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家庭菜園をプランターで始める方法|初心者でも栽培しやすいおすすめ野菜を季節ごとに紹介

家庭菜園をプランターで始める方法|初心者でも栽培しやすいおすすめ野菜を季節ごとに紹介

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限られたスペースを活用して家庭菜園を楽しめるのがプランター栽培の魅力です。適切なサイズのプランターを選び、お手入れを丁寧に施せばおいしい野菜が収穫できます。

本記事ではプランター栽培のコツを初心者向けに解説。収穫時期ごとの野菜選びから栽培のやり方までご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

プランターで家庭菜園は可能?必要な環境(スペース)

プランターで家庭菜園は可能?必要な環境(スペース)
プランターを活用すれば、少しのスペースでも家庭菜園を楽しむことができます。野菜が健やかに育つための条件が整えられれば、お庭はもちろんベランダや軒下などでも家庭菜園が可能です。

野菜が育ちやすい環境を整えるために、育てる野菜に合わせてプランターのサイズを選び分けたり、季節に合わせて置き場所を調節したり、鳥対策をしたり、プランター栽培ならではの工夫が必要になります。

プランター栽培に向いている野菜の選び方や、具体的なお手入れの方法などを以下で紹介しますので、ぜひ家庭菜園にチャレンジしてみてください。

春・夏のプランター菜園向けおすすめ野菜

春から栽培できる野菜はラディッシュ・ミニトマト・ナス・キュウリ・ピーマンやシシトウ・エダマメなどです。春は育てられる植物が多く、一年の中で最も園芸が盛り上がる季節です。

ラディッシュ

ラディッシュ
ラディッシュは3~4月に種まきを行い、3~5月に植え付けを行うと、短期間で収穫できるまで成長します。種まきから1ヵ月程度で収穫できる成長スピードの速さから、二十日大根とも呼ばれている野菜です。

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ミニトマト


ミニトマトは3~4月に種まきを行い、4月中旬~7月下旬ごろに植え付けを行います。収穫時期は7月~10月上旬頃です。
ミニトマトを育ててみたい方は、以下の記事も参考にしてみて下さい。

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ナス

ナスは料理のバリエーションが多く、使いやすい野菜です。4月〜5月に植え付けを行います。6月には実がなって収穫できるようになり、上手に育てれば秋ナスも収穫できます。高温多湿な日本特有の気候にも強いといわれている野菜です。

キュウリ

キュウリは家庭菜園で定番の野菜です。4月〜5月ごろに植え付けを行ったあと、30〜40日程度の短期間で収穫が可能になります。

ピーマン・シシトウ

ピーマンの上手な栽培方法
ピーマンやシシトウは病気や害虫に対して比較的強く、初心者にもおすすめです。2〜5月に種まきを、4月下旬~6月上旬に植え付けを行います。6〜10月上旬が収穫時期です。

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枝豆


エダマメは収穫後に鮮度が落ちやすいため、とれたてを食べられる家庭菜園におすすめです。5~6月に種まきを行い、6~8月中旬まで収穫が可能です。

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ニンジン


ニンジンを夏から育てる場合は、6月下旬〜8月上旬に種まきを行い、11〜12月にかけて収穫します。プランターで栽培する場合は、ミニ人参と呼ばれる小型の品種がおすすめです。

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サツマイモ

サツマイモは5~6月に植え付け、10〜11月に収穫を行います。長期間にわたって保存しやすいサツマイモは、丈夫な特性から育てやすい野菜です。

小松菜

小松菜は暑さに強く、冬以外のほぼ一年中育てはじめることができます。種まきから約1ヶ月ほどで収穫でき、初心者にも育てやすい野菜です。

秋・冬から育てられる野菜

秋・冬は気温が下がり、育てられる植物は限られてきますが、ジャガイモや春菊、ほうれん草などはこの時期でも育てることができます。

ジャガイモ

じゃがいもの栽培をする際の注意点
ジャガイモは9~10月に植え付けを行い、10~11月に収穫します。栽培時期が短く、大量に収穫できるのがジャガイモの魅力です。

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春菊

春菊は種まきを9~10月に行えば、10~12月には収穫が可能です。涼しい気候を好むため、秋に栽培を始めて冬に収穫する野菜として適しています。

ほうれん草

ほうれん草は9~10月に種をまき、10~11月に植え付けと収穫を行う野菜です。寒さに強くさまざまな土質で育てられます。

プランター菜園に必要なもの


プランター菜園をはじめる際は、以下のものを準備しましょう。

  • 野菜の苗
  • プランター・鉢
  • 培養土
  • 鉢底石・鉢底ネット
  • 肥料
  • スコップ
  • ジョウロ
  • 園芸ハサミ
  • 支柱

プランターはプラスチック製や金属製など、素材は好みに合わせて選びます。サイズは野菜に合わせて選ぶのがポイントです。鉢底石と鉢底ネットはプランターに敷いて使う道具で、水はけをよくしたり、土の流出を防いだりする役割があります。

培養土は野菜用と表記されている商品を選んでみてください。また、使う機会が多いジョウロは容量だけでなく、持ち運びしやすいかも考慮して選ぶのがおすすめです。

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プランター菜園のやり方・コツ

プランター栽培のやり方・コツ

育てる野菜の種類や栽培する環境によって詳細なコツは異なりますが、プランター栽培の基本は同じです。プランターや培養土、肥料など必要な道具をそろえたら、一つひとつの手順をおさえて、プランター菜園にチャレンジしてみてください。

