬の行動に大きな影響を与えます。過去に外を放浪していた経験を持つ保護犬の場合、自分で食べ物を探さなければ生きていけなかった記憶が深く刻まれています。そのため、常に地面を探る癖が抜けず、食べ物への執着が強くなっていることがあります。さらに、引っ越しや新しい家族の増加など、急激な環境の変化によるストレスが原因で拾い食いなどの問題行動に走ることもあります。愛犬の過去の背景や現在の精神状態に寄り添い、安心できる環境を整えてあげることが求められます。 拾い食いで起こりうるリスク 拾い食いは、単なる困った癖ではなく、愛犬の命を脅かす重大なリスクを伴います。道端や家の中に落ちているものの中には、犬の体に深刻なダメージを与える危険なものが数多く存在します。飼い主としてどのような危険があるのかを正しく把握しておくことが、事故を防ぐ第一歩となります。以下の表に、拾い食いによって引き起こされる主な危険性と症状の例をまとめました。 危険の種類 症状や影響の例 中毒症状 嘔吐、下痢、呼吸困難を起こし、最悪の場合は命に関わります 異物誤飲(窒息や腸閉塞) 喉に詰まると窒息し、腸に詰まると開腹手術が必要になります 感染症 激しい下痢や発熱を起こし、消化器系に深刻なダメージを受けます タバコや薬品、有害食品による中毒のリスク 犬がタバコや人間の薬、殺虫剤や除草剤などを誤って飲み込んでしまうと、重篤な中毒症状を引き起こす危険があります。たとえばタバコに含まれるニコチンは、犬の小さな体にはわずかな量でも命に関わる毒となります。また、環境省のガイドラインでも注意喚起されているように、ネギ類やチョコレートなどは人間にとって無害でも犬にとっては有毒な食品です。これらを摂取すると嘔吐や下痢だけでなく、血尿や発熱、痙攣といった深刻な症状が現れることがあります。 参考 : 飼い主のためのペットフード・ガイドライン~犬・猫の健康を守るために~|環境省 関連記事 【獣医師監修】犬が食べてはいけないものは?命に関わる危険な食材と対処法を解説|コーナンTips 異物による窒息や腸閉塞のリスク 食べ物以外の異物を飲み込んでしまうことも、拾い食いにおける大きな危険の一つです。布の切れ端、石、ビニール袋、プラスチックの破片などを飲み込むと、消化されずに胃や腸にとどまってしまいます。大きな塊が喉に詰まれば窒息の危険があり、一刻を争う事態となります。また、飲み込んだものが腸に詰まって腸閉塞を引き起こした場合は、激しい腹痛や嘔吐を伴い、緊急の開腹手術が必要になることも少なくありません。消化管を傷つけてしまう恐れもあるため、飼い主はどのような異物が身の回りに潜んでいるかを把握しておくことが大切です。 寄生虫や細菌による感染症のリスク 拾い食いで口にしたものを通じて、寄生虫や細菌に感染するリスクも見過ごせません。他犬の排泄物には回虫やコクシジウムといった寄生虫や細菌が潜んでおり、地面や草むらを舐めることで体内に侵入します。これらが体内に侵入すると、激しい下痢や血便、体重の減少を引き起こし、体力を大きく奪われます。また、放置されたゴミや野生動物の死骸からもサルモネラ菌などの有害な細菌に感染するリスクがあり、発熱や消化器系の深刻な炎症につながることもあります。とくに免疫力の低い子犬やシニア犬にとっては、わずかな病原体でも致命的なダメージとなりかねません。愛犬の命を守るためにも、散歩中のルート選びや、地面のにおいを嗅がせすぎないなどの環境整備には細心の注意が必要です。 犬の拾い食いで注意したい危険物と対策 犬の目線には、飼い主が普段気にとめないような多くの危険物が転がっています。家の中と外とでは注意すべき対象が異なるため、それぞれの環境にどのようなリスクが潜んでいるのかを知っておく必要があります。また、危険物を遠ざけるための対策をあらかじめ講じておくことで、拾い食いのリスクを減らしやすくなります。日常の風景に溶け込んでいる危険物を見逃さないよう、事前に把握しておきましょう。 場所 注意すべき危険物の例 屋外(散歩中) タバコの吸い殻、動物の糞、除草剤がついた草、串、ビニールなど 屋内(室内) 人間用の薬、洗剤、チョコレート、ネギ類、観葉植物など 散歩中に潜む危険物と対策 屋外での散歩中は、一瞬の隙にさまざまな危険物に遭遇する可能性があります。