4月に植える花19選｜プランター・花壇におすすめの苗や球根を紹介

新しい季節がはじまる4月は、多くの花々が開花期をむかえます。豊富な種類や花色から選ぶことができるため、ガーデニング初心者の方が植える時期としてもおすすめです。

本記事では、4月に植える開花株や苗、球根のおすすめ19選をまとめました。4月に植える花を選ぶ際のポイントについても解説しています。お気に入りの花を植えて、春のプランターや花壇に彩りを与えましょう。

4月に植える花｜初心者におすすめの開花株13選

4月は春の訪れとともにガーデニングをはじめる最適なタイミングです。開花株を選ぶことで、植えてすぐに美しい花を楽しめるため、初心者の方でも手間なく華やかな花壇や寄せ植えを演出できるでしょう。

春らしさを感じられるチューリップや開花期の長いマリーゴールドなど、演出したいイメージに合わせて選んでみてください。4月に植えて元気に育つ、おすすめの開花株を12選ご紹介します。

マリーゴールド

鮮やかで存在感を持つ花が特徴のマリーゴールド。花付きが良く、開花期が長い点が特徴で、こまめに花がら摘みをするとより長く美しい花を楽しめます。

暑さに強く比較的簡単に育てられるため、初心者の方にもおすすめです。マリーゴールドには大きく3つの種類があるため、花色や草丈を確認して選びましょう。

花壇には大きく育つ「アフリカン・マリーゴールド」、プランターには小ぶりなサイズの「フレンチ・マリーゴールド」や「メキシカン・マリーゴールド」がおすすめです。

アネモネ

春の訪れを感じられるアネモネは、秋に植えて春に咲く秋植え球根としても人気の花です。4月は開花株を植え付けます。

カラフルな花色が魅力のアネモネは、花壇やプランターに植えるメインの花としてぴったりです。花が踊るように咲くため、繊細な葉茎が見えるように背丈の低い花やリーフプランツと合わせるとおしゃれなガーデンを演出できます。

チューリップ

春に咲く定番の花として人気の高いチューリップ。4月は、開花株やつぼみの付いた苗を植え付けることで、すぐに花を楽しめます。

チューリップは開花期間が1〜2週間と短いため、植える場所を見極めることがポイントです。毎日の暮らしで目に入りやすい玄関前の花壇やプランターなどに植えて、春の花を楽しみましょう。

マーガレット

丸型の花が株一面に咲く姿がかわいらしいマーガレット。やさしい色合いをしており、春を演出する花壇のメインとして楽しめます。4月は開花株・苗ともに多く出回っています。

初心者の方でも比較的育てやすいものの、過湿には弱いため、風通しの良い場所に植え付けてください。また、花を多く付けるマーガレットは栄養を必要とするため、植え付け時には元肥を混ぜ込み、開花中も様子をみながら追肥をおこないましょう。

クレマチス

さまざまな花色や花姿から選べる点が魅力のクレマチス。つる性の多年草で、アーチやフェンスに絡ませて育てると立体的なガーデンを演出できます。

クレマチスには、春・夏・秋・冬それぞれの季節に咲く品種があり、4月は春咲きや四季咲き品種の開花株が出回ります。品種により育て方が異なるため、購入後は必ずラベルを保管し、開花時期や剪定方法を確認できるようにしましょう。

アリッサム

こんもりとした株一面に小花が密集して咲く、かわいらしい姿が魅力のスイートアリッサム。さまざまな植物との相性が良く、花壇の縁取りやプランターの寄せ植えにぴったりです。

暑さに弱く、夏には枯れてしまいますが、4月に植えてから梅雨時期くらいまで長く花を楽しめます。花や葉に直接水がかからないよう、株元にやさしく水を与えましょう。

フクシア

下向きに可憐な花を株一面に咲かせるフクシア。イヤリングのような花が特徴で、1株植えるだけでも上品なガーデンを演出できます。

白と赤、赤と紫、淡いピンクと濃いピンクなど、色の組み合わせのバリエーションを楽しめる点も魅力です。少々重みのある花を付けるため、高さのある鉢や花壇に植えて、下向きに咲く姿を楽しみましょう。

ラナンキュラス

アネモネやチューリップと同じ秋植え球根の一つとして人気のラナンキュラス。4月は開花株が出回ります。

花色が豊富で、さまざまな花壇や寄せ植えのメインとして活用できます。1輪1輪の存在感があり、上から見た姿も美しいラナンキュラスは、植える場所が低くなる花壇やプランターにもおすすめです。

アイビーゼラニウム

複数の花が丸くまとまって咲く姿が目を惹くアイビーゼラニウム。ゼラニウムの園芸品種の一つで、つる性のリーフプランツである「アイビー」の葉に似ていることから、アイビーゼラニウムの名前で流通しています。

茎が枝垂れながら生育する点が特徴で、上から吊るすハンギングバスケットに適しています。ゼラニウムは常に乾燥した土を好むため、初心者の方は水のやり過ぎに注意してください。

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ネモフィラ

春らしさを感じられるやさしい色合いと、カーペット状に咲く点が魅力のネモフィラ。4〜5月にかけて次々と花が咲くため、4月に植えてすぐに華やかなガーデニングを楽しめます。

草丈が低いため、花壇の縁取りや園路脇などに植えるといいでしょう。ネモフィラは比較的育てやすく初心者の方におすすめですが、蒸れに弱い点には注意が必要です。花や葉に直接かからないよう、株元にやさしく水を与えましょう。

