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キャンプでの炊飯方法|初心者でも簡単においしく炊くポイント

キャンプでの炊飯方法|初心者でも簡単においしく炊くポイント

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キャンプに行ったら、まず挑戦してみたいのが炊飯。キャンプでの炊飯は失敗してしまっても、それが醍醐味と感じられるものです。

とはいえ、せっかくならおいしいご飯を炊きたいというのが、キャンパーの思いではないでしょうか。そこで本記事では、初心者でも簡単においしく炊けるキャンプ炊飯の方法について解説します。

また、炊飯に必要な道具や材料も紹介しますので、これからキャンプで炊飯に挑戦したい方はぜひ参考にしてみてください。

キャンプでご飯を炊く3つの方法

キャンプでご飯を炊く2つの方法

キャンプでご飯を炊く方法としてもっともポピュラーなのが飯盒(はんごう)です。そのほか、ライスクッカーを使って炊く方法もあります。それぞれの炊き方やメリット、デメリットを把握して、自分に合った方法を見つけてみてください。

飯盒で炊く

飯盒で炊く

飯盒は、アウトドアでご飯を炊く際によく使われるアイテムです。ワイルドな印象を与える見た目は、まさにキャンプにピッタリといえるでしょう。初めてキャンプ炊飯をする方にもおすすめの方法です。

基本的な飯盒は、そら豆のように曲がった形状をしています。これは、ぶら下げて持ち運ぶ際に体にフィットさせるためといわれています。

サイズは大きめのものが多く、2合以上炊きたい場合に適しています。そのため、家族や友人と2人以上で使用する場合に使うのがおすすめです。

また、近年はメスティンという小型の飯盒も人気です。少量の炊飯にも向いているので、ソロキャンプの際にも役立ちます。

上手に炊ければ、ふっくらとした炊きあがりで、おこげも楽しめることが飯盒で炊く魅力といえます。飯盒でご飯がおいしく炊けるのは、中蓋の圧力によって炊きあがりのムラが少なく、甘く炊きあがるからです。

飯盒にはさまざまな形状のものがありますが、初心者は丸型飯盒と呼ばれる安定感のある飯盒を使用するといいでしょう。また、水量線がついているものや、蓋と中蓋をつなげることで食器として使用できるものもあります。

ライスクッカーで炊く

アウトドア調理に使う器具のなかでも、特に炊飯向けに作られた、飯盒よりも厚みのある器具をライスクッカーと呼びます。飯盒と比べると厚みのある設計で、吹きこぼれや焦げ付き、熱ムラなどが起こりづらいメリットがあります。また、ライスクッカーには基本的に目盛りがついており、水をはかる必要がありません。

丸型タイプや四角型タイプなど、さまざまな種類があるので、好みに合わせて選びましょう。内側にこびりつきづらい加工が施されているものもあります。

キャンプでの炊飯に必要な道具・材料

キャンプでの炊飯に必要な道具・材料

ご飯を炊く手段がわかったところで、次は必要な道具や材料を確認していきましょう。炊飯には、それほど多くの道具を必要としません。そのため、初めてキャンプ飯に挑戦する方にも適しています。

必ず用意するべきアイテムは以下のとおりです。

  • 飯盒または、ライスクッカー
  • バーナーと燃料
  • 耐熱手袋
  • お米と水

さらに、ご飯のお供になるおかずを持っていけば、普段とは違う白米を楽しめるでしょう。

飯盒・ライスクッカー

まずは、飯盒・ライスクッカーのなかから、お好きなものを選んでください。それぞれ炊き方や特徴が異なりますが、初心者におすすめなのは、炊飯を目的として作られたライスクッカーです。手間がかからず、失敗もしにくいメリットがあります。

バーナーと燃料

バーナーと燃料があれば、簡単にご飯を炊けます。マッチやファイヤースターターで火をつけたり、炭や着火剤を使って焚き火でご飯を炊いたりすることも可能ですが、難易度が高いため初心者には向いていません。

初めのうちは、バーナーや燃料で炊飯に挑戦してみましょう。

耐熱手袋

飯盒やライスクッカーは、加熱すると非常に熱くなります。素手で持ち上げることはできないため、必ず耐熱手袋を用意しておきましょう。

タオルなどでも代用できますが、隙間から火傷してしまうおそれがあります。耐熱手袋はおしゃれなデザインのものも多く販売されているため、お気に入りを見つけてキャンプをさらに楽しみましょう。