道端に捨てられたタバコの吸い殻は、強いにおいに誘われて犬が興味を持ちやすく、誤飲の報告が絶えません。また、公園の草むらには除草剤や農薬が散布されていることがあり、その草を舐めたり食べたりすることで中毒を引き起こすことがあります。他の犬や野生動物の糞も寄生虫や細菌の病原体が含まれている可能性があるため注意が必要です。さらに、食べ物のにおいが残った竹串やプラスチック片などは犬が口にしやすく、誤飲すると口腔内や消化管を傷つける恐れがあります。 こうしたリスクを避けるためには、散歩コースやリードの扱い方にも気を配ることが大切です。ゴミ置き場の周辺や飲食店の多い場所、草むらの多いルートはできるだけ避け、見通しの良い道を選びましょう。また、リードは適切な長さで持ち、犬が落ちているものへ不用意に近づかないよう注意することが重要です。 ▶犬用リード|ホームセンターコーナンの通販サイト 室内で見落としがちな危険物と対策 安全だと思われがちな家の中にも、犬にとっての危険物はあちこちに潜んでいます。テーブルの上に置きっぱなしにした人間用の風邪薬やサプリメントは、犬が遊び半分で噛み砕いて飲んでしまうことがあります。また、玉ねぎやチョコレートなど、人間には問題のない食品でも犬にとっては有害なものが多く、誤って口にすることで重度の中毒を引き起こす原因となります。さらに、部屋に飾っている切り花や観葉植物の中にも、有毒な成分を含む種類があるため注意が必要です。洗濯用の洗剤や化粧品など、香りの強いものも犬の興味を引きやすく、誤飲や誤食につながる可能性があります。 室内での拾い食いを防ぐには、危険なものを犬の届く範囲に置かないことが基本です。食べ物や薬は扉付きの棚などに収納し、ゴミ箱は蓋付きのものを使用すると安心です。また、日頃から床に物を放置しないよう心がけ、安全な生活空間を維持しましょう。 ▶ゴミ箱|ホームセンターコーナンの通販サイト 季節や場所によって変わる注意点 時期や散歩する場所によっても、犬が拾い食いしやすい危険物は変化します。秋の銀杏並木には銀杏の実が落ちていますが、これには犬にとって有害な成分が含まれており、中毒を起こす危険があります。お花見やバーベキューのシーズンには、公園に食べ残しや竹串が放置されることがあり、誤飲事故のリスクが高まります。また、年間を通して注意が必要なのがゴミ置き場周辺です。カラスが散らかした生ゴミやビニール袋は、犬にとって魅力的なにおいを放つため、近づかないようにしましょう。 このように季節や周辺環境によって危険物は変わるため、散歩コースや時間帯を定期的に見直すことが大切です。特に夜間や早朝は足元の状況を把握しにくいため、明るい時間帯を選んだり、ライトを活用したりすることで拾い食いのリスクを減らせます。 関連記事 【獣医師監修】犬が食べてはいけないものは?命に関わる危険な食材と対処法を解説 | コーナンTips 拾い食いを防止するしつけの手順 環境を整えたら、次は愛犬が落ちているものに過度に反応せず、飼い主の指示に従えるようになるためのトレーニングを行いましょう。コマンドを使って犬の行動をコントロールできるようになれば、散歩の安全性が飛躍的に高まります。しつけは一朝一夕で身につくものではないため、焦らずに簡単なステップから始めることが大切です。以下の表に、拾い食いを防止するためのしつけの段階的な手順をまとめました。 手順 目的 アイコンタクト 飼い主に注目する習慣を身に付ける 「待て」の練習 落ちているものへ反射的に近づく行動を防ぐ 「出せ」の練習 口にくわえたものを安全に離させる 散歩中への応用 屋外でもコマンドに従えるようにする 手順1:アイコンタクトを覚えさせる しつけの土台となるのが、犬が飼い主の目を見る「アイコンタクト」です。これができるようになると、犬が地面の何かに興味を示したときに名前を呼んで意識をこちらに向けることができます。まずは室内で愛犬の名前を呼び、目が合ったらすぐに褒めてご褒美のおやつを与えます。これを何度も繰り返し、「飼い主に注目すると良いことがある」と学習させます。慣れてきたら、手におやつを持ったまま犬の顔の高さまで上げ、犬が手ではなく飼い主の目を見た瞬間に褒めておやつを与えましょう。これを継続することで、より強く飼い主へ意識を向けられるようになります。 