フランネルフラワー

ふんわりとしたやさしい雰囲気が魅力のフランネルフラワー。花も葉もやわらかい手ざわりをしており、いやしを感じられる花です。

酸性の土を好み、真夏の暑さや冬の寒さに弱いため、土選びや置き場所に注意してください。混植を避けられるプランターや鉢に植え付け、真夏や冬は置き場所を移動して適切な環境で育てましょう。

ナデシコ（ダイアンサス）

かわいらしい花が株一面に咲き、春らしさを感じさせてくれるナデシコ（ダイアンサス）。カーネーションと同じナデシコ科の花として人気です。

花色や咲き方のバリエーションが豊富なナデシコは、お好みの花を選ぶ楽しみがあります。とても丈夫で育てやすく、複数株を植え付ける花壇にもおすすめです。

ラベンダー

初夏に涼しげな花を付けるラベンダー。入眠効果を高めるハーブとしても人気が高い花です。花はドライフラワーやポプリにすることで、インテリアとしても楽しめます。

ラベンダーにはさまざまな品種があり、ダイナミックなイングリッシュガーデンから鉢植えまで幅広く活用できます。プランターに植える場合は、背丈が低い矮性種がおすすめです。

4月は苗と開花株が出回ります。比較的育てやすいラベンダーですが、蒸れに弱いため、花壇に植える場合は風通しの良い場所を選びましょう。

4月に植える花｜初心者におすすめの苗・球根6選

4月は気温が上昇して根の動きが活発になるため、初心者の方でも比較的簡単に育てられます。翌年以降も花を楽しめるラベンダーなどの多年草、夏に花が咲く春植え球根は、4月の植え付けが適期です。

4月に花壇やプランターに植えられる球根や花苗を活用して、ガーデニングのベストシーズンを楽しみましょう。

ダリア

鮮やかな花色と豪華な花姿が魅力のダリアは、春植え球根の代表格で、花壇の主役として活躍します。一般的には球根から育てますが、4月は苗も多く出回るほか、種からでも栽培できます。

販売形態は品種によって異なるため、花色や草丈を確認して選ぶといいでしょう。草丈が1ｍ以上になる品種は、風で倒れないように支柱で支えると安心です。

また、球根から育てる場合は、夏に土中で腐ってしまわないように注意が必要です。水はけの良い場所に植え付けて、元気な株に育てましょう。

ブルーデージー

細く伸びた花茎の先に、さわやかな青色の花が咲くブルーデージー。常緑性で細く繊細な葉をしており、花が少ない時期も鮮やかな緑でガーデンを明るく演出できます。

斑入りの葉をした種類も人気があり、寄せ植えのリーフプランツとして植えることもできます。咲き終わったら花茎の元から切り取り、次々と咲く花を楽しみましょう。

クチナシ

6〜7月ごろに真っ白の花が咲き、甘い香りを放つ点が特徴のクチナシ。三大香木（四大香木）の一つとして、ジンチョウゲやキンモクセイと並ぶ香りが強い庭木です。

日本を原産地とするクチナシですが、寒さに弱く地植えでの冬越しが難しい地域もあります。また、根付いたあとの移植が難しく、大きくなるとまわりの日光をさえぎってしまうため、成長後をイメージして植え付けをおこないましょう。

アゲラタム

ふんわりとした小花がまとまって咲く姿がかわいらしいアゲラタム。やさしい色合いをしており、春の花壇や寄せ植えにぴったりです。

草丈や花色によって雰囲気を変えられるため、植え付ける場所に合わせて選ぶといいでしょう。まとまりが良く背丈が低い矮性種（わいせいしゅ）は、プランターに向いています。背丈が高い高性種は、花壇への植え付けがおすすめです。

メカルドニア

鮮やかな黄色の花と緑の葉のコントラストが美しいメカルドニア。素朴な雰囲気を持ち、ナチュラルガーデンにぴったりです。また、暑さに強く開花期が長い点も特徴です。

下へしだれるように育つメカルドニアは、ハンギングバスケットや高さのある鉢に向いています。地植えにすると這うように育つため、グランドカバーとして花壇に植えてもいいでしょう。

ナスタチウム（キンレンカ）

鮮やかな花色と丸型の葉がかわいらしいナスタチウム（キンレンカ）。ハーブの一つとしても人気のナスタチウムは、葉や花を食べることが可能です。

また、独特な香りはアブラムシが嫌うため、害虫予防としても活躍します。開花期が長く、こまめに花がら摘みをすることで次々と咲く花を楽しめるでしょう。

4月に植える花を選ぶポイント

4月にはさまざまな花苗や球根が店頭に並ぶため、どれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。4月に植える花を選ぶ際は、以下のポイントを押さえておきましょう。

• 根元がぐらぐらしていない
• 茎が間延びしていない
• つぼみの数が多い
• 葉の色が良く勢いがある
• 害虫が付いていない

株全体に勢いがある元気な花苗を選びましょう。開花している数だけではなく、これから咲くつぼみがしっかりと付いていることも大切です。

葉が薄くなっていたり黄色くなったりしていないか、葉の裏などに害虫が付いていないかも確認してください。

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4月のガーデニングで花が絶えない生活空間をつくろう

4月はガーデニングをはじめる絶好のタイミング。開花株や苗・球根をそれぞれ選び、開花時期が異なる花で花壇の計画をすることもおすすめです。

また、プランターを活用すれば、ベランダや狭いスペースでも草花で華やかなガーデニングを楽しめます。4月のガーデニングを成功させて、花が絶えない生活空間を楽しみましょう。