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レモングラスの育て方|増やし方や冬越しなど栽培のコツを初心者向けに解説

レモングラスの育て方|増やし方や冬越しなど栽培のコツを初心者向けに解説

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レモングラスは爽やかなレモンの香りが特徴的なハーブです。ハーブティーやエスニック料理、さらには虫除けなど、日常生活のさまざまな場面で活用できます。熱帯地方が原産であるため日本の寒さに耐えられるのか不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。適切な環境と冬越しのコツさえつかめば初心者でも自宅で簡単に育てられます。本記事ではレモングラスの育て方から増やし方、冬越しの方法まで詳しく解説します。

レモングラスの基本情報

“木製のプレートに並べられた、根元が白く葉が青々とした新鮮なレモングラス"
レモングラスは、南インドや東南アジアなどの熱帯地方を原産とするイネ科の多年草で、ススキのような細長い葉が特徴の植物です。葉や茎には「シトラール」という成分が含まれており、これがレモンに似た爽やかな香りを生み出しています。この心地よい香りは私たちにとって癒やしとなりますが、実は猫が苦手とする匂いでもあるため、手軽な猫よけハーブとしても大変人気があります。まずは、レモングラスがどのような植物なのか、基本的な情報から確認していきましょう。

 

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項目 内容
科名 イネ科
属名 オガルカヤ属
和名 檸檬茅(レモングラス)
英名 Lemongrass
学名 Cymbopogon citratus
別名 レモンソウ
原産地 南インド、東南アジア
分類 多年草
販売時期 5月~7月
開花時期 7月
耐暑性 強い
耐寒性 弱い

レモングラスの主な品種

レモングラスには主に西インド型と東インド型の2つの品種が存在します。私たちが一般的にハーブティーや料理の風味付けとして楽しんでいるのは西インド型という品種です。西インド型は株元がふっくらとしており香りが強いのが特徴です。一方、東インド型は主に精油の抽出目的で栽培されており、葉の幅が少し広く西インド型よりも背が高く育つ傾向があります。用途に合わせて品種を選ぶことが大切ですが、家庭菜園では手に入りやすい西インド型を選ぶのがおすすめです。

レモングラス栽培に必要なもの

“家庭菜園の土の上で、植え付けや増やし方に適したレモングラスの苗を手に持っている様子"
レモングラスを育てるためにはいくつかの園芸用品を揃える必要があります。苗は園芸店やホームセンターなどで春から初夏にかけて出回ります。鉢植えで育てる場合は根がよく張るため大きめの鉢を用意することが重要です。

必要なもの 用途・選び方
春先に出回る、株元が太くて葉が青々としたものを選びます
プランター・鉢 根張りが良いため10号以上の大きめが適しています
培養土 市販のハーブ用培養土や野菜用培養土を使います
肥料 追肥用の緩効性肥料もしくは液体肥料を用意します
鉢底石・鉢底ネット 水はけを良くし、根腐れを防ぐために必要です
スコップ・シャベル 苗の植え付けや土を混ぜる際に使用します
園芸ハサミ 収穫時や、枯れた葉を剪定する際に使用します

レモングラスの栽培時期カレンダー

“太陽の光を浴びて生き生きと育つ、細長い葉が特徴的なレモングラスの株"
レモングラスは春から秋にかけて成長し冬は休眠期に入ります。それぞれの季節に合わせた作業を行うことで大きく健康に育てることができます。寒さに弱いため、秋以降のスケジュール管理がポイントです。

作業名 適した時期 作業のポイント
植え付け 5月から7月 十分に気温が上がってから行います。梅雨時期の植え付けも活着が良くおすすめです。
肥料(追肥) 5月から10月 成長期の夏場は肥料切れに注意し、定期的に与えます。
収穫 6月から10月 葉の長さ30cm以上になり茎が十分太くなったら、外側の葉から順次収穫できます。
冬越し準備 10月から11月 最低気温が10度を下回る前に、鉢上げやマルチングなどの寒さ対策を行います。

レモングラスの育て方

“お庭の地植えで大きく立派に成長し、青々と茂ったレモングラスの複数の株"
レモングラスを元気に育てるためには日当たりや水やり、肥料の管理が欠かせません。熱帯原産の植物であるため暖かく日差しの豊かな環境を好みます。それぞれの環境条件やお手入れのコツについて詳しく解説します。