手順2:「待て」で食べる前に止める 犬が地面のものに近づこうとした瞬間に動きを止めるための「待て」を教えます。犬の目の前におやつを置き、食べようとしたら手で覆って隠します。犬があきらめて顔を上げたり、飼い主と目が合ったりした瞬間に「待て」と声をかけ、別の手からご褒美を与えます。床に置いたおやつは拾い食いの対象となるため、ご褒美としては与えないことがポイントです。これを繰り返すことで、床にある食べ物を勝手に食べるのは間違いであり、飼い主の指示を待てば別の良いものがもらえるというルールを理解するようになります。 手順3:「出せ」を教えて取り返す どんなに気をつけていても、一瞬の隙に何かを口にくわえてしまうことがあります。その際に備えて、「出せ」や「ちょうだい」のコマンドを教えておくことが重要です。犬がおもちゃをくわえているときに、特別に好きなおやつを鼻先に近づけ、「出せ」と声をかけます。おやつを食べるためにおもちゃを口から離した瞬間に大げさに褒め、おやつを与えます。この練習を繰り返すことで、口にあるものを放せばさらに良いものがもらえると学習します。強引に口を開けさせるのではなく、犬が自発的に口から出すように導くことが重要です。 手順4:散歩中にコマンドを応用する 室内でのしつけが完璧にできるようになったら、いよいよ実際の散歩中に応用していきます。外の世界はにおいや音などの刺激が多いため、最初は静かな場所を選んで練習を始めましょう。歩いている途中に立ち止まってアイコンタクトを求め、できたらしっかりと褒めます。もし犬が落ちているものに興味を示したら、口をつける前に名前を呼んで意識をそらさせます。それでも近づこうとした場合は、リードを短く持って距離を取り、「待て」の指示を出します。外でも飼い主の指示に従えたときは十分に褒め、成功体験を積み重ねていきましょう。 関連記事 【獣医師監修】犬のしつけはいつから始める?初心者向けの基本的なやり方とコツを解説|コーナンTips 拾い食いしてしまったときの対処法 十分に注意を払い、しつけを行っていても、想定外の瞬間に拾い食いをしてしまうことはあります。そのような場面で飼い主がパニックになってしまうと、状況をさらに悪化させる恐れがあります。冷静かつ迅速に正しい行動をとることが愛犬の健康と安全を守るために大切です。以下の表に、拾い食いをした際の緊急度に応じた対処の目安をまとめました。 状況 推奨される対処法 飲み込む前に気づいた場合 コマンドやおやつを使って、自発的に口から離すように促します すでに飲み込んでしまった場合 何をいつ飲んだかを確認し、無理に吐かせずに様子を観察します 危険物と確信した・異常がある場合 直ちに動物病院へ連絡し、獣医師の指示を仰いで緊急受診します 無理に吐かせてはいけない理由 愛犬が何かを飲み込んでしまったとき、焦って飼い主自身の手で強引に吐かせようとするのは非常に危険です。無理に嘔吐させようとすると、吐き出したものが気管に入り込んで窒息したり、誤嚥性肺炎を引き起こしたりするリスクがあります。また、尖ったプラスチックの破片や竹串などを飲み込んでいた場合、吐き出す過程で食道や喉の粘膜を傷つけてしまう恐れもあります。自己判断で処置を行うことは避け、速やかに獣医師の判断を仰ぐことが鉄則です。 口から取り出す際の正しいやり方 愛犬がまだものを口にくわえている段階であれば、安全な方法で取り出すことが可能です。まずは冷静に近づき、日頃練習している「出せ」や「ちょうだい」のコマンドを使って自発的に離すように促します。おやつを持っている場合は、それを見せて交換を持ちかけるのが比較的安全で確実な方法です。 一方で、飼い主が大声を出したり慌てて対応したりすると、犬は取られまいとして反射的に丸飲みしてしまうことがあります。また、無理に口の中へ手を入れると、飼い主が噛まれたり、異物をさらに奥へ押し込んだりする恐れがあります。安全に取り出せない場合は無理をせず、速やかに動物病院へ相談してください。 動物病院へ行くべき症状の見極め方 愛犬の様子に少しでも異変を感じた場合は、迷わず動物病院を受診する必要があります。激しい嘔吐を繰り返す、下痢をしている、ぐったりとして元気がないといった症状は、中毒や内臓への深刻なダメージが疑われるサインです。また、呼吸が荒くなったり、舌や歯茎の色が青紫に変わるチアノーゼの症状が出たりしている場合は、一刻を争う危険な状態です。