コーナンTips 園芸 11月に植える野菜|初心者がプランターで簡単に育てられる野菜7選 11月に植える野菜|初心者がプランターで簡単に育てられる野菜7選 園芸 クリップボードにコピーしました 11月に植える野菜|初心者がプランターで簡単に育てられる野菜7選 この記事をシェアする! クリップボードにコピーしました 一日を通して肌寒く、一気に秋が深まって冬の訪れを感じさせる11月は、草花や野菜の栽培にあまり適した季節ではありません。しかし、真夏や真冬のように極度の暑さや寒さに悩まされる心配がないため、土仕事に慣れていない初心者の方にはおすすめです。 本記事では、11月に植える野菜の種類や準備するもの、注意点などをご紹介します。 目次 11月に植える野菜|初心者におすすめの野菜7選ソラマメソラマメの栽培方法|ベランダで初心者でも育てられる方法を紹介サヤエンドウスナップエンドウの育て方|種まきから収穫までの手順と注意点を初心者向けに解説ルッコラキャベツ【初心者向け】キャベツの育て方|種まきや植え付けなど栽培のコツを解説/タマネギ玉ねぎの育て方!植え付けや追肥の時期などプランター栽培のコツを初心者向けに解説イチゴ秋植えがおすすめ!イチゴの育て方|プランター栽培のコツや増やし方を解説ノラボウナ(のらぼう菜)11月に野菜を植えるために必要なもの鉢・プランター培養土培養土とは?家庭菜園・ガーデニング初心者におすすめな選び方や使い方を解説鉢底石と鉢底ネット肥料そのほかのもの11月に植える野菜の注意点初心者におすすめ!11月に植える野菜から育ててみよう 11月に植える野菜|初心者におすすめの野菜7選 暖かい季節と比較すると種類は少ないものの、11月ごろから育て始める「秋植え野菜」は豊富にあります。 プランターを利用して簡単に育てられる野菜を中心に、種まきの方法や苗の選び方などを詳しく解説していきます。初心者の方はもちろん、すでに野菜作りを楽しんでいる方にとっても役立つ情報のため、ぜひ参考にしてください。 ソラマメ ソラマメ(秋まき)は10月〜11月ごろの涼しい時期に種や苗を植えて、春に収穫する野菜です。店頭に多く並んだり、飲食店で提供されたりするのは初夏のため、夏の野菜の一つとされています。 分類 マメ科ソラマメ属 種まき時期 ・春まき:1~2月 ・秋まき:10月 苗の植え付け時期 ・春まき:2~3月 ・秋まき:10~11月 収穫時期 5~6月 旬の時期 春~初夏 おすすめの食べ方 塩ゆで、焼き、サラダ、パスタ、かき揚げ、ポタージュ 日持ち・保存方法 日持ちしないため、早めに食べる さや付きのまま冷蔵、または冷凍庫にて保存 栄養素 糖質、たんぱく質、ビタミンB1、ビタミンB2、葉酸、ビタミンK、カリウム、食物繊維など 空に向けてさやが実る様子から「ソラマメ」という名がつき、漢字では空豆や蚕豆と書きます。収穫後は急速に鮮度や味が落ちるため、できるだけ早く消費するか、適切な方法で保存しましょう。 ソラマメを種から育てる場合には、ポットや畑への直まきをして、アブラムシをはじめとした害虫が寄りつかないように対策を実施します。苗植えから始める場合や、ポット栽培で発芽したあとは、生育の良いものを選んで均等に植え付けてください。 関連記事 ソラマメの栽培方法|ベランダで初心者でも育てられる方法を紹介 サヤエンドウ サヤエンドウは秋から冬にかけて育て始めて、春に旬の時期を迎えます。炒め物や卵とじなどさまざまな料理に使用でき、手軽に食べやすいと子どもから大人まで人気のある野菜です。 分類 マメ科エンドウ属 種まき時期 10~11月 苗の植え付け時期 10~12月 収穫時期 4~6月 旬の時期 春~初夏 おすすめの食べ方 炒め物、卵とじ、煮びたし、ちらし寿司・五目ご飯など 日持ち・保存方法 日持ちしないため、早めに食べる 冷蔵庫の野菜室、またはゆでたあとに冷凍庫にて保存 栄養素 βカロテン、ビタミンC、ビタミンK、グルタミン酸など サヤエンドウは穀物として中国から日本に伝わり、江戸時代からは野菜として栽培されるようになりました。メインの料理に彩りを添える存在としても大活躍するため、目で見ても楽しめる食材として重宝されています。 