適した日当たりと置き場所

レモングラスは日光を好む植物です。そのため日当たりと風通しの良い場所を置き場所に選んでください。日照不足になると葉の香りが弱くなったり、茎が細く軟弱に育ったりすることがあります。強風に当たると葉が折れてしまうことがあるため、 風の強すぎる場所は避け、成長に合わせて支柱を立てるなどの対策をしましょう。真夏の強い日差しにも耐えられる丈夫さを持っていますが水切れには注意が必要です。

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苗の植え付け方

苗の植え付けは十分に暖かくなった5月から7月頃が適期です。鉢植えの場合は水はけを良くするために鉢底石を敷き、市販の培養土を入れて根鉢を崩さずに苗を植え付けます。この時、深植えにならないように注意し株元が少し土から出る程度の高さに調整します。地植えにする場合は日当たりの良い場所を選び、あらかじめ腐葉土などをすき込んで水はけを改善しておきます。植え付けた後は鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えて土と根を密着させます。

水やりの頻度と量

レモングラスは生育が旺盛で水をよく吸うため水切れを起こさないように管理します。鉢植えの場合は土の表面が白く乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水を与えてください。夏場は特に土が乾きやすいため朝と夕方の2回水やりが必要になることもあります。一方、地植えの場合は根付いた後の水やりは基本的に必要ありません。何日も雨が降らず土が極端に乾燥している場合は涼しい時間帯を見計らって水を与えます。

Tips
葉の先が茶色く枯れてきたり、葉が丸まったりしている場合は水不足のサインです。ただし、土が常に湿っているのにこれらの症状が出る場合は、水のやりすぎによる「根腐れ」の可能性もあります。特に受け皿に水が溜まったままの状態は根腐れを引き起こしやすいため、こまめに捨てるようにしてください。

肥料の種類と与える時期

葉を次々と収穫するためには肥料を切らさないことが重要です。植え付け時には土にゆっくりと効く緩効性肥料を元肥として混ぜ込んでおきます。その後、成長が活発になる5月から10月の間は月に1回程度の頻度で固形肥料を株元に与えるか、2週間に1回程度の頻度で液体肥料を水やりの代わりに与えます。肥料が不足すると葉の色が薄くなったり新しい葉が出にくくなったりするため、葉の様子を観察しながら適切に追肥を行います。

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レモングラスの収穫と剪定

“レモングラスの収穫や剪定のために、株の根元付近をしっかりと手で掴んでいる様子"
レモングラスは成長が早いため、こまめに収穫を兼ねた剪定を行うことで、株の風通しを良くし病害虫を防ぐことができます。草丈が高くなりすぎると風で倒れやすくなるため適切なタイミングで収穫することが大切です。

作業内容 ポイント
収穫の目安 葉の長さが30cm程度、枚数が15枚以上になった頃
収穫方法 株元から10cmから15cmのところを園芸ハサミで刈り取ります
日常の剪定 枯れた葉や傷んだ葉を根元から取り除きます
注意事項 葉の縁で手を切りやすいため手袋を着用します
Tips
レモングラスは中心部分から新しい葉が出てくるため、外側の葉から順に収穫しましょう。

レモングラスの増やし方

“白背景に並べられた新鮮なレモングラスの茎と、その中心部がよくわかる輪切りの断面"
レモングラスは種から育てることもできますが、家庭菜園では株分けや水挿しで増やすのが一般的で確実な方法です。株分けは大きく育った株を分割して増やす方法で、水挿しは切った茎を水に浸して根を出させる方法です。どちらも気温が20℃を超える5~9月の生育期が適しています。

増やし方の種類 植え付けのコツ
株分け 大きな株を根ごと切り分けて植え付けます。1株あたりの根は3~5本が目安です。
水挿し 茎を水に浸して発根させてから土に植えます。発根するまでの1~2週間は毎日水を取り替えて清潔に保ちましょう。

レモングラスの冬越しの方法

“屋外の地植えで大きく成長し、冬越しの対策を待つレモングラスの密集した株"
レモングラスは寒さに弱い性質を持っているため日本の厳しい冬を屋外で越すのは困難です。気温が10度を下回るようになると成長が止まり霜に当たると枯れてしまいます。そのため環境に合わせた冬越しの準備が必要です。