何をどれくらいの量飲み込んだのか、いつ頃の出来事なのかを可能な限りメモし、飲み込んだものと同じものやパッケージの残りがあれば、それを持って動物病院を受診してください。 関連サイト ペットの相談・診療はコチラ|コーナンどうぶつ病院 拾い食い防止グッズを上手に活用する方法 しつけには時間がかかるため、その間の安全を確保するために防止グッズを活用することは有効な選択肢の一つです。犬の特性や体格に合った道具を正しく使うことで、飼い主の精神的な負担を減らし、散歩中の拾い食いのリスクを減らすことができます。なかでも口輪は、拾い食いを物理的に防ぎやすい代表的なアイテムとして広く活用されています。 ▶犬用口輪|ホームセンターコーナンの通販サイト 口輪の種類 特徴 メッシュタイプの口輪 軽量で装着しやすく、比較的手軽に使用できる バスケットタイプの口輪 内部に十分な空間があり、パンティングや飲水がしやすい形状 短頭種専用の口輪 鼻が短い犬種の顔にもしっかりとフィット 口輪の効果的な使い方と選び方 拾い食いを物理的に防ぐうえで、口輪は効果的なアイテムの一つです。口輪を選ぶ際は、犬のサイズにぴったりと合っており、装着したままでも口を開けて体温調節のパンティングができる余裕のあるものを選ぶことが大切です。メッシュタイプは軽量で扱いやすく、比較的装着に慣れやすい傾向があります。 一方で、バスケットタイプは内部の空間に余裕があり、パンティングや飲水がしやすいため、長時間の散歩や暑い時期にも適しています。愛犬の体格や性格、使用環境に合わせて選ぶとよいでしょう。また、初めて口輪を使用するときは、犬が嫌がることが多いため、まずは室内で短い時間だけ装着し、おやつを与えながら徐々に慣れさせていく必要があります。無理やりつけるとストレスや恐怖心につながるため注意してください。 鼻ぺちゃ犬種向けグッズの選び方 パグやフレンチブルドッグ、シーズーといった鼻の短い短頭種は、一般的な形状の口輪がうまくフィットしません。無理に合わないものをつけると、目に入ってしまったり、呼吸困難を引き起こしたりする危険があります。そのため、短頭種の顔の構造に合わせて作られた専用の口輪やマズルガードを選ぶことが大切です。視界を妨げにくく、十分な通気性が確保されているものを選びましょう。また、装着後は呼吸が苦しそうでないか、擦れて皮膚が赤くなっていないかを定期的に確認してください。 グッズはあくまで補助として使う 口輪などの防止グッズは非常に便利ですが、拾い食いという行動そのものを根本から解決するものではありません。グッズに頼りきりになってしまうと、外した途端にまた何でも口に入れてしまう状態に戻る可能性があります。あくまでしつけが完了するまでの間、愛犬の命を守るための補助的な安全装置として割り切って使用することが重要です。日々の散歩ではグッズで安全を確保しつつ、並行してアイコンタクトやコマンドのしつけを根気よく続けることで、将来的には道具なしでも安全に歩けるように導いてあげましょう。 まとめ 犬の拾い食いは、本能や好奇心が引き起こす自然な行動ですが、中毒や窒息など命に関わる危険を多くはらんでいます。愛犬を守るためには、危険なものを手の届かない場所に片付けるといった環境づくりに加え、散歩中のリード管理や周囲の状況への注意が欠かせません。また、「待て」や「出せ」といったコマンドを段階的に教えることで、拾い食いを未然に防ぎやすくなります。しつけには時間がかかるため、その間は口輪やメッシュマズルなどの拾い食い防止グッズを上手に活用し、愛犬の安全を物理的に確保することも大切です。万が一、愛犬が危険物を口にしたり、飲み込んでしまった場合は無理に吐かせず、速やかに動物病院へ相談しましょう。日頃から環境づくりとしつけを継続することが、拾い食い事故の予防につながります。 犬用口輪|ホームセンターコーナンの通販サイト この記事を監修した人 小松 智彦 獣医師。北海道大学大学院獣医学研究科卒。 20年以上獣医師・研究者として勤務する傍ら、学術論文や業界誌への執筆も多数経験。また幼少期からたくさんの動物を飼育してきたことから飼い主に寄り添える動物博士として活躍中。
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