種や苗を植える際には、プランターを使用します。底石やネットなどを敷き、土は野菜用の培養土を用意しましょう。株の間を20cmほどあけながら植え、虫や鳥の被害に注意して対策をおこないます。 間引きや水やりなどを実施しながら育て、草丈が長くなったら支柱を立ててください。実が4~7cmまで成長したら収穫のタイミングです。 Tips サヤエンドウ、グリーンピース、スナップエンドウ、豆苗は全てエンドウの仲間です。 ・サヤエンドウ:若いうちに収穫して柔らく薄いさや食べる ・グリーンピース:サヤエンドウを成長させて豆部分だけ食べる ・スナップエンドウ:グリーンピースを品種改良し、さやも豆も一緒に食べる ・豆苗:エンドウが発芽した状態で食べる 関連記事 スナップエンドウの育て方|種まきから収穫までの手順と注意点を初心者向けに解説 ルッコラ ルッコラは、種をまいてから収穫ができるようになるまでの時期が非常に短く、初心者の方でも育てやすい野菜です。種まきから4~7日で発芽し、1ヶ月~1ヶ月半後には収穫できます。サラダやおひたしにして食べるのがおすすめです。 分類 アブラナ科キバナスズシロ属 種まき時期 ・春まき:3~6月 ・秋まき:9~10月 苗の植え付け時期 ・春まき:4~7月 ・秋まき:9~11月 収穫時期 ・春まき:4~6月 ・秋まき:10~11月 ※種まき~収穫まで30~40日 旬の時期 春、秋 おすすめの食べ方 サラダ、おひたし、ソテー、パスタなど 日持ち・保存方法 日持ちさせるためには乾燥対策が必須 冷蔵庫の野菜室にて、水を入れた容器に立てて保存 冷凍庫の場合はゆでてから保存し、食べるときは加熱調理する 栄養素 βカロテン、ビタミンC、ビタミンK、葉酸、カルシウム、マンガン、鉄、食物繊維など 家庭でルッコラを育てる場合には、用土での栽培のほかに水耕栽培や露地栽培などの方法があります。プランターや植木鉢を使用した用土での栽培方法が一般的ですが、手軽さでいうと水耕栽培が非常におすすめです。 水耕栽培は、容器と水に加えて、パーライトやスポンジなどを用意するだけで始められます。また、土を使わないため、手や室内が汚れる心配がありません。種まき後の管理も、容器の水が減ったタイミングで水を与えるだけと非常に簡単です。 キャベツ キャベツには、寒玉や春玉と呼ばれるものや芽キャベツ、紫キャベツなど豊富な種類があります。栽培時期も春、秋、夏と、品種によって異なります。 11月に栽培を開始するのに適しているのは秋にまいて春に収穫できる「春キャベツ(新キャベツ)」です。 分類 アブラナ科アブラナ属 種まき時期 ・春まき:3月~4月 ・夏まき:6月~8月 ・秋まき:9月~11月 苗の植え付け時期 ・春まき:2月~3月 ・夏まき:8月~9月 ・秋まき:11月 収穫時期 ・春まき:6月~7月 ・夏まき:11月~12月 ・秋まき:4月~5月 旬の時期 ・春まき:夏 ・夏まき:秋 ・秋まき:春 おすすめの食べ方 サラダ、炒め物、和え物、煮物など 日持ち・保存方法 新聞紙などにくるんだ状態で冷暗所にて保存する カットの場合は冷蔵庫の野菜室で保存すると日持ちする 栄養素 ビタミンB1、ビタミンB6、葉酸、ビタミンC、ビタミンU、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、食物繊維など 広大な畑で栽培をするイメージがあるキャベツですが、実は家庭菜園用の畑やプランターなどの限られたスペースでも育てられます。株と株の間は30cm以上あける必要があるため、たくさんのキャベツを育てたい場合は広いスペースを用意しましょう。 家庭菜園で11月からキャベツを育てる場合は、種まきからだと気温が低く発芽に時間がかかるため、苗から始めましょう。秋に栽培を開始すると、害虫の被害や気候による影響を最小限に抑えられるため、春キャベツの栽培は初心者の方におすすめです。 関連記事 【初心者向け】キャベツの育て方|種まきや植え付けなど栽培のコツを解説/ タマネギ 野菜の代表格といえるタマネギ(玉ねぎ)も、11月に植えるのにぴったりな野菜です。