正しい手順で植え付ける

必要な道具を用意したら、鉢底石・培養土・苗の順でプランターに入れ、植え付けを行います。プランター栽培は植え付けが重要。プランターの選定から植え付けまで、丁寧に作業するのが大切です。

プランターに用土を入れる

プランターに用土を入れる前に鉢底石を入れます。プランターの底に穴が開いている場合は、鉢底ネットを敷くのが大切です。ネット入りの鉢底石なら洗って再利用も可能。市販のネットに鉢底石を入れて敷き詰める方法でも再利用できます。

続いてプランターのフチから3cmくらい下を目安に、培養土を入れます。3cm開けるのは水やりの際に、水があふれてしまうのを防ぐためです。培養土は通気性を良くして根腐れを抑えたり、元肥が配合されていたりと、種類ごとに特徴が異なります。

苗を植え付ける

苗を植え付ける前に、培養土に苗を入れるための穴を掘っておきます。苗は固まっている根をほぐさず、傷が付かないように静かに取り出すのがポイントです。ポット底の穴に指を入れて、やさしく押し出してみてください。あらかじめ掘っておいた穴に苗を入れ、根の部分が隠れるように土を被せて完了です。

支柱を立てる

つる性の野菜や、実が大きくなる野菜には支柱を立てます。支柱はつるを巻き付けて育てたり、実の重さで根から倒れないように防いだりする役割があります。

支柱は3本を三角形で設置し、支柱の隣同士に横向きで棒をくくり付けます。また、植え付けたばかりの苗が風にあおられて倒れないように、苗のそばに小さいサイズの支柱を添えるのもおすすめです。

季節に合わせて水やりをする

水やりは基本的に土の表面が乾いたタイミングで行います。水をやりすぎると根腐れを起こすので、適切な量を与えましょう。
水やりの時間や量は季節に合わせて調節するのがポイント。春~秋にかけては鉢の底から水が流れ出るまで行います。

また、特に気温が高い夏の時期には、水が熱されることを考えて涼しい早朝のうちに行うのがおすすめです。気温が低い冬は、夜間や早朝など特に冷え込む時間帯に水やりをすると根が凍結して痛むため、午前中からお昼ごろに行います。野菜の種類を変えておよそ1年中楽しめるプランター栽培は、季節ごとに水やりの頻度を調節するのが大切です。

害虫・鳥害対策をする

ベランダでプランター菜園を行う場合、排水溝の汚れや洗濯物の柔軟剤、コケやカビなどにつられて、虫が集まります。害虫対策として虫よけグッズを設置したり、野菜にも使える殺虫スプレーや防虫ネットを使うのがおすすめです。

また、プランター菜園では害虫だけでなく鳥害対策も重要。鳥がプランターに植えた野菜の葉をかじり、回復不可能な状態におちいってしまう可能性もあります。鳥害対策グッズとして、鳥よけネットや特殊な装飾を施した風船、鳥害対策用のラメ入りテグスなどの使用を検討してみてください。

家庭菜園向けのプランターの選び方

家庭菜園向けのプランターの選び方
プランターを使った家庭菜園を成功させるには、正しいプランター選びが大切です。野菜に合わせて深さや大きさを選ぶ必要があります。大きく分けると、実をつける野菜と根菜類は深めのモノ、葉菜類はやや浅めのモノがおすすめです。ここではプランターの選び方を詳しくご紹介します。

プランターの「深さ」は育てる野菜に合わせる

まずは育てたい野菜が実をつけるタイプかチェックしてみてください。
トマトやナスなどをはじめとする、実をつける野菜は深さ30cm以上の深型プランターが適切です。
地中に実をつける根菜類も30cm以上のモノを選びます。

あまり深くまで値を伸ばさない葉菜類は15~25cmのサイズが適切です。また苗同士を密集させて植える場合は根が下に伸びることを考慮し、25cmほどある深めのプランターがおすすめです。

プランターの素材毎の特徴

サイズはもちろん、素材もプランター選びの重要な要素。素材ごとに重量や価格などだけでなく、耐久性や通気性、見た目の高級感などにも関わってきます。

安価で使い勝手がよいプランターを選びたい方にはポリプロピレンやプラスチック製の商品がおすすめ。軽量で持ち運びやすいだけでなく、植え付けやお手入れがしやすいように機能面も重視したプランターがあります。

木製プランターは通気性の高さがポイント。熱を通しにくく水の蒸発をおさえられるため、高温や乾燥に弱い野菜の育成に適しています。見た目を重視したい方には陶器やテラコッタがおすすめ。特にテラコッタは水はけがよいのも魅力です。

排水スリットや持ち手付きなど機能性に注目

そのほか、栽培を手助けするような機能が付いたプランターもあります。根腐れしやすい植物の栽培では、側面の下側に排水スリット(排水用の切れ込み)が付いた商品がおすすめです。排水スリットは根が吸収できなかった余分な水を排出するための穴で、水のあげすぎを抑制すると同時に、適度に通気性も保ちます。

気温や日の差し具合によって移動させるシーンもあるプランター菜園では、持ち手付きのプランターが活躍します。天候による移動だけでなく、植え替え作業で作業しやすい場所に移動したいときにも役立ちます。

まとめ

プランター菜園で十分な大きさ・味の野菜を収穫するには、野菜が根を強く張れるように適切なサイズのプランターを選ぶのが重要です。また、日々の水やりは季節ごとに時間と量を調節して行います。

虫害や鳥害などの対策も施し、ベランダやちょっとしたスペースで家庭菜園を楽しんでみてください。

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