栽培環境 冬越しの対策
鉢植え 室内や日当たりの良い窓辺に取り込みます
地植え(暖地) 葉を短く切り詰めてマルチングで防寒します
地植え(寒冷地) 株を掘り上げて鉢に植え替え室内に移動させます
冬の水やり 乾燥気味に管理し水を与えすぎないようにします

鉢植えの場合の冬越し

鉢植えで育てているレモングラスは、秋が深まり最低気温が10度を下回る前に室内に取り込みます。室内に移動させる前に草丈を10cmから15cmほどに短く切り詰めておくと、スペースを取らず管理がしやすくなります。置き場所は暖房の風が直接当たらない日当たりの良い窓辺が適しています。冬の間は休眠期に入るため水を吸う力が弱くなります。土の表面が完全に乾いてから数日後に水を与える程度にとどめ、乾燥気味に管理してください。

レモングラスに発生しやすい病害虫

“レモングラスの細長い葉に止まる、茶色の羽に目玉模様のあるジャノメチョウの仲間"
レモングラスは香りが強いため比較的虫がつきにくい植物ですが環境によっては病害虫が発生することがあります。日頃から株の様子を観察し早期発見と早期対処を心がけることが大切です。

病害虫名 発生時期と対策方法
アブラムシ 春から秋に新芽に発生しやすく、植物の汁を吸って弱らせます。見つけ次第、粘着テープや薬剤で駆除します。
ハダニ 夏場の高温乾燥時に発生しやすく、葉の裏に潜みます。葉に水をかけて予防します。
さび病 葉に茶褐色の斑点ができる病気で、長雨や湿気の多い時期に発生します。発病した葉は切り取って処分します。

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収穫したレモングラスの活用法

“ガラス容器に入った乾燥レモングラスの茶葉と、背景に添えられた淹れたてのハーブティー"
無農薬で育てたレモングラスはさまざまな用途で楽しむことができます。収穫した葉は生で使うだけでなく乾燥させて保存することも可能です。ここでは代表的な3つの活用方法について詳しくご紹介します。

定番のハーブティー

レモングラスの最も手軽で人気のある活用法がハーブティーです。生の葉を3cmから5cmほどの長さに刻み、ティーポットに入れて熱湯を注ぎます。5分ほど蒸らすと、爽やかな香りが広がる淡い緑色のハーブティーが完成します。レモングラス単体でも美味しくいただけますが、ミントやカモミールといった他のハーブや紅茶の茶葉とブレンドするのもおすすめです。夏場は濃いめに淹れたものを氷で急冷しアイスティーにして楽しむこともできます。

 

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エスニック料理に挑戦

レモングラスはタイ料理やベトナム料理などのエスニック料理に欠かせない香草です。「世界三大スープ」の一つであるトムヤムクンや本格的なグリーンカレーにはレモングラスの茎の部分がよく使われます。茎の硬い部分を包丁の背で軽く叩きつぶしてから煮込むことで、スープ全体に豊かな香りが溶け出します。細かく刻んで肉料理の炒め物に加えたり魚と一緒に蒸したりすることで、食材の臭みを消し風味豊かに仕上げることができます。

手作り虫除けスプレー

レモングラスに含まれる「シトラール」という香り成分には虫を寄せ付けない忌避効果があり。この効果を利用して天然成分の手作り虫除けスプレーを作ることができます。鍋にたっぷりのレモングラスの葉と水を入れて煮出し、冷ました液をスプレーボトルに移すだけで簡単にできあがります。より本格的に作りたい場合は、無水エタノールを使って成分を抽出する方法もあります。市販の化学物質が含まれた防虫剤を避けたい方や自然の香りで虫対策を行いたい方に大変おすすめです。

まとめ

“お庭や畑で大きくこんもりと成長した、初心者でも育てやすいハーブのレモングラス"

レモングラスは日当たりと水やりの管理を丁寧に行うことで初心者でも元気に育てられます。寒さには弱いため、栽培環境に合わせた冬越しの対策をしっかりと行ってください。収穫した葉をハーブティーや料理などに活用し、心地よい香りのある暮らしをお楽しみください。

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