お米と水

そして最後に、欠かせないのがお米と水です。キャンプでは使える水の量が限られているため、お米は無洗米を使うのがおすすめです。

事前に自宅で研いで行く方法もありますが、お米に湿気を含ませたままにしておくとカビが生える危険があります。事前に自宅で研いでおく場合には、一度乾燥させてから食品保存用袋などに入れて、乾燥材を入れておくと良いでしょう。

Tips
無洗米を炊くときは、通常よりも水を少し多めにすると、おいしく炊くことができます。

キャンプで簡単においしく炊飯する方法・ポイント

キャンプで簡単においしく炊飯する方法・ポイント

ここでは、キャンプ初心者でもおいしくご飯を炊く具体的な手順と注意点をご紹介します。キャンプで簡単においしく炊飯するためには、下記の手順を守りましょう。

  1. お米を研いで浸水させる
  2. 水の量を調節する
  3. 火加減を調節しながら炊飯する
  4. 火を止めて蒸らす

お米を研いで浸水させる

普段食べているお米をさらにおいしくするためには、研いだあとに浸水させましょう。お米を研いだあとにすぐ炊飯をすると、芯が残りやすくなってしまいます。よりふっくらとしたご飯を楽しみたいのであれば、浸水は欠かせません。

浸水の目安時間は、夏は30分、冬は1時間ほどです。しっかりと浸水させておくことは重要ですが、逆に浸水させすぎるのも避けなければなりません。浸水させすぎるとお米がもろい状態となり、炊飯中に砕ける原因となります。

水の量を調整する

炊飯で特に重要となるポイントが水の量です。基本的に飯盒など使用する調理器具の目盛り通りに水をいれます。

ただし、柔らかいご飯が好きな方や、少し硬めに炊きたい方は、水の量を調節してみてください。初めは難しいかもしれませんが、徐々に好きな柔らかさのご飯に仕上がる水の量がわかってくるでしょう。
炊飯する際の水の量の目安を一覧にまとめたので、参考にしてみてください。
基本的な炊き方

1合(150g) 200㏄
2合(300g) 400㏄
3合(450g) 600㏄

硬めの炊き方

1合(150g) 180㏄
2合(300g) 360㏄
3合(450g) 540㏄

柔らかめの炊き方

1合(150g) 230㏄
2合(300g) 470㏄
3合(450g) 700㏄
Tips
計量カップが無いときは、500mlのペットボトルなどサイズが決まっている容器で大まかな水量を測ってみてください。

火加減を調節しながら炊飯する

適切な量の水を入れたら、いざ炊飯です。炊飯は火加減を調節しながらおこないましょう。容器の厚みや使用されている素材、お米の分量によって加熱時間が異なります。

まずは強火で一気に沸騰させ、吹きこぼれ始めたら弱火まで火力を落としてください。弱火にしてから15分程度加熱を続けると、湯気が出なくなり、パチパチという音も聞こえなくなります。このような合図があれば、火から下ろしましょう。

途中で中の状態が気になっても、最後まで蓋を開けてはいけません。蓋を開けることで内部の圧力が低下したり、温度が下がるからです。圧力や温度が下がるとうまく炊けず、芯が残った状態になることがあります。

温度が下がるなら加熱時間を伸ばせばいいように思われますが、加熱時間を不必要に伸ばすと底の部分が焦げてしまいます。

うまく炊けているか不安で、どうしても中の状態を確認したいときは開けてもよいですが、1〜2回のみにしておきましょう。

火を止めてお米を蒸らす

ご飯が炊きあがって火からライスクッカーを下ろしたら、蓋を開けずにタオルなどで包んでください。その状態のまま10分ほど蒸らせば、ふっくらつやつやのご飯に仕上がります。

バーナーであれば蒸らす前に火力を強め、水分を飛ばすとべたつきづらくなります。また、蒸らしても芯が残っている場合は、水を少しだけ追加して火にかけ直し、沸騰させて弱火で加熱する工程をもう一度おこなってみてください。

キャンプ場でご飯を炊いてみよう!

キャンプ場でご飯を炊いてみよう!

自然の中で楽しむ炊飯は、キャンプの醍醐味のひとつです。
水の量や火加減、加熱の時間さえ守ればおいしいご飯を炊けるので、ぜひこの機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。

ご飯の基本的な炊き方がわかれば、パエリアや炊き込みご飯など、アレンジを加えてさらにキャンプ飯を楽しむことができますよ。

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