炒め物や汁物、サラダなどさまざまな調理方法で楽しめます。 分類 ユリ科ネギ属 種まき時期 1~4月、8~10月(地域により異なる) 苗の植え付け時期 10~11月 収穫時期 5~6月 旬の時期 春 おすすめの食べ方 サラダ、炒め物、汁物、煮物など 日持ち・保存方法 直射日光を避け、風通しの良い場所で常温にて保存すると 2か月ほど日持ちする 皮をむいたものは冷蔵庫にて保存する 冷凍の場合はカットや調理をしてからがおすすめ 栄養素 ビタミンB6、ビタミンC、カリウム、葉酸、食物繊維など タマネギは畑のほかに、プランターでの栽培も可能です。軽石やネットを敷いたプランターと、野菜用の培養土や化成肥料を用意すれば、簡単に植え付けることができます。苗を購入する際は、葉の色が濃くて根元の直径が6〜8mm程度、草丈は20〜25cm程度のものを選ぶのがおすすめです。 土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと水を与えます。水を切らして乾燥させないように注意しましょう。また、タマネギは比較的寒さに強いものの、冬場は葉が枯れることがあるため、定期的に枯れ葉を摘み取ってください。 関連記事 玉ねぎの育て方!植え付けや追肥の時期などプランター栽培のコツを初心者向けに解説 イチゴ 園芸学では草の実は「野菜」とされており、イチゴは分類上では野菜の仲間です。しかし、店頭や食卓では果物として扱われることが多いため、果実的野菜とも呼ばれています。甘酸っぱい味はもちろん、見た目のかわいさや指先で持てるサイズ感が、子どもから大人まで幅広い世代に愛されています。 分類 バラ科オランダイチゴ属 種まき時期 5月 苗の植え付け時期 ・【春苗】四季なり:3月~4月 ・【秋苗】四季なり・一季なり:9月~11月 収穫時期 ・【春苗】四季なり:5月~10月 ・【秋苗】一季なり:4月~6月/四季なり:4月~11月 旬の時期 春 おすすめの食べ方 生食、サラダ、ケーキ、ジャムなど 日持ち・保存方法 痛みやすいため、なるべく早く消費する パックから取り出し、重ならないようにして冷蔵保存 冷凍する場合は水洗い後、必ずヘタと水気を取り除く 栄養素 ビタミンC、葉酸、モリブデンなど イチゴは、家庭菜園では苗の状態から育て始めるのが一般的です。プランターを使って、株の間を20〜30cmほどあけて植え付けてください。土を被せるときは、クラウンと呼ばれる根元の短い茎を埋めてしまわないように注意しましょう。乾燥や根腐れに気をつけながら、花が咲くまでしっかりと管理を続け、開花後は授粉をおこなうことで実がなります。 花が咲いたあとは害虫や鳥が寄ってきやすいため、事前に対策を実施しましょう。 関連記事 秋植えがおすすめ!イチゴの育て方|プランター栽培のコツや増やし方を解説 ノラボウナ(のらぼう菜) ノラボウナ(のらぼう菜)は、在来種のナバナの一種です。おひたしや炒め物といった料理に使われ、苦みやえぐみが少ないことから食べやすいと人気があります。気温の変化とともに成長して花を咲かせる野菜のため、育てる土地の環境に合わせて栽培スケジュールを組む必要があります。 分類 アブラナ科アブラナ属 種まき時期 8~11月 苗の植え付け時期 9~12月 収穫時期 3~5月 旬の時期 春 おすすめの食べ方 サラダ、おひたし、炒め物、和え物、天ぷらなど 日持ち・保存方法 日持ちは冷蔵の場合2~3日 野菜室にて立てた状態で保存する 冷凍の場合は軽く塩ゆでし、水を切ってから保存する 栄養素 βカロテン、ビタミンC、葉酸、鉄分、カルシウム、食物繊維 ノラボウナは、葉だけではなく茎も食べることができ、和え物や天ぷらなど幅広い料理で活躍する点が魅力。花が咲くと味が落ちてしまうため、収穫は蕾のタイミングで実施しましょう。また、株の数を増やしたい場合には、あえて花を咲かせれば種をとることができます。 種まきと苗の植え付け、どちらの方法でも育てられるため、気候や栽培を開始するタイミングに合わせて選択してください。 11月に野菜を植えるために必要なもの 11月に家庭菜園を始める際に必要となるものを紹介します。実際に種や苗を購入する前に、ホームセンターや園芸店などに足を運んで一式揃えておくと、スムーズに栽培を開始できるでしょう。 鉢・プランター 家庭で野菜作りを始めるにあたって、専用の畑を所有していない方が大半でしょう。そのため、まずは種や苗を植えるための「鉢」や「プランター」が必要です。 野菜が成長したときの大きさや、植え付け時の間隔などを考慮して、適切なサイズを選ぶことが大切です。横幅や奥行きだけではなく、深さもしっかりと確認しましょう。 ▶鉢・プランターの商品を見てみる 培養土 鉢やプランターに入れる土は、野菜専用の「培養土」がおすすめです。基本の用土に加えて、栄養豊富な用土がミックスされており、野菜の成長を助ける役割を果たします。 培養土は手作りも可能ですが、市販のものであれば手軽に栽培を始められるでしょう。また、市販の培養土は清潔なため、野菜が病気にかかるリスクも軽減できます。 ▶培養土の商品を見てみる 関連記事 培養土とは?家庭菜園・ガーデニング初心者におすすめな選び方や使い方を解説 鉢底石と鉢底ネット 鉢やプランターに土を入れる際は、まず鉢底に「鉢底石」や「鉢底ネット」を敷きます。石やネットを敷くと水はけや通気性が良くなり、野菜の根腐れを防いだり成長を促したりする効果が期待できるため、ぜひ積極的に使ってください。 鉢底石には、軽くて通気性に優れた「軽石」や、丈夫な「黒曜石(パーライト)」といった種類があります。また、鉢底石は発泡スチロールやレンガ、プラスチックの破片などでも代用できます。 ▶鉢底石の商品を見てみる ▶鉢底ネットの商品を見てみる 肥料 栽培用の「肥料」も、丈夫で健康な野菜を育てるためには欠かせないアイテムです。肥料には主にチッソ、リン酸、カリという3つの要素があり、野菜作りには2つ以上の要素が含まれている「複合肥料」が適しています。 また、肥料には植え付け時に使用する「元肥」と、植え付け後に追加する「追肥」があり、さらに形状のタイプも幅広く展開されているため選び方が非常に豊富です。 肥料選びに悩んだら、店頭で「野菜用」として販売されているものを選ぶとよいでしょう。野菜の種類によって適切な肥料は異なるため、購入時には育てる野菜に対応しているかどうかを確認してください。 ▶肥料の商品を見てみる そのほかのもの 野菜を栽培するうえで、基本となる容器や土のほかに「あると便利なもの」も準備しておいて損はないでしょう。 まずは、土を入れたり耕したりするための「スコップ」です。先端の形によって「剣スコ」と「角スコ」と呼ばれる2つの種類があるため、使いやすいタイプを選んでください。 毎日の水やりに欠かせない「ジョウロ」は、水がシャワー状になって出てくるものが適しています。繰り返し使うアイテムのため、扱いやすい大きさや重さのものがおすすめです。 大きく成長した茎や葉をカットする際に活躍する「園芸バサミ」も、一つ持っておくといいでしょう。剪定時はもちろん、収穫の際にも使えるものが便利です。 11月に植える野菜の注意点 11月は全国的に気温が低く、寒い日が続く時期です。秋植え野菜の多くは寒さに強い傾向があるものの、極度の気温低下は病気や葉枯れの原因となります。そのため、11月に野菜を植える場合は寒さ対策をしっかりとおこなってください。 土の上を覆う「防寒シート」や「不織布」などを使用するほか、スペースに余裕があれば専用の「トンネル」を設置するとよいでしょう。また、寒さ対策を実施すると土が乾燥しやすくなるため、こまめな水やりや湿度の管理も大切です。 初心者におすすめ!11月に植える野菜から育ててみよう 11月に植えた種や苗のほとんどが、春ごろになるとおいしい野菜へと成長します。植物を育てるうえで冬の寒さを越えるのは大変なイメージがありますが、適切な対策やお世話を継続できれば、決して難しくはありません。 ぜひこの機会に冬の野菜作りに挑戦して、暖かい季節の訪れとともに手作りの野菜を目や舌で楽しんでみてはいかがでしょうか。 プランター栽培で必要なものを見てみる
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